福島4号機 燃料プール冷却停止
東京新聞 2012年6月30日 夕刊
東京電力は30日、福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの冷却装置で、午前6時25分ごろに異常を知らせる警報が鳴って自動停止したと発表した。
冷却が停止した時のプール温度は31度で、放射性物質を含む水の漏えいは確認されていないという。東電は、水温が急上昇するとはみていないが、原因を調査するとともに、別系統の冷却装置を稼働させるか検討している。
4号機の燃料プールでは、6月4日にも冷却が停止していた。
4号機プールは原子炉建屋5階にあり、未使用の燃料204体を含む計1535体が保管されている。今夏に未使用の燃料を試験的に取り出す予定。
30日、冷温停止したときのプールの水の温度は31度。この温度は、午前6時25分時点。
別系統の冷却装置を稼働させるか、検討する。
東京新聞の続報(下)
予備の冷却装置起動できず 福島4号機の燃料プール
東京新聞 2012年6月30日 19時07分
東京電力福島第1原発4号機の使用済み燃料プールの冷却装置が停止した問題で、東電は30日、予備として設置されている別系統の冷却装置も起動できない状況にあると発表した。
プールの温度は急上昇していない。
東電は原因を調べている。
冷却装置は同日午前6時25分ごろ、システムの異常を知らせる警報が鳴って自動停止した。
本来なら予備の装置を使って冷却を再開させるが、何らかの原因で起動できなかった。
30日午後4時現在のプールの温度は35.8度で、1時間当たり約0.26度上昇している。
夕方になって、「別系統の冷却装置も起動できない状況にある」と発表。
30日午後4時現在のプールの温度は35.8度。
この記事のアップが19時07分。
東電のホームページを見ても発表なし。
現在、この状態が続いているものと判断します。
つまり、4号機の使用済み燃料プールの水は循環冷却していない状態が続いている、ということです。
東電広報から進捗状況を逐一メールで受け取っている吉本興業のおしどり♀マコさんのツイッターに経緯が書かれてあります。
以下、重要部分のツイートを取り出して時系列で上(いちばん古い)から下(最近)へ並べたもの。
東電から、マコさんへのメールは、6月30日の午後19:41で終っています。
「復旧作業については、明日(今日7月1日)、準備が整い次第、実施する予定」(東電広報)って、どうも危機感が麻痺しているようなのです。
実施しなければ、世界が大変なことになるでしょうに。
プールからの水漏れは「ない」(東電が嘘をついていなければ)ということですから、水を送る配管ではなく循環冷却システムのどこかに不具合が生じていて、その原因が突き止められない、ということです。
プールの水が循環冷却できずに、そのままにしておくと、プールの中に沈めてある燃料棒の崩壊熱によって、徐々に温度が上がっていき、最後には沸点を超え、ジルコニウム被覆管が溶けて、放射能火災が起こります。
現場の人たちは命をかけて、ギリギリまで残ろうとするでしょうけれど、放射能火災が起これば、即死レベルの放射能を浴びることになるので、残ったとしても犠牲者が増えるだけで、作業的には意味がなくなります。
已む無く全員撤退。
1、2、3、4号機も誰一人いなくなります。
後は時間の問題で、1、2、3号機の原子炉、使用済み燃料プールも冷却できなくなります。
…ということです。
東電の言う「管理温度の上限温度65度」というのは、その限界ということです。
4号機の使用済み燃料プールの温度が、おおよそ60度くらいまで上がると、一気に蒸発が進むので、温度は直線的に上がっていくのではなく、曲線を描いて急上昇します。
ですので、60度を目安に考えておく必要があります。それまでの時間は分かりません。
しかし、これが北半球の人々の「命と健康、そして子々孫々の遺伝子のタイムリミット」ということになります。
なぜ、こうしたメールが、マコさんに行くかというと、東電がプレスと認めたマスコミ関係機関には、このような緊急報告が行くようになっているからです。
マコさんは、本職のジャーナリストではありせんが、所属している吉本興業がマスコミ関係ということから、東電広報側でプレスと認めているのでしょう。
吉本興業にも他の新聞社、テレビなどの大マスコミの連中と同様に、こうした情報が入るのです。
↑上の茶色の部分は、どうも違うようです。
「東電が吉本興業をプレスの一部として認めているのでしょう」と判断したのですが、これは違うようです。
これは、おしどりのマコさんが記者会見参加の条件を満たしているためとのこと。
多少、この世界の「悪しき習慣」を知っているつもりですが、おしどりのマコさんの場合は、それに当てはまらないようです。
所属している吉本興業とは関係がなく、マコさん個人が「報道関係者」として東電側に認知されたということです。
しかし、おしどりのマコという人は、ただ者ではない。選挙に出なはれ。応援する。
この茶色の部分は、そのまま残しておきます。
だから、読売も産経も、日経も、その系列のテレビも、この事態を知っているのです。
今回も、東京新聞が真っ先に報道したということです。
読売、産経から東京新聞に切り替えましょう。極悪新聞、極悪テレビは局は潰すべきです。
ただし、ネットで発信しているジャーナリスト、個人事業主としてのフリージャーナリストには、こうした情報は行っていないと思われます。
なんとか、私たちが頼りにしている、こうした腕っ節の強いジャーナリストの方たちに、頑張って欲しいと思います。
4号機プールの循環冷却システムの停止は、4月12日にもありました。
そして、6月4日にも循環冷却システムの停止がありました。
毎月1度の割合で起こっています。
これは、完全に現場の作業の仕組みができていないのです。
現場の統括に問題があるだろうし、何より細野豪志・原発担当、そして、完全にサイコパスと化した野田佳彦が、まったく無関心であることが最大の原因なのです。
私は、前から言っていますが、この連中には一刻も早く精神鑑定を受けさせる必要があると主張しています。彼らは、すでに判断能力を完全に失っています。
原因は、「現場制御盤にてUPS故障、UPSバイパス給電、熱交換器ユニットAトリップ、および、熱交換器ユニットBトリップ、の警報が発生していることを確認」とありますから、配電関係の故障のようです。
水漏れは「ない」(彼らが嘘をついていなければ)とのことですから、時間は、ある程度、稼げます。
最悪の場合は、再びキリンでプールに水を直接入れることになります。
キリン担当の作業員は、こうした事態に備えて日頃から訓練を続けていると、事故の収束に当たっている東電の小森明生常務が記者会見で言っていますが、どうでしょうか。
キリンを使って注水を行う、ということは、去年の3月18日の深夜の決死の作業のように、プールから水蒸気が蒸発する中、じゃぶじゃぶ上から水を入れるということです。
当然、超高濃度の汚染水が建屋の下に溜まります。
またまた作業員が重大な被曝をする恐れがあります。
循環冷却システム全体が復旧しなければ、この状態がいつまでも続きます。
その先に何があるのでしょうか。
田村市40マイクロシーベルト!4号機の拙速な解体作業が原因ではないのか
2012.06.26_11.59--12.59(TBS_JNN) 6月26日の様子
とんでもない埃が風に舞っています。
この日は、どうも南西方角に流れているようですので、風下の人たちが心配です。
この動画から、どうもプラズマアークで切断した後、解体工事専用のハサミ(ニプラー)で引きちぎっているようです。
この工事が、少なからず影響していることは確実です。
このJNNのライブを見た谷岡さんが、すぐに保安院に連絡して、工事の改善を求めたそうです。
下の動画は、上の動画の前日、6月25日の作業の様子。
4号機解体作業(11:07-14:15)2012-06-25(TBS/JNN/福島第一原発ライブカメラ)
4号機のプールのすぐそばで解体作業をやっているのが見えます。
現場は、かなりプレッシャーをかけられているものと思われます。
作業員の安全管理はできているのだろうか。
気を緩めることなく作業員の安全確保、地域住民の避難を実行して欲しい。
野田・仙谷を完全排除しないと、やららないでしょう。
クリックてソース元へ
福島第一原発から35km離れた場所にモニタリング・ポストが設置してある田村市常葉町の空間線量率が、28日に突然、42マイクロシーベルト/時に急上昇したのですが、これは自治体に問い合わせた人によると、「計器の故障」という返答。
まさか、そうではないでしょう。
この日の田村市の天候は、どうだったでしょう。局地的な雨が降ってはいなかったのでしょうか。
田村市の手前の葛尾村の線量は横ばいですが、原発近くの他の自治体のモニタリング・ポストは、果たして健全なのでしょうか。
5月26日、初めて国内・国外のメディアに4号機建屋近くまで接近することを許可した入構取材が行われましたが、このとき、記者団に対して細野は「事業者に任せるのではなくて、国としても、しっかり関与する余地がある」と明言。
結局、保安院は、細野の命令どおり仕事をやっていないのです。
保安院のサボタージュが横行していることは間違いのないことです。
現在、日本のみならず、全地球が抱える最凶の驚異は、ユーロ崩壊がどうとか、イラン・イスラエル戦争がどうとか、ではなく、野田佳彦、細野豪志、枝野幸男、仙谷由人らのサイコパスが政権中枢にいるということなのです。
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