コンテンツにスキップ

花乃まりあ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かの まりあ
花乃 まりあ
生年月日 (1992-10-12) 1992年10月12日(32歳)
出身地 日本の旗 日本 東京都多摩市
身長 163cm
血液型 O型
職業 女優
ジャンル 舞台ドラマ
活動期間 2010年 -
活動内容 2010年:宝塚歌劇団入団、宙組配属
2014年:花組へ異動、花組トップ娘役就任
2017年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開
配偶者 既婚
主な作品
宝塚歌劇
ベルサイユのばら
新源氏物語
ME AND MY GIRL
『金色の砂漠』
ドラマ
越路吹雪物語
備考
宝塚歌劇団卒業生
テンプレートを表示

花乃 まりあ(かの まりあ、1992年[1]10月12日[2] - )は、日本女優。元宝塚歌劇団花組トップ娘役[3]

東京都多摩市[2]恵泉女学園中学校出身[2]。身長163cm[1]。血液型O型[1]。愛称は「かのちゃん」[2]

来歴

[編集]

2008年、宝塚音楽学校入学。

2010年、宝塚歌劇団に96期生として入団[4]。入団時の成績は19番[4]月組公演「THE SCARLET PIMPERNEL」で初舞台[4]。その後、宙組に配属[4]

可憐な容姿と豊かな表現力で入団当初から注目を集め[5][6]、2012年、凰稀かなめ実咲凜音トップコンビ大劇場お披露目となる「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」で、新人公演初ヒロイン[7][6][3]

2013年の「モンテ・クリスト伯」で2度目の新人公演ヒロイン[7][6]。続く「the WILD Meets the WILD」でバウホール公演初ヒロイン[6]。続く「風と共に去りぬ」で3度目の新人公演ヒロイン[7][6][3]

2014年3月1日付で花組へと組替え[8]。同年、蘭乃はな退団公演となる「エリザベート」で4度目の新人公演ヒロイン[6][9]。同年11月17日付で花組トップ娘役に就任[5][3]明日海りおの2人目の相手役として、翌年の「カリスタの海に抱かれて/宝塚幻想曲」で新トップコンビ大劇場お披露目[6][3]

2017年2月5日、「雪華抄/金色の砂漠」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[3][5][10]

退団後は2018年の「越路吹雪物語」(テレビ朝日系)で、テレビドラマに初出演[5]。宝塚OGでもある淡島千景役で本格女優デビュー[10][5]。また同時期に退団した同期で元雪組トップ娘役・咲妃みゆと、初舞台以来となる共演を果たした[5]

2019年より情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)で、特集コーナーの担当リポーターを務めるなど、活躍の幅を広げている[10]

2021年に一般男性と結婚したことを報告[11]

2024年には第1子の妊娠を発表した[11]

人物

[編集]

パッチリした瞳の癒やし系美女として注目を集め、そのルックスからファンの間では「宝塚の綾瀬はるか」と呼ばれた[5]

宝塚歌劇団時代の主な舞台

[編集]

初舞台

[編集]

宙組時代

[編集]

花組時代

[編集]

花組トップ娘役時代

[編集]

出演イベント

[編集]
  • 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
  • 2015年9月、第53回『宝塚舞踊会』[12]
  • 2016年4月、『ME AND MY GIRL』前夜祭
  • 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』

宝塚歌劇団退団後の主な活動

[編集]

舞台

[編集]

ドラマ

[編集]

情報番組

[編集]
  • 2019年4月 - 2024年3月末[23]、2024年10月 - 日本テレビ系『ZIP!』 - 特集コーナー担当リポーター[10]

吹き替え

[編集]
  • 2023年、『北極百貨店のコンシェルジュさん』 - クジャク彼女[24]

受賞歴

[編集]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c 花乃まりあ 公式プロフィール フロム・ファーストプロダクション。[リンク切れ]
  2. ^ a b c d 『宝塚おとめ 2016年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、32頁。ISBN 978-4-908135-67-5
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 花乃まりあサヨナラ特別番組「花のようにほほえんで…」 タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  4. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 122.
  5. ^ a b c d e f g h i j “元花組娘役トップの花乃まりあ、淡島千景さん役大抜てき!本格女優デビューへ”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2018年1月15日). https://www.sanspo.com/article/20180115-PWL6QZESNFNJHG5VX37447OOEY/ 2018年1月16日閲覧。 
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 鶴岡英理子 (2017年2月22日). “第6回 花組トップ娘役・花乃まりあ退団に贈る言葉”. web青い弓. 青弓社. 2020年5月12日閲覧。
  7. ^ a b c d e f 100年史(舞台) 2014, p. 320.
  8. ^ 『2014年 宝塚Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、80頁。ISBN 978-4-908135-34-7
  9. ^ a b c d e f g 【インタビュー】花乃まりあ:宝塚歌劇団退団から5年目、新たな挑戦に飛び込む”. マチソワ. メトロポリターナトーキョー (2021年5月29日). 2021年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月12日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n 鈴木杏、ブルゾンちえみ、花乃まりあ、シルビア・グラブは?”. 演劇キック. 演劇人の活力源. えんぶ (2019年7月28日). 2024年2月12日閲覧。
  11. ^ a b “元宝塚トップ娘役・花乃まりあ、第1子妊娠を発表「命が育っているという神秘に喜び」21年に一般男性と結婚”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2024年2月12日). https://hochi.news/articles/20240212-OHT1T51073.html?page=1 2024年2月12日閲覧。 
  12. ^ 第53回「宝塚舞踊会」('15年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  13. ^ “屋良朝幸主演で贈る最高のミュージカルコメディ!『Gang Showman』9月・10月にシアタークリエで上演!”. 演劇キック (えんぶ). (2020年7月7日). http://enbu.co.jp/kangekiyoho/%e5%b1%8b%e8%89%af%e6%9c%9d%e5%b9%b8%e4%b8%bb%e6%bc%94%e3%81%a7%e8%b4%88%e3%82%8b%e6%9c%80%e9%ab%98%e3%81%ae%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%82%ab%e3%83%ab%e3%82%b3%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3/ 2020年7月7日閲覧。 
  14. ^ “「ELF The Musical」主演は美 少年の岩崎大昇、共演に少年忍者・織山尚大ら”. ステージナタリー (ナターシャ). (2020年8月31日). https://natalie.mu/stage/news/394284 2024年2月12日閲覧。 
  15. ^ “宝塚版「エリザベート」25周年記念コンサートの出演者発表、歴代出演メンバーがずらり”. ステージナタリー (ナターシャ). (2021年2月16日). https://natalie.mu/stage/news/416572 2024年2月12日閲覧。 
  16. ^ 稲垣吾郎「共通点多い」中年探偵役で舞台主演 笑いとロマンティックの大人のエンタメ”. ORICON NEWS (2021年12月8日). 2021年12月7日閲覧。
  17. ^ “美弥るりか主演でオリジナルミュージカル『The Parlor』女性たちの物語を描く”. エンタステージ (株式会社ナノ・アソシエーション). (2022年2月6日). https://enterstage.jp/news/2022/02/101754.html 2024年2月12日閲覧。 
  18. ^ “宝塚OGキャストによる「8人の女たち」上演決定”. ステージナタリー (ナターシャ). (2022年1月13日). https://natalie.mu/stage/news/461418 2024年2月12日閲覧。 
  19. ^ “アニメ「イヴの時間」を荻田浩一の演出で舞台化、主演は瀬戸利樹&花乃まりあ”. ステージナタリー (ナターシャ). (2022年10月12日). https://natalie.mu/stage/news/497183 2024年2月12日閲覧。 
  20. ^ “坂本昌行扮する詐欺師ハロルドのビジュアル解禁、「ザ・ミュージック・マン」共演に花乃まりあ”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年1月14日). https://natalie.mu/stage/news/508813 2024年2月12日閲覧。 
  21. ^ “朝夏まなと・中川晃教が初共演 シアタークリエ『SHINE SHOW!』が上演決定”. SPICE (株式会社イープラス). (2023年3月14日). https://spice.eplus.jp/articles/315871 2024年2月12日閲覧。 
  22. ^ 「フランケンシュタイン」中川晃教・加藤和樹が続投、新キャストに小林亮太・島太星ら”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年5月30日). 2024年5月30日閲覧。
  23. ^ 2024年3月末~9月末までの約半年間は産前産後休業のため一時降板していた。
  24. ^ “「北極百貨店のコンシェルジュさん」津田健次郎、花澤香菜ら第2弾キャスト14人解禁”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年6月12日). https://natalie.mu/comic/news/528318 2023年6月12日閲覧。 
  25. ^ 『2016年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2017年、77頁。ISBN 978-4-86649-005-2

参考文献

[編集]
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0 

外部リンク

[編集]