碧海さりお
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碧海 さりお(あおみ さりお、6月16日[1] - )は、宝塚歌劇団星組に所属する男役スター。
石川県金沢市[2]、星稜高等学校出身[2]。身長168m[1]。愛称は「ちゃりお」、「さりお」[2]。
来歴
[編集]2013年、宝塚音楽学校入学。
2015年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に101期生として入団[3][4]。入団時の成績は5番[3]。月組公演「1789」で初舞台[1]。その後、星組に配属[3][5]。
2020年、礼真琴・舞空瞳トップコンビ大劇場お披露目となる「眩耀の谷」で、新人公演初主演[注釈 1][6][4][7][5]。
人物
[編集]小学校高学年の時に宝塚を初観劇し、その日に宝塚受験を志した[6]。
高校在学中に来校したOB・本田圭佑が口にした「何事にも限界はない。あきらめたら自分が負けだ」との言葉を胸に、最後のチャンスとなる4度目の挑戦で音楽学校に合格した[6][7]。
芸名の「碧」は紺碧の空からとり、可能性は無限という思いをこめた[5]。
主な舞台
[編集]初舞台
[編集]- 2015年4 - 6月、月組『1789-バスティーユの恋人たち-』(宝塚大劇場のみ)
星組時代
[編集]- 2015年8 - 11月、『ガイズ&ドールズ』
- 2016年1月、『LOVE & DREAM』(東京国際フォーラム・梅田芸術劇場)
- 2016年3 - 6月、『こうもり』 - 新人公演:アルフレード(本役:礼真琴)『THE ENTERTAINER!』[6][5]
- 2016年7月、『One Voice』(バウホール)
- 2016年8 - 11月、『桜華に舞え』 - 上士、新人公演:別府晋介(本役:瀬央ゆりあ)『ロマンス!! (Romance)』
- 2017年1月、『オーム・シャンティ・オーム-恋する輪廻-』(東京国際フォーラム)
- 2017年3 - 6月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - 新人公演:ハル(本役:綾凰華)
- 2017年7 - 8月、『阿弖流為-ATERUI-』(ドラマシティ・日本青年館) - 猪足
- 2017年9 - 12月、『ベルリン、わが愛』 - 新人公演:ルードヴィッヒ・クリッチュ(本役:美稀千種)『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』[6]
- 2018年2月、『うたかたの恋』 - フィリップ皇子『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』(中日劇場)
- 2018年4 - 7月、『ANOTHER WORLD』 - 新人公演:杢兵衛(本役:天寿光希)『Killer Rouge(キラー ルージュ)』
- 2018年8 - 11月、『Thunderbolt Fantasy(サンダーボルト ファンタジー)東離劍遊紀(とうりけんゆうき)』『Killer Rouge/星秀☆煌紅』(梅田芸術劇場・日本青年館・國家戯劇院・高雄市文化中心至徳堂)[6]
- 2019年1 - 3月、『霧深きエルベのほとり』 - 新人公演:リコ(本役:天華えま)『ESTRELLAS(エストレ―ジャス)〜星たち〜』
- 2019年5月、『アルジェの男』 - フェリックス『ESTRELLAS(エストレ―ジャス)〜星たち〜』(全国ツアー)
- 2019年7 - 10月、『GOD OF STARS -食聖-』 - 新人公演:P-heaven(本役:天華えま)『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』
- 2019年11 - 12月、『ロックオペラ モーツァルト』(梅田芸術劇場・東京建物 Brillia HALL) - 市民/宮廷人
- 2020年2 - 3月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - プラト、新人公演:丹礼真(本役:礼真琴)『Ray-星の光線-』(宝塚大劇場) 新人公演初主演[6][4]
- 2020年7 - 9月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - プラト『Ray-星の光線-』(東京宝塚劇場)[注釈 1]
- 2020年12月、『シラノ・ド・ベルジュラック』(ドラマシティ) - マルタン/モンフルウリイ
- 2021年2 - 5月、『ロミオとジュリエット』 - 愛[注釈 2]
- 2021年7月、『VERDAD(ヴェルダッド)!!』(舞浜アンフィシアター)
- 2021年9 - 12月、『柳生忍法帖』 - 大道寺鉄斎、新人公演:芦名銅伯/天海大僧正(本役:愛月ひかる)『モアー・ダンディズム!』[2]
- 2022年2月、『王家に捧ぐ歌』(御園座) - サウフェ[2]
- 2022年4 - 7月、『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』 - ヴァルター・オルレイン『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』
- 2022年9月、『ベアタ・ベアトリクス』(バウホール) - ウィリアム・ホルマン・ハント
- 2022年11 - 2023年2月、『ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜』 - セルゲイ『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』
- 2023年3 - 4月、『Le Rouge et le Noir〜赤と黒〜』(ドラマシティ・日本青年館) - ノワール
- 2023年6 - 8月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - オーギュスト・ラマール/代役:ジョルジュ・ジャック・ダントン(本役:天華えま)[注釈 3][8][9]
- 2023年10月、『My Last Joke-虚構に生きる-』(バウホール) - ルーファス・W・グリスウォルド[10]
- 2024年1 - 4月、『RRR×TAKA"R"AZUKA〜√Bheem〜(アールアールアール バイ タカラヅカ〜ルートビーム〜)』 - エドワード『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』
- 2024年5 - 6月、『BIG FISH(ビッグ・フィッシュ)』(東急シアターオーブ) - エーモス・キャロウェイ
- 2024年8 - 12月、『記憶にございません!』 - 鰐淵影虎『Tiara Azul-Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)』
- 2025年1 - 2月、『にぎたつの海に月出づ』(バウホール) - 覚従
TV出演
[編集]- 2015年9月、NHK『経世済民の男 小林一三』後編 - 宝塚歌劇団団員[11]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、110頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c d e <華宝塚>漢(おとこ)の美学示す男役 碧海さりお(星組) 東京新聞。
- ^ a b c 『2015年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、85頁。ISBN 978-4-908135-68-2。
- ^ a b c “星組・碧海さりおが新人公演初主演!新トップ・礼真琴に「どこまでも付いていきたい」”. スポーツ報知. 2020年2月25日閲覧。
- ^ a b c d “フェアリーインタビュー 星組 碧海さりお”. ウィズたからづか. 2020年3月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g “サッカー本田魂で星組新人公演初主演/碧海さりお”. 日刊スポーツ. 2020年2月13日閲覧。
- ^ a b “星組の新人公演で碧海さりお初主演「すごく緊張」”. 日刊スポーツ. 2020年2月25日閲覧。
- ^ 村上久美子. “【宝塚】星組トップ礼真琴が当面休養 東京宝塚劇場公演は15日から中止、代演で19日から再開 - 宝塚 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年11月15日閲覧。
- ^ “休演中の礼真琴、あす24日から公演復帰「喜びと責任を感じております」 宝塚歌劇団が報告”. ORICON NEWS (2023年8月23日). 2023年11月15日閲覧。
- ^ 村上久美子. “【宝塚】星組スター天飛華音が米作家エドガー・アラン・ポー熱演 バウ初主演作開幕 - 宝塚 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年11月15日閲覧。
- ^ 阿部サダヲが現役タカラジェンヌたちと競演! ニュースウォーカー。