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美園さくら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
みその さくら
美園 さくら
生年月日 6月17日
出身地 日本の旗 日本 東京都江戸川区
身長 164cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル 舞台
活動期間 2013年 -
活動内容 2013年:宝塚歌劇団入団
2014年:月組配属
2018年:月組トップ娘役就任
2021年:宝塚歌劇団退団
2024年:芸能活動再開
著名な家族 詩花すず(従妹)
主な作品
宝塚歌劇
雨に唄えば
I AM FROM AUSTRIA
備考
宝塚歌劇団卒業生
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美園 さくら(みその さくら、6月17日[1] - )は、日本女優。元宝塚歌劇団月組トップ娘役[2][1]

東京都江戸川区[2]慶応義塾大学大学院修了[3]。身長164cm[1]。血液型A型[4]。愛称は「さくら」、「さくちゃん」[1]

来歴

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2011年、宝塚音楽学校入学[5]

2013年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に99期生として首席入団[6][7][8][9][10]雪組公演「ベルサイユのばら」で初舞台[6][8]

2014年の阪急阪神初詣ポスターモデルに起用される[11]。同年、組まわりを経て月組に配属[6]

高い歌唱力で早くから注目を集め、2015年の「1789」で新人公演初ヒロイン[7][12]。その後も3度に渡って新人公演ヒロインを務める[13]

2016年の「FALSTAFF」でバウホール公演初ヒロイン[9][8]

2017年の「Arkadia」で2度目のバウホール公演ヒロイン[9][12]

2018年の「雨に唄えば」(TBS赤坂ACTシアター公演)で、東上公演初ヒロイン[9][12]。同年11月19日付で月組トップ娘役に就任[12]珠城りょうの2人目の相手役として、翌年の「夢現無双クルンテープ」で新トップコンビ大劇場お披露目[14][15]

2021年8月15日、「桜嵐記/Dream Chaser」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を珠城と同時退団[16]新型コロナウイルス感染拡大による公演スケジュールの変更のため、当初の予定より半年遅れての卒業となった[17][18]

退団後は芸能活動から距離を置き、慶應義塾大学の大学院へと進学[5][3]メンタルヘルスを研究し、2024年に同大学院を修了[3]。同年より舞台女優としての活動を再開させる[3]

人物

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祖父がミッション系の幼稚園の園長、父が大学教授、母が声楽家[19][10]。幼少より音楽が身近な環境で育った[19]

地元の公立小学校へ入学後、宝塚が好きな伯母に連れられ、宙組公演「砂漠の黒薔薇GLORIOUS!!」で宝塚初観劇[19]。宝塚に入りたいとは思わなかったが、これ以降コンスタントに観劇するようになる[19]

そのころ母に連れられ、アメリカの教会で行われたコンサートツアーのようなものに参加するが、あまり人前に出るのは好きではなかった[19]

私立の中高一貫校に入学後はクラブ活動などもせず、学業に打ち込むようになる[19]。伯母が勉強を教えてくれるようになると飛躍的に成績が伸び、中学1年の後期頃から学年1位になる[19]

伯母の勧めで声楽とバレエを習い始め、中学2年の時、雪組公演「エリザベート」を観劇し、直感的にここに入りたいと思う[19]。これをきっかけに音楽学校受験のための教室に通い始める[19]

勉強では数学検定の準2級を受験したところ、文部科学大臣賞を受賞[19][7]。休日には友達と裁判の傍聴に出かけ、裁判の様子をスケッチしたりするのが好きだった[19][10]

高校に進学後も勉強に打ち込み、一度目の音楽学校受験は三次の面接で不合格となるも、ここまで来られるなんて嬉しいと、悲しい気持ちにはならなかった[19]

二度目の受験は最後と決めて臨む[19]。再び三次まで進むが、面接では数学検定のことしか聞かれず、不合格を直感[19]。合格発表当日、自分の番号を見つけられず母と帰路につく[19]。しかしボードの一番下に番号があったため見落としていて、学校からの連絡で大慌てで引き返す羽目となった[19]

従妹に星組娘役の詩花すずがいる[20]

宝塚歌劇団時代の主な舞台

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初舞台

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組まわり

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月組時代

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月組トップ娘役時代

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出演イベント

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  • 2016年4月、第8回『マグノリアコンサート・ドゥ・タカラヅカ』
  • 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』
  • 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』[25]
  • 2019年10月、第55回『宝塚舞踊会〜祝舞御代煌(いわいまうみよのきらめき)〜』[26]
  • 2021年3月、美園さくらミュージック・サロン『FROM SAKURA』 主演[2]

宝塚歌劇団退団後の主な活動

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舞台

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広告

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脚注

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注釈

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  1. ^ 山下リオとWキャスト。

出典

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  1. ^ a b c d 月組トップ娘役・美園さくら“散り際の美学”「最後まで努力する姿見せる」 スポーツ報知。
  2. ^ a b c d <華宝塚>役を掘り下げて成長 美園さくら(月組) 東京新聞。
  3. ^ a b c d e 美園さくらが宝塚退団後、初舞台「DEATH TAKES A HOLIDAY」に出演へ 産経ニュース。
  4. ^ 『To The Future/宝塚GRAPH 2014年10月号』 阪急コミュニケーションズ、2014年、96頁。
  5. ^ a b (4ページ目)元宝塚歌劇団トップスター美園さくらが慶應大学院に進学 実現したい「場所」づくりとは”. AERA dot. (アエラドット) (2022年7月28日). 2023年9月26日閲覧。
  6. ^ a b c 100年史(人物) 2014, p. 125.
  7. ^ a b c d e 宝塚月組トップ娘役の美園さくら退団へ 珠城と同日”. 日刊スポーツ. 2020年3月23日閲覧。
  8. ^ a b c d e f フェアリーインタビュー 月組 美園さくら”. ウィズたからづか. 2019年10月23日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h i 納得いくまで徹底する「数学体質」/美園さくら - 宝塚 〜 朗らかに - 芸能コラム : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年9月26日閲覧。
  10. ^ a b c d 美園さくらは「対象捕獲能力が高すぎる」最後にして、また新境地へ”. 日刊スポーツ (2021年7月6日). 2021年7月6日閲覧。
  11. ^ a b 100年史(人物) 2014, p. 77.
  12. ^ a b c d e f g h i j 美園さくらが月組トップ娘役愛希れいかの後任に決定 - 芸能 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年9月26日閲覧。
  13. ^ 宝塚歌劇月組トップ娘役・美園さくらが来年2月、珠城りょうと同時退団”. スポーツ報知. 2020年3月23日閲覧。
  14. ^ 男らしさは当代随一 宮本武蔵に挑む/珠城りょう”. 日刊スポーツ. 2019年3月14日閲覧。
  15. ^ a b c d e f 美園さくら、珠城りょうの2代目相手役で本拠地新コンビお披露目”. スポーツ報知. 2019年3月15日閲覧。
  16. ^ Inc, Natasha. “凪七瑠海のバウホール公演決定、月組トップコンビの退団日・今後のスケジュールも明らかに”. ステージナタリー. 2023年9月26日閲覧。
  17. ^ 宝塚雪組トップ望海風斗、月組トップ珠城りょうらが異例の退団日変更/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2023年9月26日). 2023年9月26日閲覧。
  18. ^ 雪組トップ望海風斗と真彩希帆退団は来年4月11日 - 芸能 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年9月26日閲覧。
  19. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『波瀾爆笑!?我が人生 美園さくら/宝塚GRAPH2019年1月号』 宝塚クリエイティブアーツ、2019年、106-108頁。
  20. ^ 『ザ・タカラヅカVIII 星組特集』宝塚クリエイティブアーツ〈タカラヅカMOOK〉、2021年、85頁。ISBN 978-4-86649-185-1 
  21. ^ 風間柚乃 新人公演初主演!夏目雅子さんのめい、演技派として注目”. スポニチAnnex. 2018年2月27日閲覧。
  22. ^ 宝塚月組新人公演「エリザベート」主演の暁千星「独特の空気感でした」”. デイリースポーツ. 2018年9月11日閲覧。
  23. ^ a b <華宝塚>前向きに進化し続ける 美園さくら(月組) 東京新聞。
  24. ^ 宝塚月組・珠城りょう&美園さくらのサヨナラ公演開幕「希望をお届けできるように」 スポーツ報知。
  25. ^ 宝塚4組トップ+轟悠集結、平成ラスト年末恒例公演 日刊スポーツ。
  26. ^ 第55回「宝塚舞踊会〜祝舞御代煌〜」('19年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  27. ^ 小瀧望が“死神”に、ミュージカル「DEATH TAKES A HOLIDAY」ヒロイン役は山下リオ・美園さくら”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年6月22日). 2024年6月22日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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