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敵基地攻撃能力は自衛のための先制攻撃 ロシアのやったこととの違いはあるの?

 岸田政権は、敵基地攻撃能力を保有するため、トマホーク巡航ミサイルを購入すると言い出しています。
 1発当たり1~2億円とも言われていますが、やられる前にやってしまえ、これが敵基地攻撃能力です。
 佐藤正久氏が解説しています。
[深層NEWS]武力攻撃の認定基準「あまり厳格化すると抑止にならない」…自民・佐藤正久氏」(読売新聞2022年10月28日)
「佐藤氏は、自衛目的で相手国のミサイル発射基地などを攻撃する「反撃能力」に関し、どの時点で日本への武力攻撃に着手したかを認定する基準について、「あまり厳格化すると抑止にならない。ある程度、範囲をもった方が良い」と述べた。」

 このような判断にどの程度の客観的な判断基準があるのか、そのようなものあってないようなものです。
 「敵」が攻撃してくる、と思えばそういう判断になります。要するにグレーの範囲が広く、自分が攻撃したいと思ったら攻撃できる、というものになります。
 それが一番、良く表れていたのが米国によるイラク戦争です。
 米国はイラクが大量破壊兵器を所持しているという言い掛かりをつけて攻撃、フセイン政権を崩壊させました。
 要は「先制攻撃」の口実があれば良かったのです。

221015(大通、北大)⑤
2022年10月15日撮影


 米国追従の人たちは決して米国によるイラク戦争を批判したりしませんから、こうした考え方なのでしょう。
 佐藤正久氏も当時は自衛隊員としてイラクまで行っていましたしね。

 こうしてみてくるとロシアとウクライナの間の緊張関係は、イラク戦争のときの比ではなかったということもおわかりでしょう。
 佐藤正久氏の論法でいけば、ロシアによるウクライナ攻撃は、まさに敵基地攻撃能力を攻撃するという意味では正当化されるものです。

 もちろん佐藤正久氏はロシアの攻撃が正当なものとしては認めるはずがありません。それは西側に立っているからです。立ち位置によって正義の意味が変わるというだけです。

 米国(ウクライナ)もロシアも核超大国としての行動としては断じて認めれるものではありません。米ロの対立が世界平和を脅かし、地球の滅亡までも現実のものとなりかねない危うさがあります。

 舛添要一さんの論考も参考になります。
【舛添直言】切迫度はキューバ危機並み、プーチンは核兵器使用を本気で検討」(2022年10月30日)

 この論考でも米ロの代理戦争であることが指摘されていますが、このロシア・ウクライナ戦争が米ロの代理戦争であることは普通に考えればわかることです。
 ただ、舛添さんの分析によればバイデン大統領は当事者適格を欠くようです。
 深く関与しすぎているからだそうです。息子がウクライナとの利害関係があったなんて懐かしい過去です。
 いずれにしても当事者はウクライナではなく米国です。そのリーダーとしてバイデン大統領がどこまでできるのか、です。




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コメント

違いはある

ロシアのウクライナにおける特別軍事作戦や中国や朝鮮の核やミサイルは防衛、自衛、予防のためのもので、正しいもの、平和のためのものです。

日本がそれに効果的に対抗しようなんて、世界平和への挑戦だし、戦犯国家としても許されることではないですね。

No title

>ロシアによるウクライナ攻撃は、まさに敵基地攻撃能力を攻撃するという意味では正当化されるものです。

有り得ないような無茶苦茶なことを言い出してきたぞ。

何を言ってるのよ。敵基地反撃能力とは敵国が自国へのミサイル攻撃に着手した場合に敵国のミサイル基地に反撃をして自国への攻撃を防ぐと言うものですよ。

さらに言えば、そういう反撃能力を持つことにより自国への攻撃を抑止(思い止まらせる)と言うものですよ。

ロシアがウクライナに侵攻したときにウクライナがロシアへミサイル攻撃を着手していませんよ。


朝日新聞デジタルより

【そもそも解説】「敵基地攻撃能力」って何? 今なぜ注目されるのか
https://www.asahi.com/articles/ASQB664YLQB3UTFK00D.html

Q そもそも、「敵基地攻撃能力」とは?

A 文字どおり、敵の基地を直接攻撃する能力のことだ。相手のミサイルの発射拠点をたたく力を備えておけば、相手に攻撃することを思いとどまらせる力になるという狙いもある。


Q 敵基地攻撃能力は、専守防衛の考え方に合っているの?

A 政府の見解は、ある一定の条件では憲法違反ではない、ということになっている。

1956年、当時の鳩山一郎内閣は「我が国に急迫不正の侵害が行われ、その手段として誘導弾等による攻撃が行われた場合、座して自滅を待つべしというのが憲法の趣旨とはどうしても考えられない」としている。

敵が今にもミサイルを日本に撃とうとしている場合、ほかに防ぐ手段がなければ、敵のミサイル基地を最小限の武力で攻撃することは自衛の範囲内、という考えだ。

以上引用

敵が今にもミサイルを日本に撃とうとしている場合に、ほかに防ぐ手段がなければ、敵のミサイル基地を最小限の武力で攻撃をするというものですよ。

ロシアが侵攻をした直前にウクライナがロシアに向けてミサイルを撃ち込もうとしていた事実もありませんし、ロシアはミサイル基地を攻撃したのではなくウクライナを多方面から全面侵攻をして首都であるキエフを落とそうとしていたから、敵基地反撃とは全然違いますね。

>もちろん佐藤正久氏はロシアの攻撃が正当なものとしては認めるはずがありません。

当たり前だろ。佐藤氏の頭の想定している敵基地反撃とロシアのウクライナへの全面侵攻とは全然違いますよ。
誰だって違いますよ。

ロシアのウクライナへの全面侵攻を「敵基地反撃=自国へミサイルを撃ちこもうとしている敵国のミサイル基地を最小限の武力で攻撃すること」などと思い込んでいるのは君だけでしょうね。

>それは西側に立っているからです。立ち位置によって正義の意味が変わるというだけです。

いいえ。プーチンでもウクライナへ全面侵攻をしたことを「ミサイル基地への攻撃」とは思っていないことは確かです。
何しろ、ウクライナを多方面から全面侵攻をしているのですから。今にも自国へミサイル攻撃をしようとしていたミサイル基地だけを攻撃したのではないということくらいプーチンだろうが、ラブロフだろうが、ガルー人だろうが認識できますよ。

>このような判断にどの程度の客観的な判断基準があるのか、そのようなものあってないようなものです。
>「敵」が攻撃してくる、と思えばそういう判断になります。

そんな訳ないでしょ。
じゃあ、今現在に岸田が今まさに韓国が日本にミサイル攻撃を行おうとしていると妄想すれば韓国のミサイル基地に反撃することが可能になるの?
なりませんよ。

憲法を守る気はさらさらない

キリスト教修行僧時代、タバコ吸ったのがバレて修行僧クビになったらしい(高校生か!)、ジョージアのタバコ野郎(ワガママで意志の弱い、客観的な事実に向き合えない愚か者。管理人さん大嫌いなタイプ)ヨシフ・スターリンが、1936年に制定したスターリン憲法は、制限選挙の撤廃、普通直接選挙の採用、労働権、休息、余暇、医療保障、高齢者と病人の看護、居住、教育、文化的援助などを含む、集団的・社会的・経済的な権利が明記されていたのに、制定した殺し屋タバコ野郎が、全く遵守しませんでした。
余りにも偉大過ぎたため、星の数ほどあった犯罪を一つも立件されることなく、大和西大寺でポアされ、壺の唯一神となった安倍壺三は、三権分立を崩壊させ、全ての権力を手中に収めようとしました。(ソビエトの四月テーゼと同じ)
YP憲法99条には、天皇(又は摂政)と全ての公務員が憲法を尊重し擁護する義務を規定していますが、少なくとも統一凶会自民盗ゴロ共に、その気がある者は一人もいません。電通マスゴミからカネ貰い、壺ヒゲ大佐が解説する以前に、統一凶会自民盗ゴロ共を一掃しない限り、敵基地攻撃能力云々の議論になりません。

被爆国であればこそ

『<社説>米、核の傘強化へ 被爆国こそ廃絶先導を』
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1608070.html
>日本は核廃絶交渉の先頭に立つべきだ。米国の核の傘に依存するのではなく核廃絶後の未来像を描くために各国の橋渡し役を担ってほしい。廃絶への前提である「核は絶対悪」との共通認識が不可欠であり、被爆国日本だからこそ訴えに説得力を持つはずだ。
 被爆国には、核廃絶の聖なる使命があるとでも思っているのか? そんなロマンチシズムが国際社会で通用するわけないだろう。
 我が国がするべきは、第3撃は絶対に落とさせないという決意だ。そのためには、核の傘だろうが、反撃能力だろうが何でも備える覚悟が要る。

同じか違うか水掛け掛け論持ち込み狙い (^^);

さすが辣腕弁護士猪野先生の手にかかると
日本の防衛努力が、国際法を冒して
ウクライナに攻め込んだならず者プーチンと
同じかのように料理されかけちゃってます(笑)

こうした、
「同じか違うかへの水掛け掛け論持ち込み狙い」は
同じならず者国家の北の将軍様応援団が
国際社会のお情け援助金を騙して
ホルホル開発してた核ミサイルを
「気象衛星ひまわりうちあげる日本のH2Aロケットと
 科学衛星打ち上げる偉大なる将軍様のロケットと
 同じじゃないか!違うか?」と
ネットに書き込んでいたのを思い出し
まともに相手してごまかされては
行けないものと感じます(^^);

まあ、極悪ヤクザさんが
「ワテラのハジキと サツの野郎の拳銃は
 同じものやろ! 違うっちゅうのか ごらあ」
と言ってるのとおんなじで、
「けど、君たちは ヤクザやん(笑)」
でおしまいなのと同じ構図かと感じます。

猪野亨氏の記事に躓きました

https://noborutadai.livedoor.blog/archives/18717129.html

猪野亨氏の記事に躓きました。
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-5913.html
かねて書いているとおり、嵐の認識と氏の認識はかなり重なるのです。
その分、ちょっとした違いに引っかかるのです。
該記事で言えば、次のような下りです。

佐藤正久氏はロシアの攻撃が正当なものとしては認めるはずがありません。それは西側に立っているからです。立ち位置によって正義の意味が変わるというだけです。

それでは、氏の立場は?


さらに、次のような文章は看過できません。

米国(ウクライナ)もロシアも核超大国としての行動としては断じて認め(ら)れるものではありません。米ロの対立が世界平和を脅かし、地球の滅亡までも現実のものとなりかねない危うさがあります。

氏の立場は、”核戦争”の絶対的回避にあります。
それは正しい。
その危機は、ウクライナ情勢における米ロの緊張状態だけではありません。

No title

「老朽化」嘉手納基地のF-15を退役させ、F-22 ローテーション配備か
10/28(金) 12:44配信琉球放送

アメリカ空軍嘉手納基地の2つの飛行隊に所属するF-15戦闘機が老朽化のため来年退役し、その後はF22戦闘機を6ヶ月交代で送ることを計画していると、イギリスのメディアが報じました。

【写真を見る】「老朽化」嘉手納基地のF-15を退役させ、F-22 ローテーション配備か

イギリスのフィナンシャル・タイムズによりますと、アメリカ空軍は来年、沖縄に駐留するF―15の飛行隊をアメリカ本国とローテーションする部隊に置き換えることを計画しているということです。
F-15が嘉手納基地を離れた後は、アラスカからF-22戦闘機を6か月交代で送ることを検討しています。

記事では複数の軍事専門家が「部隊のローテーションが切れ目なく行われるかは不透明」などの理由で中国を抑止する能力が弱まる可能性があると指摘しています。

一方で「嘉手納基地は中国のミサイルに弱く、ローテーション配備にはメリットもある」とする別の中国専門家の声も伝えています。
以上引用


日米安保条約では、日本は基地提供義務を負っているだけで米軍が日本を守るかどうかは条約の内容ではありません。
守るとしても,F22がアラスカからきて切れますよ。
グアムからかな?


代わりに、トマホーク?

いつか来た道

結局のところ日本は、いつか来た道を歩んで中国やロシア、朝鮮との戦争を行ってしまうのか。

空母を保有し、トマホーク巡航ミサイルを保有し、台湾をめぐる紛争に参戦し、第二次安倍政権以降の自民党内閣が進める、安全保障の名のもとの際限なき国防力強化、軍事力強化、近隣国との対立強化の政策を見る限り、その様な悲観的な気持ちにならざるを得ません。

もともと敵基地攻撃をめぐる議論など、憲法第九条のもと戦力不保持、武力行使が禁じられている我が国ではあり得ないことなのですが、改憲による再軍備と軍事大国日本の再現を理想とする保守右翼勢力は、平和を求める沖縄県を筆頭とする国民の願いに逆行した軍国主義を変えようとはしません。

軍部と右翼の暴力の前に平和を望む声が圧殺された戦前の政治とは違う、民主主義と自由な言論のもとの政治を手にしている筈の我々が、なぜ戦争へ向かう政策を進める自民党政権を止められないのでしょう。

嘗ての日本が中国をはじめとするアジア諸国に加えた、人類史上まれにみる凄惨な加害は、中国や韓国、朝鮮に対する敵対的な世論の形成によって完全に忘却させられ、今では敵基地攻撃能力という先制攻撃能力を容認するまでに、平和を求める市民、国民の願いが歪められています。

戦争だけは絶対に許さないという世論は一体どこに行ってしまったのでしょう。

しかし私が中学生の頃ぐらいには既に、四次防などの巨大な軍備増強計画が保守政権により着々と進められていて、すでに自衛隊は世界第何位という巨大な軍隊としてアジア諸国にその存在を誇示していたのでした。

どうしてそのようなことが起きたのか。

様々な要素があるとしても、日本が平和国家として歩む為に必要だったあの戦争に対する痛切な反省が足りなかった、あるいはほとんど無かったからだとする以外に理解できないのではないでしょうか。

もちろん平和を求めて憲法の理念を忠実に実行することをを求め、過去の歴史と真摯に向き合う人たちも決して少数ではなく多数いたのも事実ですが、決して政治のみならず言論やメディアを含めた日本の社会の主流派と成ることが無かったという動かし難い現実が反映されたものでしょう。

今では権力の監視どころではなく、親権力と言う外ない現在の読売新聞や産経新聞、NHKや民放テレビ、保守右翼系雑誌などの日本の主流メディアに戦争へ向かう現在の政権を止める働きを期待することなど全く出来ません。

その様な厳しい現実の中で平和を求め戦争に反対する少数派市民は何をするべきなのか、何ができるのか。

滅びの前の明るさに惑わされて、戦争という名の大量虐殺に加担する様な愚劣なことは絶対にしたくないと思います。

No title

>もともと敵基地攻撃をめぐる議論など、憲法第九条のもと戦力不保持、武力行使が禁じられている我が国ではあり得ないこと
>なのですが、改憲による再軍備と軍事大国日本の再現を理想とする保守右翼勢力は、平和を求める沖縄県を筆頭とする国民の願いに
>逆行した軍国主義を変えようとはしません。

単なる左翼の妄想に基づく妄言ですね。
憲法9条で一切の武力行使が禁止されているのと言うのはお花畑極左の妄想です。
憲法9条は自衛権まで放棄していませんし、外国の武力攻撃によって国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆されるという急迫、不正の事態に対処し、国民のこれらの権利を守るためのやむを得ない場合の必要最小限の自衛の措置としての武力行使まで禁止していません。

外国の日本に対する武力攻撃から国民の生命、自由、及び幸福追求の権利を守るために自衛隊のような必要最小限の実力組織を持つことまで禁止されている訳ではありません。

毎日新聞より

防衛費の増額必要76% 「反撃能力」賛成66% 毎日新聞世論調査
https://mainichi.jp/articles/20220524/ddm/012/010/114000c

毎日新聞と社会調査研究センターが21日に実施した全国世論調査では、防衛力強化について質問した。自民党が、国内総生産(GDP)の2%を念頭に増額を政府に求めている防衛費については「大幅に増やすべきだ」との回答が26%、「ある程度は増やすべきだ」は50%で、合わせて8割弱が増やすべきだと答えた。「増やす必要はない」は17%にとどまり、「減らすべきだ」は6%だった。防衛費は現在、GDP比1%程度。ロシアのウクライナ侵攻を受けて、防衛力の増強を求める声が高まっているようだ。

自民党は、敵のミサイル基地などを攻撃する「反撃能力」の保有も政府に提言したが、保有について「賛成」は66%で、「反対」の22%を大きく上回った。

以上引用

はて?君の言う国民って誰?
防衛力の強化については、国民の8割弱が必要だと考えていますよ。
そして、敵基地反撃能力については賛成が66%ですよ。

これは、日本で日本国民に対して行った世論調査ですよ。

「国民の願いだ!」などと喚いていますけど、君の言う国民って誰?
左翼の事ですか?中国や北朝鮮やロシアの国民ですか??

多くの日本国民は防衛力の強化や敵基地反撃能力についての必要性を認めているのに、それを「軍国主義」だとか侮辱、侮蔑する君こそ民主主義の敵でしょう。

日本の主権者は日本の国民ですよ。
君のような左翼だけに主権がある訳ではありません。
中国共産党や北朝鮮労働党やプーチンと愉快な仲間たちが日本の主権者である訳ではありません。

日本の主権者は日本国民なのです。

>民主主義と自由な言論のもとの政治を手にしている筈の我々が、なぜ戦争へ向かう政策を進める自民党政権を止められないのでしょう。

日本が防衛力を持つことを「戦争へ向かう政策」などと喚くのは君が無知だからでしょう。

テレ東BIZより

解説:尖閣・半導体・シーレーン~台湾有事はなぜ日本有事なのか~【山川龍雄のニュースの疑問】
https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/txn/kaisetsu/post_256602


この動画の21分30秒あたりから解説されています。

中国が軍事侵攻をするのは相当成功率が高いと判断しなければ侵攻をしない。
侵攻をして無残に失敗する確率が高いと侵攻をしないという事です。

従って、外国の軍事的脅威からの防衛力を整えようとしたり、軍事の話をする人間を「戦争をやりたがっている」などと言って軍国主義者扱いをする連中がいますが、外国の軍事的脅威からの防衛力を整えようとしたり、軍事の話をするような人間こそ真剣に日本の安全保障や平和を考えて戦争を回避したいのですよ。

軍事力には相手の軍行動を抑止する効果があります。
相手に対して「軍事侵攻をすれば手痛いしっぺ返しを受けたりして侵攻をしても無残に失敗するだけだ」と思わせて相手の軍事侵攻などを抑止する(思いとどまらせる)効果があるのですよ。

碌な知識もなく単なる偏見や蔑視感情によって防衛力を備えるべきだと主張する自分と異なる意見の人間に対して「軍国主義者」だの「民主主義を歪めている」などと侮辱、誹謗中傷、ヘイトスピーチを繰り返す君のような極左こそ、自分と異なる意見の持ち主の言論を抑圧しようとする民主主義の敵であり、憲法の指導原理とも言うべき個人の尊重をまったく理解出来ない人間なのですよ。


>嘗ての日本が中国をはじめとするアジア諸国に加えた、人類史上まれにみる凄惨な加害は、中国や韓国、朝鮮に対する敵対的な世論の形成によって完全に忘却させられ、今では敵基地攻撃能力という先制攻撃能力を容認するまでに、平和を求める市民、国民の願いが歪められています。
>戦争だけは絶対に許さないという世論は一体どこに行ってしまったのでしょう。

日本人の多くは、学校教育で戦前の軍国主義、アジア諸国への侵略戦争が間違っていたと徹底的に教育をされますよ。

だから、侵略戦争については多くの日本人は「絶対に駄目」という認識を持っています。

だからこそ、ロシアのやっている侵略戦争について多くの日本人がロシアのプーチン政権を批判しまくっているのでしょう。

それに対して、「ロシアを批判するような奴は、ロシア=悪で思考停止をしているだけの糞馬鹿だ!ゴミだ!アホだ!好戦派だ!」などと侮辱、侮蔑、誹謗中傷を徹底的に行って、そして侵略被害者であるウクライナ人を侮蔑するような発言をしまくっているのは君たち左翼でしょう。

何を言ってるの?

ちなみに、多くの日本人は戦前の日本やロシアが現在やっているような侵略戦争は許されないと考えていますが、外国の軍事的脅威や武力攻撃から日本の主権や民主主義体制、そして自分たちの生命や財産、自由、幸福追求の権利を守るための自衛権を否定なんてしていません。

外国の軍事的脅威による武力攻撃を抑止する(未然に防ぐ)ための防衛力を持つことも否定はしていません。

自衛権は主権国家である日本にも固有の権利として認められています。
ウクライナや韓国も自衛権が認められているのと同じですよ。

>様々な要素があるとしても、日本が平和国家として歩む為に必要だったあの戦争に対する痛切な反省が足りなかった、あるいはほとんど無かったからだとする以外に理解できないのではないでしょうか。
>もちろん平和を求めて憲法の理念を忠実に実行することをを求め、過去の歴史と真摯に向き合う人たちも決して少数ではなく多数いたのも事実ですが、

また、こういう日本人を馬鹿にして貶めるような差別発言、ヘイトを繰り返しますね。
上でも言いましたけど、日本人は戦前の軍国主義や侵略戦争について反省をしているので、軍国主義や侵略戦争を許さないと考えています。だから、ロシアの軍国主義や侵略戦争をも批判するのですよ。

ロシアの侵略戦争を批判する日本人を「思考停止」だのと馬鹿にして侮辱する君たち左翼は

「日本人やロシアに侵略されたウクライナ人には、自衛権を行使して自分たちの生命、財産、自由、幸福追求の権利を守ることは許さない。防衛力を持つことによりロシアや中国や北朝鮮の武力攻撃を抑止することも許さない。」

「ロシアや中国や北朝鮮が外国に侵略をしたり、ミサイルを撃って日本人やウクライナ人や台湾人を殺したり、人権を侵害することはまったく問題ない」

という考えなのですよ。

君のような左翼は、戦前の日本の歴史から「平和主義」を学んだのではありません。

君のような左翼は戦前の日本の歴史から「日本人への民族的偏見、民族的差別感情、民族的侮蔑感情」を身に付けたと言うだけです。

>その様な厳しい現実の中で平和を求め戦争に反対する少数派市民は何をするべきなのか、何ができるのか。


だから、君のような極左が反対しているのは、「日本人やウクライナ人など中国やロシアの軍事的脅威や武力攻撃から自分たちの生命、自由、財産、幸福追求の権利を守ろうとすること」ですよね。

そんなものは平和を求めているとは言いません。

>滅びの前の明るさに惑わされて、戦争という名の大量虐殺に加担する様な愚劣なことは絶対にしたくないと思います。

はあ?君はそれをやっているでしょう。

ロシアの侵略戦争を批判することを「アメリカべったりの右翼」などとレッテル貼りをして侮辱したり、ウクライナが無条件で降伏するように喚き散らしたりして、ロシアの侵略や一般市民の虐殺に加担する愚劣なことをやっているでしょ。

No title

>もともと敵基地攻撃をめぐる議論など、憲法第九条のもと戦力不保持、武力行使が禁じられている我が国ではあり得ないことなのですが、



よく読みましょう。

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、


国際紛争を解決する手段としては、


永久にこれを放棄する。

No title

*日本の主権者は日本国民なのです。

でも国民主権の意味は、世論調査とは無関係ですよ。

国民主権という概念は、天皇主権に対する概念でそれ以上の意味はありません。
従って、
世論調査と国民主権とは無関係ですよ。
この主権という多義的概念は正当性を意味するだけです。

No title

また、学校に行ったことがない自称中国の報道官が意味不明な屁理屈を捏ねて嫌がらせをしていますね。
私に言いがかり、イチャモンをつけるだけのレスをするなと言ってるだろ。

迷惑だと言ってるだろ。
いい加減にしろ。

NHK for school

国民主権
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005311273_00000

国民主権とは、国民が政治を決定する権利を持つという原理です。

明治時代に作られた大日本帝国憲法では主権は天皇にあると定められていました。


こんなの中学校の公民で習いますよね。
東大平行線は、義務教育すら碌に受けたことがないことを露呈するような無知丸出しな喚きばかり繰り返します。

東大平行線へ

これ以上屁理屈を捏ねてレスをして嫌がらせをしてくるなよ。

お前のような人間の相手をするのは時間の無駄なんだよ。

東大平行線は、恥知らずだから性質が悪いんですよ。

No title

東大平行線へ

どうしてお前は私に屁理屈ばかり捏ねて絡んでくるの?

いい加減にしろと言ってるだろ。

私は、お前の相手ばかりしたくないんだよ。

ここにコメントをすればお前の屁理屈、詭弁、印象操作への対応ばかりになってしまうんだよ。

いい加減にその下劣な迷惑行為をやめろ。

時間の無駄なんだよ。

お前のやっていることは明らかに私をターゲットにしている嫌がらせですよね。

とにかく、気に食わないからという理由で屁理屈捏ねて言いがかりをつけて相手が馬鹿なことを言ってるかのように見せかけようとすることしか考えていませんよね。

お前さ、メビウスでも多くの人間から人のいう事に聞く耳を持たずに嘘、出鱈目、屁理屈を捏ねて印象操作をして他人を貶めることしか考えてないと言われていたよね。

絡んでくるな。お前の喚きは屁理屈、詭弁、嘘、出鱈目ばかり捏ねて印象操作ばかりなんだよ。迷惑なんだよ。

No title

東大平行線の粘着には呆れますね。

東大平行線の常套手段は常識レベルの話を言ってることに対して
荒唐無稽で意味不明な嘘、出鱈目を喚き散らして、そして次から次へと屁理屈、詭弁(論点ずらし、藁人形論法)をしまくって水掛け論にして有耶無耶にして相手の言ってることを無効化しようとするものです。

東大平行線は、自分にとって気に食わない人間がコメントをすると相手のコメントの枝葉末節な一部分にだけを抜き出してその常識的な言説や前提に対して対して、荒唐無稽な嘘、出鱈目や屁理屈、詭弁をひたすら繰り返し、話を有耶無耶にして気に食わない人間のコメントを流してしまうというこを常習的にやります。
そして、相手が呆れて無視してコメントをやめると、最後に一方的に自分のプロパガンダを垂れ流すようなことをするのです。

要するに、自分にとって気に食わない人間に言いがかりレベルのレスをしまくって嫌がらせをして黙らせて最後に自分に都合のよいプロパガンダを垂れ流して自分の感情論を押し通そうとしているのです。

No title

*これ以上屁理屈を捏ねてレスをして嫌がらせをしてくるなよ。


屁理屈ではありません。
日本国憲法下では、国民主権の現実化としては、唯一、憲法改正における国民投票法による国民投票だけです。


世論調査は、所詮少数者の意見を統計上の処理を加えてあらわすもので、その意味は統計的な見解だけです。
決して、全国民の意思でも何でもありません。

No title

>屁理屈ではありません。

やっぱり屁理屈だろ。
国民主権とは、国民が政治を決定する権利を持つという原理です。

それに基づいて間接民主主義制度を取っています。

日本は国民主権の国だから、政府も国民の考えを汲み取るような政策を行おうとします。

民意を完全に無視したり、国民の権利や利益を無視して好き勝手なことをしていると、国民から反発をかって政権政党は政権の座から引きずり降ろされますからね。

実例は、民主党政権です。
あまりにも無能で国民から愛想をつかされて政権から引きずり降ろされたのです。

>決して、全国民の意思でも何でもありません。

世論調査とは標本調査です。
全ての国民の意思を調査するのは手間暇、予算的にも莫大なコストがかかるので、無作為抽出したサンプルの調査をして全体の傾向を把握しようとするものです。

そもそも、話の流れは、rotが防衛費強化に反対して、敵基地反撃能力に反対するのが国民の願いだと何の根拠もなく感情論、妄想で決めつけていたから、それを否定する根拠として世論調査を出したのです。

大体そもそも、左翼たちは、国葬については世論調査の結果を持ち出しまくっていただろ。

「国葬に反対するのが多数派である!」とか喚いていただろ。

左翼は本当にダブスタですね。

だから、無知なお前の屁理屈、詭弁、嘘、出鱈目の相手なんてしたくないと言ってるだろ。いい加減にしろ。

No title

国民主権の意味も知らない。

標本調査の意味も知らない。

ほんと、話になりませんよね。

東大平行線とレスのやり取りをするのが嫌である理由に一つは、東大平行線は義務教育レベルの超基本的な知識も碌になく、屁理屈、詭弁、荒唐無稽な嘘、出鱈目ばかり喚いてい来るから、恐ろしく低レベルなやり取りになってしまうのですよ。

そして、いくら説明しても東大平行線は理解力が皆無ですから義務教育レベル、超基本的な知識すらまったく理解できないのです。

説明を理解するにしても、その説明を理解するためには別の基本的な知識が必要なのですが、東大平行線は、基本的な知識の説明を理解するだけの知識すらないのです。

ひたすら、人の言ってる説明を無視して同じような嘘、出鱈目、屁理屈、詭弁を連呼してくるのです。

だから、時間の無駄なのです。

私が東大平行線のことを「学校に行ったこともない」と言ってるのは決して無根拠な決めつけではないのです。

東大平行線自身が「学校は軍人を教育するところなので行く意味がない」と喚き散らしていること。

そして、実際に東大平行線の喚いていることを見ると学校で教育を受けた人間の発言に見えないのです。

レッキとした根拠があるのです。

大体「学校は軍人を教育するところ」なんて学校に行ったことがあれば事実とは異なるくらいのことは分かるはずです。

No title

東大平行線へ

国民主権の意味も知らない。

標本調査も知らない無知なくせにレスをしてくるな。

いい加減にしろよ。

お前は無知すぎるんだよ。

で、無知なくせに謙虚さが全くないんだよ。
自分の間違った思い込みが絶対に正しいと思い込んでいるから人の言ってることに聞く耳を持とうとしないんだよ。

普通はそこまで無知であるなら人の言ってることに謙虚に耳を傾けるべきなんだよ。

それなに、無駄にプライドが高いくて、自分の能力を著しく過大評価をしているから人のいう事にまったく聞く耳を持たない独善の塊みたいな性格をしているし。

だから、お前の相手なんてしたくないの。

お前のような超絶に低レベルで無知な人間の相手をしても時間の無駄。

私が、何を言っても無知で論理的な思考が出来ないから理解できないだろ。

No title

>屁理屈ではありません。

お前の言ってることは明らかに屁理屈だよ。

「国民主権とは憲法改正の投票する権利だけである!」とか

「世論調査は全数調査ではないから全国民の意思を把握することは全くできない!」とか

これらは屁理屈です。

お前が、国民主権の意味を知らず、標本調査という統計の基本的な知識すら碌にないだけ。

No title

>屁理屈ではありません。
日本国憲法下では、国民主権の現実化としては、唯一、憲法改正における国民投票法による国民投票だけです。



日本国憲法前文
日本国民は、正当に選挙された


国会における代表者を通じて行動し、


われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。

No title

*日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて

選挙人団による公務員の選出が終われば、
国民はその結果を引き受けるだけですよ。

地方自治体と異なり、国会議員はリコールもできません。
権力的な契機は皆無。

No title

海鮮丼さん、私が参考にしている佐藤功著『日本国憲法概説』では「国際紛争を解決する手段として」という文言によって自衛戦争が可能であるとする解釈は正しい解釈とすることは出来ない。
また戦力の不保持および武力の行使についても同様に解釈できると書かれているのです。

1.もし自衛の戦争を認めるならば、前に述べたように、自衛権の行使という美名のもとにおいて実際には侵略戦争が行われる可能性がある。第9条が単にそのような程度の規定であるというのでは、特に第9条を規定した意味が失われる。

2。第1項の規の文字だけからは、自衛の戦争は放棄されていないと解すべきであるが、第9条の特色はむしろ第2項にある。すなわち第2項において、陸海軍その他の戦力を保持しないとすることによって、戦争を行う物質的な手段が否定され、また、交戦権を否認することによって戦争を行う法的な根拠が否定されており、この両者によって、結果として、自衛の戦争をも行うことが不可能となり事実上において一切の戦争を放棄したことになるのである。

3.日本国憲法は、およそ戦争に関連する諸制度、すなわち、たとえば宣戦や講和の手続きなどについては何ら規定を設けていない。このことは自衛の戦争をも含めた一切の戦争を予想していないことを示すものと言わなければならない。

rotさん

要するに、敵基地攻撃能力以前の話として、学会の定説では日本国憲法第九条は国家の自衛権を否定しているし、自衛隊は憲法違反の存在であるということですよね。

No title

>海鮮丼さん、私が参考にしている佐藤功著『日本国憲法概説』では「国際紛争を解決する手段として」という文言によって自衛戦争が可能であるとする解釈は正しい解釈とすることは出来ない。

あのさ、自衛戦争と自衛権の行使とは違いますよ。

自衛戦争とは、君が引用している文章中でも説明をしていますけど、

>自衛権の行使という美名のもとにおいて実際には侵略戦争が行われる可能性がある。

とありますよね。自衛戦争とは自国が攻撃されたりすることによって自衛を目的としている武力行使ですけど自衛権の範囲を超えて過剰に相手国を攻撃するような行為ですよ。

これは、自衛権の行使ではなく自衛権の濫用と言えるような行為です。

だから、憲法9条では自衛戦争は認められていません。

自衛権の行使は自衛権で認められた適切な範囲(必要性や均衡性がある)で自衛のために武力行使をすることですよ。

>すなわち第2項において、陸海軍その他の戦力を保持しないとすることによって、戦争を行う物質的な手段が否定され、また、交戦権を否認することによって戦争を行う法的な根拠が否定されており、この両者によって、結果として、自衛の戦争をも
>行うことが不可能となり事実上において一切の戦争を放棄したことになるのである。

政府解釈もほぼこれと同じ解釈ですよ。

交戦権については違う解釈ですけど。
戦争をするための戦力は認められないという解釈です。
認められているのは、国家の存立を守り、国民の生命、自由、幸福追求の権利を守るための自衛の措置を行うための必要最小限の実力組織ですよ。

憲法9条は全ての戦争を放棄しています。侵略戦争のみならず、自衛を目的、名目とした過剰防衛と言えるような戦争行為も放棄しています。

しかし、自衛権までは放棄していません。

憲法9条は、外国の武力攻撃によって国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆されるという急迫、不正の事態に対処し、国民のこれらの権利を守るためのやむを得ない場合の必要最小限の自衛の措置としての武力行使まで禁止していません。

君は、自衛権の行使と自衛戦争をゴッチャにしているのです。

自衛権の行使は戦争ではありませんよ。

国際法でも侵略戦争のみならず自衛戦争も禁止されています。

武力行使も原則として禁止されています。

国連憲章で例外として認められている武力行使は

国連憲章で定められている自衛権の行使や国連安保理決議に基づく平和に対する脅威、平和の破壊または侵略行為に対する集団的措置など例外的に認められる武力行使です。

武力行使をすれば何でもかんでも戦争になる訳ではありませんよ。
自衛戦争と自衛権の行使とは違います。

自衛権の行使は戦争ではありませんよ。
国際法でも認められています。

左翼は武力行使をすれば何でもかんでも戦争だと思い込んでいるのですね。

No title

ずいぶんとレトロな学者を引用していますが、「国際紛争を解決する手段としては」という留保が付いていることから、この条項は侵略戦争を放棄したのであり、自衛戦争までは放棄されてないと考えるのが通説となっています。

No title

>選挙人団による公務員の選出が終われば、
国民はその結果を引き受けるだけですよ。
地方自治体と異なり、国会議員はリコールもできません。
権力的な契機は皆無。


だから?「国民投票」を否定するの?意味不明

No title

第3項 戦力

1  自衛のための戦力

前に第9条の意義について述べたところでは、第9条は一切の戦力を保持しないことを定めたものであるとしたのであるが、この点については、異論もないわけではなく、第9条のもとにおいても自衛のための戦力は保持することができるとする解釈もある。その解釈は、次のように主張する。

第9条第2項前段は、「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と定めている。

そして、前項すなわち第1項が、前に述べた解釈によって、侵略の戦争のみを放棄したものであり、自衛の戦争を放棄したものではないとするならば、この「前項の目的」とは、侵略戦争を放棄するという目的のことであり、従って第2項は侵略のための戦力を保持しないとしたものにすぎず、自衛の戦争のための戦力は保持することができる。自衛のための戦力は保持することができるとする解釈は、右のように主張するのである。

しかし右の解釈は正当ではない。

すなわち、第9条は次の様な理由により、一切の戦力の保持を認めない趣旨である。

(1)右の解釈は第2項の「前項の目的」を解釈するに当たって、第1項における「国際紛争を解決する手段としては」との文字に重点を置いた解釈である。しかし、第2項における「前項の目的」とは、むしろ「前項を定めるに至った目的」と解すべきである。すなわち、文字からすれば、むしろ第1項の最初における「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」するという目的を指すと解する。第1項は、この目的の実現のための手段として「国際紛争を解決する手段として」の戦争すなわち違法且つ侵略的な戦争を放棄するということを定めたものと考えるべきである。
すなわち、「前項の目的を達するため」というのは、第2項においても重ねて「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求するため」と書くべきところを省略して、「前項の目的を達するため」と表現したものであると考えるべきである。

(2)もしも、第9条第2項は侵略のための戦力を保持しないことを定めたにすぎないと解するならば、第9条は全体として、要するに、侵略戦争は行わないこと、そして侵略のための軍備は保持しないことを定めたものにすぎず、それならば、それは従来の各国の憲法の態度と異なるものではなく、第1項の上にさらに第2項を設ける必要が無いことになる。しかし、第2項はそのように不必要な規定であるとは考えられない。

(3)もしも、第9条が自衛のためならばということを条件として軍備の保持を認めているものであるとすれば、軍隊の指揮統率・編成などに関する規定が設けられていなければならない筈である。
しかるにこれらの規定が設けられていないということは、第9条が一切の軍備を保持しないこととしていることを示すものと言わなければならない。

No title

国家の存立を守り、国民の生命、自由、幸福追求の権利を守るための自衛の措置を行うための必要最小限の実力組織である自衛隊は憲法9条の戦力ではありませんよ。

防衛省のHPより

憲法と自衛権
https://www.mod.go.jp/j/approach/agenda/kihon02.html

2.憲法第9条の趣旨についての政府見解

1)保持できる自衛力
わが国が憲法上保持できる自衛力は、自衛のための必要最小限度のものでなければならないと考えています。
その具体的な限度は、その時々の国際情勢、軍事技術の水準その他の諸条件により変わり得る相対的な面があり、毎年度の予算などの審議を通じて国民の代表者である国会において判断されます。憲法第9条第2項で保持が禁止されている「戦力」にあたるか否かは、わが国が保持する全体の実力についての問題であって、自衛隊の個々の兵器の保有の可否は、それを保有することで、わが国の保持する実力の全体がこの限度を超えることとなるか否かにより決められます。

以上引用

自衛のために必要最小限を超えるような実力を備えたものが戦力です。
自衛のために必要最小限の実力組織は憲法9条の戦力に該当しません。

No title

ロシア、中国、および北朝鮮という核兵器保有国からの侵害に対して自衛するには核兵器での抑止力を保有しなければ自衛できません。

同時にその運搬手段も必要となりますから戦略ミサイルを備えることが不可欠です。

これが戦争放棄国、日本国の自衛力????

必要最小限といえばマジックワードになるような議論はもうやめましょう。


昨日、総務省消防局のJアラートは
内閣官房の指令の下,警報を鳴らしましたが、失敗。

核ミサイル保有していた場合、誤警報でも反撃核ミサイル発射、相手は本気と誤認して正当防衛により核兵器発射?

No title

rotさんの主張のとおりで、憲法第九条は国家として戦争する手段の保有つまり自衛隊の存在も否定しているし、国家としての自衛権の行使も禁止してるんじゃないですかね。

No title

*総務省消防局のJアラートは
内閣官房の指令の下,警報を鳴らしましたが、失敗

お隣のミサイルよりも、日本の原発に対する攻撃の方が恐ろしいです。
こちらは、福一での経験があり、着実に国内での被災が予想され、現実の問題ですが、
ミサイルは国内では管理不能ですからJアラートを鳴らそうがすべて成り行きの任せるだけ。日本にはミサイルに耐える堅牢な建物なんかありません。
いわば神頼み。

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猪野 亨(いのとおる)

Author:猪野 亨(いのとおる)
1968年生まれ
1998年弁護士登録(札幌弁護士会所属)
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