やあみんな。
実は芸能界にコネなんてひとつもない、あわよくば田舎娘を騙して「残念だったね売れなくて。芸能界厳しいね。でも東京に住みたいだろ?なら俺と結婚すれば?」との計画を立てていた男、コバシ潤、
無職だ。
正体をさらしたからには、もうなりふり構っていられないね。
しかし、Yuri-Kanの声が出なくなってしまったのは、まぎれも無く俺のせいだ。
ショックだったろうなあ。信じて色々やってきてくれたのに。
「ごめんな。登録料としてお金がいるんだ。ちょっと派遣で働いて来て。そしてもらったお金を俺の口座に入れて」
あのお金、その日のうちに使っちまったよ。もちろん登録料なんてものではない。飲みに行っちゃったんだ。美味かったよ、サイゼリアに朝までいたもんな。フォッカチオなんて何枚食ったか分からない。
その他にも「ボイトレの先生に払うお金」「カメラマンさんへの謝礼」「ダンスレッスンの稽古場賃貸料」などなど、たくさんお金を請求したよね。
ごめん、あれも使っちまった。うん、ギャンブルにな。全部すった。
いかん、こんな事を告白したら、余計症状が悪化してしまうかもしれない。とりあえず先週紹介した病院には行ってくれたのだろうか。あれ以来メールも来なくなってしまった。
俺の「曲を作るから!待ってろ!」
という言葉を信じて、連絡したいけどもそれをせずに待っていてくれてるのだろうか。
いじらしいやつだ。かわいいやつだ。そして俺はクズだ。
実は、曲などまるで作ってない。今は荷造りの最中だ。借金取りの追い込みが激しくなって来てしまったため、もう日本にはいられなくなった。そんな状況でちまちまと作業なんかしていられない。
さらばだ、Yuri-Kan。
そして、すまなかったYuri-Kan。
っていうのは全部うっそー!ちゃんと曲作ってるから安心してくれ!
ただちょっと進行が遅れ気味だ。胸が痛い。先々週くらいから喉も痛い。くそ、こんな時に…ゴホゴホ
あれ、電話だ。Yuri-Kan!? …違ったか。誰だよ、こんな時に…。
「大変よ、コバーシ!また敵が現れたわ!早く現場に急行して!今、場所をGPSアプリからメールするわね。急いでね、お願いよ!」くそ、この忙しい時に…。はいはい分かった分かった、行きますよ。ちょっと待っててね、変身すっから。
せーの、
「チェイング!」∠( ゜∀゜)/@コバシ潤
テーマ : ☆女性アイドル☆ - ジャンル : アイドル・芸能
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