こんばんは!
Yuri-Kanです。
むかしむかしある所におじいさんとおばあさんと豚ゴリラとトンガリが住んでおった。豚ゴリラはジャイアンに。トンガリはスネ夫に…
ドラえもーん!!!!
ああ…
文字でならこんなに淀みなく喋れるのに…
これは喋ると必ず噛むということではない。
今の私は声が出なくなってしまったのです。
歌手なのに。致命的。
先週友達のまゆちゃんに相談したら「それは人魚姫の呪いだ」と断言されました。
早速まゆちゃんの知り合いの魔術師を紹介してもらうと…
「まず始めに言いますが8万円かかります。」
えっ!?ちょっとそれは…
「残念です。」
あっ!あっ!待ってください!!!
あのも、もう少し安くは…
「あのね、Yuri-Kanは貧乏な役者…じゃなかった、歌手なんですよ。だからもう少し安くしてあげてはどうかしら。」
まゆちゃん、助け舟をありがとう。
「しょうがないですね、では3万円いただきましょう。」
や、安い!!
なんて良心的な人なんだろう、この人は。
「声が、出ない。これはやはり人魚姫の呪いですね。」
や、やっぱり!
でもどうしてそんな呪いがかかってしまったのでしょうか??
「最近気になる男性に声をかけたくてかけられないような状況がありませんでしたか?」
……!!
ありました!!!
「やっぱり。」
駅でとても気になる男性に出会ったんです。
その人は真夏だというのにちゃんちゃんこを着ていたんです。
真っ赤なちゃんちゃんこ。
汗をだらだらかいていました。
右手には鯉のぼり。
そして左手には鮭の燻製。
額にはマジックで「援軍」の文字。
気になった。
話しかけて何もかも問いただしたかった。
何の援軍なのですか!?
あなたはどんな戦力になるのですか!?と。
でも…できなかった。
「そんな自分を責めませんでしたか?」
責めました!心底!
もうあの謎を解き明かすチャンスを永遠に逃してしまったのですから。
「それで人魚姫は、王子に真意を伝えられなかった自分自身を咎められている気持ちになったんでしょうね…」
な、なるほど!!!
一体どうしたら!?
「祈ることです。そして毎日この海の泡を舐めなさい」
海の泡…「あわ玉」って書いてありますね?
あれ?これって昔よく食べたキャンディ…
「それが供養となります。海の泡と見料あわせて6万円…いえ!4万8千円で…いいですよ。」
や、優しすぎる!!!!!
私はそれから毎日海に祈り、
泡玉を舐めている。
へぇ〜色んな味があるんだー。
美味しいなー。
……いつ声でるかなぁ。
Yuri-Kan
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