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武器を取り上げられた日本人

アメリカは銃社会です。
=銃を持っていてもOK。

日本は武器の所持が禁止されています。
これは、平民が反乱を起こして、時の支配者・支配構造を転覆しないように、牙を抜いたわけですね。

●刀狩りの歴史
(1) 豊臣秀吉の刀狩り
(2) 明治維新の廃刀令
(3) GHQの武装解除令

刀狩 - Wikipedia

刀狩(かたながり、刀狩り)は、百姓身分の者の帯刀権を剥奪する兵農分離政策。
特に安土桃山時代の1588年8月29日(天正16年7月8日)に豊臣秀吉が刀狩令(同時に海上賊船禁止令)を出して大規模に推進した政策を指す。
一般的には百姓身分の者の武器所有を禁止し、それらを没収して農村の武装解除を図った政策として知られているが、実際には刀以外の武器所有は禁じられていない。



時代を駆ける:日本の歴史上3度の「刀狩り」

日本の歴史上、近世初頭・明治維新・第二次大戦後の三度の「刀狩り」があった。

一回目は秀吉の刀狩令。百姓一揆の防止を目的にすべての武器が没収対象とされた。

二回目は明治の廃刀令。公務中の軍人・警察・官吏をのぞいて帯刀を禁止した。

三回目は一九四九年九月に占領軍のだした日本国民の武装解除令。連合国による対日占領の目的のひとつは、日本を非軍事化することにあった。



今の日本で、合法的に銃を持っているのは、警察官、自衛隊、在日米軍、猟師、銃を使うスポーツ選手ぐらいだろう。
非合法なら、ヤクザやチンピラなども銃を持っているが、日本人の大半は銃を持っていないでしょう。

アメリカは、西部開拓時代から、「自分の身は自分で守る」という独立精神を保ってきたので、銃の所持を肯定的にとらえています。

銃社会 - Wikipedia

一般的な日本人の感覚としては「銃犯罪が問題となるのであれば銃規制をすればよいではないか」と日本の事情を元に考えがちであるが、米国人の考え方・感じ方は日本人とは根本的に異なる面が存在する。
米国は全世界から移民が流入して誕生した国家であり、建国当時の「自分の身は自分で守る」という精神が現在でも多くの米国民の中に根強く残っている。
そのため、多くの米国人は銃を手放すことを、「いわば全裸の状態であり、自分の身を自分で守れなくなる」と恐れる。

その際、「あなたが強盗するとしたら、銃で武装している家と銃を置いていない家、どちらを標的に選ぶか」というのがよく例に出される。
バージニア工科大学事件後に米ABCテレビが実施した世論調査によると、「このような銃犯罪が起きてしまうのはなぜか?」との質問に対し、「子どものしつけの問題」という回答は半数近くにのぼったが、「銃が簡単に手に入るため」という回答は約2割にとどまった。
また、歴史的にアメリカの象徴的意味合いもあり日本人の感覚で例えると日本刀の所持を許可制度さえ廃止し一切禁止されることに近い。
アメリカ同時多発テロ事件直後、非常用品とともに、銃器の売り上げが増加した(個人の、拳銃や散弾銃程度で国家テロを防げなどしないのだが、心理的安心感がアメリカの市民にはあるらしい)。



日本人は、武器が取り上げられたおかげで、治安が良いという側面もあろうかと思われますが、
同時に自衛手段がほとんどない、丸腰の状態に置かれているのです。

警察による、犯罪者からの庇護がなければ、日本人は泣き寝入りをするしかないのです。
これを、良しと見るか、悪しと見るかは、人それぞれでしょう。

まあ、武器があってもなくても、みんなが仲良しで、犯罪を起こさない社会だったら、いいわけですが。

刀狩り―武器を封印した民衆 (岩波新書 新赤版 (965))
藤木 久志
岩波書店
2005-08-19