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日本と中国の友好を願って活動する日本中国友好協会玄界灘(宗像・北粕屋)支部

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行ってきましたコーナー

草の根ファシズム=
「ハシズム」の危険性に警鐘


10月20日、西南大学で行われた福岡県自治体問題研究所主催の「第33回・福岡県自治体フォーラム」に参加した。会場には日中の会員もちらちら。
記念講演はナチスドイツ(ヒトラー政権)の研究者、九大教授・熊野直樹氏による「安倍政権と改憲問題『ハシズム』との関係を中心に……」であった。マスコミ突出の「維新」と同床『同』夢の安倍政権の暴走、麻生氏の言う「ナチスに学べ」は今まさに深く進行中だ。国民との矛盾をはらみながら、その国民の手と足と口を縛る機密保護法はじめさまざまな法整備が着々と。「民主主義を願う市民の団結、連携、学習、宣伝が今こそ必要だ」と結んだ。

9月6日、熊野教授は福岡日中文化センター(日中友好協会福岡支部)でも話をした。「市民には初公開」という“ナチスドイツが「カイライ政権・満州帝国」を介して日本帝国とアヘン密輸取引を行い、ゴムなど必要な軍事物資を東南アジアで入手していたこと、戦後はこのアヘンがアメリカの手に渡り賠償資金に利用された、蒋介石政権やオランダ政府もそこに1枚かんだ”という衝撃的な事実、研究の成果を報告した。近々、書籍も発刊されるという。多くの市民が目にされることを大いに期待したい。  (い)
~大西広講演会~

軍拡、領土問題から友好育む百科検定まで幅広く

玄界灘支部、今秋のイヴェント第二弾、慶應大学教授・大西広講演「今の中国をどう見るか」(10月25日[金]6時半から福津市[ふくとぴあ・わくわくルーム])を開きました。

支部が中央の講師を招くのは初めてで精力的に取り組みました。
今回は多くの役員でない会員や一般参加者が友人、知人に声かけをしてくれたり、地元の古くからの活動家や周辺市町や福岡市や北九州からも参加してくれたりで、会場がいっぱいになりました。
催し成功にご協力くださった皆様に心より御礼申し上げます。

講話は「日中友好協会~真の友人としての役割」「軍拡と反日世論に関わる中国の国内事情」「中国外交~過去と現在」「竹島、尖閣諸島をめぐる関係国の主張」そして民間から日中友好を育む「中国百科検定の案内」など多岐にわたり、質疑も含め2時間余の講演会でした。
質疑応答では4人の方が質問を出されましたが、日中友好を願いつつも今の中国の軍事大国化を心配する声が反映されたものでした。わりと込み入った政治的な話なのですが、大西先生の気さくな人柄と関西なまりが聞く方とあまり距離感を感じさせませんでした。
終了後、福間駅近くの店で先生を囲む懇親会を持ちました。
秋から支部行事が目白押し

まずは大西講演!「今の中国をどうみるか?」

支部の今秋から来春への取り組みは以下のようになっています。

行事・催事 日程 場所

写経納塔前のつどい(済) 9月29日(日) 鎮国寺

大西広講演 10月25日(日)午後6時半 ふくとぴあ・わくわくルーム

北京風来京劇団 11月24日(日)午後1時 福岡市民会館

台湾旅行の募集期間 10月~1月20日

「中国悠久の旅」カレンダー 10月~12月

「台湾の地理歴史」教室 2014年2月8日(土)2時 ふくとぴあ会議室

台湾旅行実施 3月3日(月)~7日(金)

 
   日中近現代史と自然・文化を楽しむ

                台湾の旅

●旅行期間 4泊5日<2014年3月3日(月)~7日(金)>
 
                    <特 長>
○日中近現代史の接点~蘭・西・日の植民地支配と民衆の抵抗の足跡を探る
○麗しのフォルモサ・台湾~景色よし!料理よし!人の暮らしも文化もよし!
○協会らしい台湾省の旅~支部が計画立案した観光も歴史も満喫できる旅

●旅費 140,800円(デラックスホテル、地域地域の地元料理)

                  <主な探訪地>

○台湾北部(政治経済の中心地)
故宮博物院、総統府、2/28記念館、紅毛城(サントドミンゴ城)、明石元二郎碑

○3000m越す台湾山脈~霧社(巡検-山胞抗日起義記念館)、日月潭(景勝地)

○豊穣の台湾中部>~八卦山古戦場、最古の貿易港・鹿港、北回帰線

○台湾南部(海峡を渡った漢民族の故地、蘭植民地で台湾の古都)

 台南市=オランダ植民地・安平古堡(ゼーランジア城)・プロビデンシャ城→石嵌楼(1875年)延平郡王祠、鄭成功の足跡、億載金城(1895)、五妃廟(明王朝5妃)○八田與一館○抗日烈士余清芳記念碑(パタニー事件1915年)

 高雄~寿山公園、六合二路の夜市

 屏東県  牡丹社事件(1871年)台湾出兵(1871年)の地=石門古戦場、日軍「討蕃軍本営地」碑。琉球遭難漁民墓など
  
 恒春 最南端の墾丁岬・鵝鑾鼻(ガランピ)灯台(バシー海峡、海の彼方フィリピン)

塔建立者(中村隆次氏)の反戦の想いに応え日中平和友好を誓う!

9月1日の予定が大雨で延期になった鎮国寺境内に建立されている「般若心経壱千巻写経納塔」=反戦平和の塔の第1回「塔前のつどい」が、9月29日(日)に行われました。
寺の住職の快い了解もいただきました。
当日は曇り空でまさに涼秋。参加者(支部役員5人)で簡単な掃除をしたあとで
「つどい」を挙行しました。
西村支部長の挨拶開会のあいさつに続き、塔の裏面の碑文を事務局員大薄さんが朗読しました。
そのあと既に故人となられた建立者・中村隆次さんをしのびました。
この塔は1986年、故中村隆次さんが中国侵略戦争での深い慙愧の思いを般若心経千巻の写経よってその無念を気持ちを表し、私財を投じて建立し、そこに自ら写経した般若心経千巻を奉納されたものです。
碑文朗読後、当時の中村さんのおかれた状況や彼の胸の内を語りあいました。
碑文にある「戦いは侵略であって如何に中国の民衆を苦しめたかと覚り真に慙愧に堪えず痛恨の極みである」との下りこそ、中村さんの心底からの叫びであり、これぞ中国侵略戦争に駆り出された多くの市井の民の慟哭でありましょう。 
一方、今の日本はこうした心ある人びとの叫びをあざ笑うかのように、「特定秘密保護法案」「海外戦争OK・改憲推進」の大声が巨大マスコミを通じて公然と喧伝されています。
「般若心経壱千巻写経納塔」は日本の世論に警鐘を鳴らすものです。「戦争放棄」の憲法9条を守り生かした国づくり、日中の平和友好こそ中村さんの想いに応えるものと深く想いを致し、参加者一同平和への決意を新たにしました。


「般若心経壱千巻写経納塔」鎮国寺      
   9・28 松崎佐

古刹への道はゆっくり彼岸花

壱千巻写経たたえて虫の声

啄木鳥も日中戦争知らざるや
               彼岸花は糟屋郡久山町で撮りました。



鎮国寺「般若心経壱千巻写経納塔」の碑文

大東亜共栄の理想のもと正義の戰いと信じて北支の戰線に赴き多くの友と共に昼夜の別なく或る時は炎熱を或る時は風雪を冒して戰闘に従った。その間、戰陣に斃れた数多くの友を曠野において荼毘に付した。其の紅蓮の焰は我が心に焼き付いて消えず其の白煙の余臭は鼻に残って去ることが無い。我は瀕死の重傷を負い終戰の後は極寒の地で虜囚の苦しみを得たが何の償いになろうか、悪夢は未だ去り難い。戦後平和な今日においてそを思うとき戰いは侵略であって如何に中国の民衆を苦しめたかと覚り真に慙愧に堪えず痛恨の極みである。
茲において其の菩提を弔わんと發心し般若心経千巻の写経を志した。それから五年余御仏の加護により千巻の写経を終えることができた。此の鎮国寺の聖地の一隅に塔を建立して心経千巻の写経を納め戰いに死んだ有縁の友の冥福を祈り戰禍に逝った中国民衆の霊を慰め恒久の平和を祈念するものである。

昭和六十一年    中秋  
                          願 主
               中村 隆次

文化講演会のお知らせです 

今の中国をどう見るか? 
      ~日中関係発展のために~ 

講師  慶応義塾大学経済学部教授  京都大学名誉教授

   大西 広

                大西さん

日時  10月25日(金)午後6時30分(~8時45分)
 
会場  ふくとぴあ・わくわくルーム(2階)
       (福津市 手光南2-1-1)

参加費  500円

連絡先  岩佐英樹(福津市花見が浜)

   主催  日中友好協会玄界灘支部 
いよいよ来月24日にせまりました北京風雷京劇団訪日公演    

2013年11月24日福岡市民会館    演目内容
 


   日中平和友好条約35周年記念

   北京風雷京劇団訪日公演  2013

2013年 11月24日(日)13:00~14:45

指定A席:4,500円
指定B席:3,500円
自由C席:2,500円
大学・高校生:1,000円
留学生:500円

会場  福岡市民会館 福岡市中央区天神5-1