以前行ったロシア宇宙ツアーを主催した大陸トラベルさんから「ロシア宇宙関係」ツアーに参加した人を対象にした「大同窓会」という名目で静岡県焼津旅行の案内が来たので2年ぶりに旅行に行ってきた。それにしても2年以上も旅行はおろか長距離移動さえしなかったせいもあってすっかり旅の感覚が鈍ってしまった。おかげであとから振り返ると何で写真を撮っておかなかったのだろうというところがちょくちょくあって結構肝心な場所の写真がない。ボケてたのはそれだけではなく基本的な新幹線の乗り方さえ怪しくなって初日から遅刻してしまった。時間通りにホームに行ったつもりがまさか新幹線が山手線並に数分間隔で発車しているとは思わず、こだまのつもりで間違えてのぞみに乗ってしまい名古屋まで連れて行かれてしまったのである。
そんなわけで朝からの予定がお昼に目的地の焼津について、途中でバスにピックアップしてもらいなんとか無事にツアーに参加したのだった。
冒頭に書いた通り途中参加でお昼の焼津さかなセンターから合流してそこで食べた昼食。場所柄海産物がよりどりみどりだったのだが、他で食べられなさそうなものということで生しらす丼をチョイス。
続いて初日の目玉、バイコヌールツアーに館長・館員3名が参加した縁で今回伺うことになったディスカバリーパーク焼津へ。
プラネタリウムと並んで科学館の目玉の一つ、静岡県最大の口径80cmの大型望遠鏡を見せてもらった。
単に自分が聞いたことがなかったので正直なところそれほど期待していなかったのだが、ディスカバリーパーク焼津天文科学館は想像以上に面白かった。なんと言ってもツアーに参加したご縁で昼間にもかかわらず天体望遠鏡を動かしてもらえたのが楽しかった。大きな天体望遠鏡自体は大きな科学館などに行けば見られるかも知れないが、それを動かしている仕組みやどのように作ったかまで解説してくれる機会はそうそうないだろう。
その他にも1階にあった忍者道場が手作りの科学体験コーナーになっていて、見た目の手作り感をなめてやってみたら思った以上に本格的な上に自分の身体能力の衰えを痛感する羽目になってしまった。ちょうど3連休ということもあって子供が一杯いたのだが、その子供がクリア出来たゲームをクリア出来ないのである。歳のせいかコロナで引きこもり生活をしていたせいかは分からないが鍛え直す必要がありそうだ。
初日の最後は焼津駅近くの夕食会場「おかむら」で夕食。港のそばということもあって海産物が豊富でどれもとても美味しかったのだが、数年ぶり下手をすると10年ぶりに再開する一緒に旅行した人たちとの歓談で盛り上がったこともあって写真は1枚だけである。
今回の旅行はコロナ後初の同窓会的な企画ということもあって夕食の後は駅前のビジネスホテルに泊まってそこで解散なのだが(ホテルの朝食で最後に旅行に行った人たちと歓談した)、せっかく焼津まで来たので帰るついでに沼津に立ち寄って長年気になっていた深海水族館と新海丼を攻略することにする。ちょっと大げさだがここ数年のコロナやウクライナの戦争もあって「出来ることは出来るうちにやる」べきだと思ったからだ。
ホテルをチェックアウトするのが遅れて沼津に着いたのはお昼近くになってしまったのだが、驚いたことに凄い人出で沼津港深海水族館には30分待ちになってた。この前の高尾山ビアマウントの時もそうだがもう完全に人の出はコロナ前に戻っているようである。ここまで来て入らないのはバカバカしいので待っていると思ったよりもスムーズに流れて20分ちょっとで入ることが出来た。
水族館は意外と小さくておかげで回転が早かったらしい。確かに駆け足で回れば1時間足らずで全部見て回れそうだった。とは言うものの展示されている内容はどれも他では見られないような興味深いものばかりで、特に目玉のシーラカンスの各種標本は世界でもここにしかないものだそうだ。
沼津まで足を伸ばしたもう一つの目的である深海魚を使った「深海丼」を食す。ここは水族館のすぐ脇にある海鮮丼 佐政で食べられるのだが、その名の通り深海魚を使った海鮮丼なのだ。乗ってる魚は解説してくれたもののうろ覚えなので間違いがあるかも知れないが一番上に乗ってる姿造りが金カサゴ、そして桜えびにニギス、アブラボウズなどが乗ってる。
肝心の味のほうだが見た目に反してどれも美味しく、特にアブラボウズと金カサゴはなかなかの絶品だった。金カサゴは頼むと素揚げにしてくれるのだがこれがまた美味いのだ。昨日飲んだのと昼間の移動なのでお酒は控えたがこれをつまみに酒を飲みたくなる一品だった。
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