生田緑地ばら苑に行く
沿線に住んでいることもあって昔から存在は知っていたものの期間限定ということもあって行ったことのない生田緑地ばら苑にはじめて行ってきた。どんなことでもそうだが「そのうち行こう・やろう」と思っていると永久にやらないまま終わってしまうからだ。
ここはもともと向ヶ丘遊園の園内に整備されていたばら苑で開苑は1958年に遡るという。子供の頃には向ヶ丘遊園に遊びに行ったこともあるので、遊園地の閉園はそれほど昔では無いだろうと思っていたら2002年には閉園していて驚いた。なんて時の流れは早いんだろう。
もともとは遊園地の中にあったはずなので空いてる時間にちょっと散策してみるかと行ってみたら、思ったよりも階段を登らされることになった。会場でもらったパンフレットでは周囲を多摩丘陵の樹木林に囲まれた「秘密の花園」と謳っているだけのことはある。そんな場所ながら平日の昼間に行ったこともあり、園内は年輩の方が多くてお年寄りの健脚ぶりに感心しつつ、およそ800種類もあるというバラを鑑賞した。正直なところバラはもちろんのこと草木にはそれほど詳しくないのだが、それでも十分見応えのある素晴らしいばら苑だった。これが企業でも行政でもなく多くの市民ボランティアによって支えられているのは驚きである。
長らく更地化されてそのままだった向ヶ丘遊園跡地も再開発計画が上がっているようだが、いつまでもこのばら苑は残ってほしいと思う。
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