ドイツ、オーストリアの大学でストライキ
German students protest university reforms - ドイツ全国の大学で、水曜日から学生たちによる抗議行動が始まった。ヨーロッパ諸国の高等教育を規格化するボローニャ・プロセスに大学を準拠させるため、ドイツでは来年度までにさまざまな大学改革が行なわれることになっていて、学生たちはそれに反対している。現在よりも学業の負担が増えること、学士号の価値が低下することへの心配が背景にあるようだ。
かつてはドイツの大学教育は無償であったが、2005年度から学費の徴収が行なわれるようになったらしい。現在では、一学期あたり100ユーロ(約1万3千円)ないし150ユーロ(約2万円)の負担となっている。学生たちはそれにも抗議している。
木曜日には、ベルリン、ハンブルク、ミュンヘンなど20の都市でキャンパスの占拠が行なわれた。テュービンゲンでは立てこもっていた200人ほどの学生が警察に排除された。
隣国オーストリアでも、3週間前から同様に大学でのストが行なわれているらしい。
2009年 11月 14日 午前 12:00 | Permalink | この月のアーカイブへ
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コメント
こんにちは。
私はドイツに住んでいて大学のストライキに参加しています。
学費は一学期あたり100ユーロではなく500ユーロ(約6万5千円)です。ただし、これは連邦州政治の判断威にあるので、約半分の州では学費の徴収を行っていない。
ほかにも、学業の内容が多すぎることによって、大学内や社会でのボランティア作業が減っているも深刻な問題です。
投稿: まりこ | 2009/11/18 7:14:51
まりこさん、
訂正ありがとうございます。ドイツの大学にいる人からの声が聞けて、とてもうれしいです。
学業に、そして社会参加、社会変革に、ご活躍をお祈りいたします。
投稿: うに | 2009/11/19 11:11:18