お別れ
ちょうど一か月前、ほぼ19年間いっしょに住んできた猫のウニが息を引き取りました。軽い気持ちで韓国語の名前を付けた恩姫ちゃんですが、光州事件の記念日に死んだのは、何かの因果なのかもしれません。
表情豊かで、意志が強く、賢い猫でした。いっしょに生きられて幸せでした。
別れて、時間が経つにつれ、不在に慣れていく反面、さびしさも募ります。幼いころ、親が病に斃れた時にも感じたあの気持ちを、この歳になって、再び経験しています。
今の私と同じように愛しい存在を失い悲しむ人たちに連帯するとともに、いとも簡単に戦争だの死刑だのを主張して、その結果、だれかが傷つくことに思いを馳せない人たちのためにも、「汝の敵を愛せよ」の教えの正しさを信じて、祈ります。
写真は、一年半ほど前のうにちゃんです。病気の新しい治療を始めて、すこし健康を取り戻していたころです。この後、少しずつ痩せていきました。死ぬ前日まで、一生懸命、階段を登ったりしていました。
2016年 6月 18日 午後 11:10 | Permalink | この月のアーカイブへ
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コメント
ウニちゃんのお悔やみを申し上げます。ひと月という時間がEunhueiさんにとっての喪の時間だったのでしょうね。問いたげなウニちゃんかわいいですね。どうぞ安らかに。
投稿: tae | 2016/06/19 6:27:21
実に理知的で意思堅固な顔立ちです。
想いさえすれば、風の中に、光の中に、ウニはいるんだからね。気休めではなく。だから泣かない。
投稿: hagure | 2016/06/19 15:45:56
tae さん、hagure さん、
やさしいお言葉、ありがとうございます。恩姫も充実した一生だったと思っていたと思いますし、私としても、悔いがないと言うか、しっかりと死を受け入れることができています。
投稿: うに | 2016/06/20 20:59:50
お悔やみ申し上げます。
ネームに貼ったのは2008年2月1日の自分の記事。
どういう脈絡かというとdoxさんの同日のアメンバー限定記事を読んで。愛犬が亡くなったと聞いての追悼です。
おなじくアメンバーのうちゃさんの記事。
http://uchya.blog109.fc2.com/blog-entry-761.html
投稿: kuroneko | 2016/06/24 11:06:51
kuroneko さん、
お久しぶりです。DoXさんのブログのお友達登録(?)はしていなかったのですが、ちょっぱー君が死んだ数日後に、メールをいただきました。今、それを読み返しました。
kuroneko さんが記事でお書きになっていることは、私もとても思い当たります。
投稿: うに | 2016/06/24 22:30:56