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2011年4月 5日 (火)

会社が消失した被災者の声

一昨日ご紹介した、今回の大震災で会社が消失し、社員やその家族もなお行方不明の中で奮闘しておられるgruza03さんが、引き続きマシナリさんのブログのコメント欄で、我々幸運にも被災しなくて済んだ者たちに対する心に沁みる言葉を綴っておられます。

http://sonicbrew.blog55.fc2.com/blog-entry-447.html#comment711

>現在は、残骸の片づけという目的がありますが、問題はそれらに目途が付き、復興に向けての発注のエアポケットの瞬間です。精神的・金銭的なダメージが一番深刻になる瞬間です。このような時期を短縮するためには、被害の少ない地域での経済活動の安定と適切な労務単価の維持が他の地域でなされていることが肝要だと考えます。

>いままでの単に安いことが絶対的正義という経済活動ではなく、これを契機とした適切な利益配分による東日本大震災復興という形で、日本全体の働き方を改めていただくことへ向かっていただくことが、肝要なのではないでしょうか。

>今回のこのように広範囲にわたる多様な産業への影響があるということを多くの日本人や世界がわかることで、「社会の紐帯」「日本の内需構造がもつ社会的包摂機能」それらを構築し維持してきた、霞が関を含めた公的セクターのあり方にも考えを深めていただきたいものです。・・・

おそらく、今、言葉の正確な意味における「連帯経済」を創りあげることができるかが試されているのでしょう。

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