[読書] 小さなことに左右されない 「本当の自信」を手に入れる9つのステップ (水島 広子/著・大和出版) 感想
まず、本として良く出来ている
著者の本は初めて読んだのだが、内容に触れる前に、まず読み物としてとても面白い。丁寧な筋道立てによる構成もさることながら、最後はどうまとめるのか楽しみになるような推理小説を読むような面白さ、そしてかなりの読者が腑に落ちる着地点。まず、本として良く出来ていると思う。
「DO(する)の自信」と「BE(ある)の自信」
さて、肝心の内容だが、漠然とした “自信” と言う言葉の解釈を、「DO(する)の自信」と「BE(ある)の自信」と区別するところから始まる。
「DOの自信」とは「成果」による「評価」で感じる「自己評価」や「自己効力感」 のこと。「BEの自信」とは、「自分なら何とかなるだろう」とか「できるだけそうしたい」みたいな「自己肯定感」や「自尊心」のこと。本書は、「BEの自信」を手に入れる方法を、9つのステップで紹介している。
後半の18項目の具体例の納得感がスゴイ
本書の視点で面白いのは、「自信」は「自分を信じること」なのに、必要以上に自分を意識せず、また不必要に他人も意識せず、要は自分にも他人にもニュートラルな自分をつくろうと言うところ。しかし、これだけでは、言うは易く行うは難しに思えるだろう。
でもご心配なく。本作には第6~9章に「自信を感じるレッスン」が9項目、「自信を失わないつき合い方」が5項目、「もっと自信をつける行動術」が4項目、全部で18項目の具体的で実践的な方法が例を挙げて説明されている。ここのくだりの「あー、そうだったのか」「こうすれば良いのか」と言う納得感がスゴイ。
あとがき
とにかく身近な部分からやってみようかなと言う気持ちにさせてくれる頼り甲斐のある文章は、著者のやさしい性格が滲み出ているのでしょう。リラックスして読める文体ですから、今日は気分が良いなと言う日に読んでみるのが良いと思います。
自信の無い自分でも、何とかなりそうって気持ちになります。
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