[読書]仕事も人間関係もうまくいく 「気遣い」のキホン (橋本英樹/著・祥伝社) 感想
デキる人の挨拶の「3つの共通点」
・挨拶に「気」が入っている
・挨拶の後に「気遣いの言葉」が添えられている
・自分から「先に」挨拶をする ※P.50より引用
「気」が入っているとは、あなたに向けて挨拶していますと言う魂が込められていること。病欠で欠勤明けの人に「おはよう。昨日どうしたの?」と添えるよりも、「おはよう。もう大丈夫?」と添えれば返事をする側に気を遣わせないのは明らかだ。
また、「先に」挨拶する人は、「話しかけやすい人」の印象を与えると言う。確かにその通り…
相手を傷つけずに言いにくいことを伝える4つのコツ
1.挨拶
2.褒め(ねぎらい)
3.本題
4.励まし ※P.146より引用
こう書くと解り難いが、実際に「言いにくいこと」を伝えるメール文に置き換えてみると、「ねぎらい」や「励まし」の気持ちで、注意や依頼をサンドイッチすると、受け取った立場で考えると、実に不快感が無く、急いでやってあげようと言う気持ちになるのが解ると思う。
(1)お疲れさまです。
(2)いつも正確な精算書をありがとうございます。
(3)処理の関係上、月末までに提出いただけると大変助かります。
(4)お忙しい中、恐れ入りますがよろしくお願いします。
※P.148より引用
4つの「相手のタイプ」に合わせた気遣い
4つの「相手のタイプ」とは以下の通り。これは、かなり解り易いと思う。
「リーダータイプ」は情熱的、行動的、せっかち、断定的な。
「お笑い芸人タイプ」は話好き、イベント好き、大雑把、テンポが速い。
「お母さんタイプ」は優しい雰囲気、縁の下の力持ち、目立つのが苦手、緊張し易い。
「学者タイプ」は物知り、論理的な話し方、表情に変化が少ない、前置きが長い。
「リーダータイプ」には、大きな声でハッキリと結論から先に伝える。「お笑い芸人タイプ」には、人前で恥をかかせず褒めまくって、要点を絞って伝える。「お母さんタイプ」には、感謝の気持ちを伝えねぎらい、まめに声をかける。「学者タイプ」には、何かを言い出すまで話をよく聞き、根拠をしっかり示して伝えると良いそうだ。
あとがき
上に挙げたように、誰でもいつからでも実践可能な「小さな秘訣」がギュッと詰まっている本です。どれも基本的なお手本ばかりですが、あとは読者のあなたがやってみるだけの実用的なテクニック集です。気軽に読めますので、是非ご一読を。
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「気がきく人」の習慣
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