(;`・ω・´)「今回はなんでしょう?」
(´・ω・`)「最近、こんな記事を読んだんだ」
・なぜ物語の少年少女が「学園」に呪縛されるようになったのか(togetter)
(;`・ω・´)「あー、たしかにライトノベルは学園を舞台にしたモノは多いですね」
(´・ω・`)「ところがさ、ライトノベルって目立つの作品ばかりが俎上に上げられるんだけど、毎月毎月、山のように新作が出ていて大雑把なことを言うと殆どのケースでけっこうな数の『例外』が出てきてしまうんだ」
(;`・ω・´)「はあ」
(´・ω・`)「そこで今回は2011〜2014年のライトノベル新人賞作品を参考にちょっとだけ検証していってみたいです」
(;`・ω・´)「さすがにライトノベル全作品は無理なんで、今まで書いてきた新人賞まとめ記事を参考にしてみました」
スポンサーリンク (´・ω・`)「最近、こんな記事を読んだんだ」
・なぜ物語の少年少女が「学園」に呪縛されるようになったのか(togetter)
いつから、そしてなぜ少年少女が物語の中ですら学園に呪縛されるようになったのか。(記事内より)
(;`・ω・´)「あー、たしかにライトノベルは学園を舞台にしたモノは多いですね」
(´・ω・`)「ところがさ、ライトノベルって目立つの作品ばかりが俎上に上げられるんだけど、毎月毎月、山のように新作が出ていて大雑把なことを言うと殆どのケースでけっこうな数の『例外』が出てきてしまうんだ」
(;`・ω・´)「はあ」
(´・ω・`)「そこで今回は2011〜2014年のライトノベル新人賞作品を参考にちょっとだけ検証していってみたいです」
(;`・ω・´)「さすがにライトノベル全作品は無理なんで、今まで書いてきた新人賞まとめ記事を参考にしてみました」
・2014年の新人賞
・2013年の新人賞
・2012年の新人賞
・2011年の新人賞
(;`・ω・´)「以上になります」
(´・ω・`)「実は2014年の新人賞作品は数が多すぎて調べきれていないんだよね」
(;`・ω・´)「2014年は25の新人賞から102作品がでていまして、ラインナップをみてわかってもらうしかありません。例で上げると富士見ファンタジア文庫の『オー・ドロボー』なんかは地中海の島で行われる世界大泥棒選手権に主人公が参加する話でしたし、電撃文庫の『ゼロから始める魔法の書』も魔法使いの少女と獣人が世界を旅する話で学園とは関係ないですね」
(´・ω・`)「広い範囲で見ていくとライトノベルのジャンルってホントに幅広くて、バラエティに富んでいるんだよね」
(;`・ω・´)「ただ、大半の作品は脚光を浴びることなく物語が完結していきますからね…」
(´・ω・`)「というわけでライトノベルをよく扱うブログとして断言しておきますが、物語の少年少女は学園に呪縛されている作品だけではありません」
(;`・ω・´)「ジャンルを巡る大雑把な話というのは、ウケのいい方向で話が転がっちゃいますよね」
(´・ω・`)「少し前に『ライトノベルには女性主人公が少ない』という話がネットで広まってたけど、調べてみたらけっこう違ってたということもあったよね」
参考:本当に最近の男性向けラノベに女性主人公が少ないのか、うちのブログ的に検証してみた(2014年10月14日の記事)
(;`・ω・´)「元ネタのtogetterの記事は消えちゃってますね…」
(´・ω・`)ノシ「というわけで、今回はこんなところで」
(;`・ω・´)ヾ「それでは」
落第騎士の英雄譚<キャバルリィ>【電子特装版】 (GA文庫)
(´・ω・`)「考えてみると、今回の言説は今期のアニメに偶々そういう作品が多かっただけ、ということなのかも」
(;`・ω・´)「『落第騎士の英雄譚』『学園都市アスタリスク』『終物語』『対魔導学園35試験小隊』…たしかにそうですね」
・2013年の新人賞
《世界》
68作品中……
異世界を舞台とするのが25作品(異世界で学園を舞台とするのが10作品)
現代を舞台とするのが43作品(現代で学園を舞台とするのが36作品)
学園を舞台としているのは47作品。
オカルト要素があるのが54作品。
オカルト要素がないのが14作品。
現代で学園を舞台としてオカルト要素があるのが23作品
現代で学園を舞台としてオカルト要素がないのが13作品
・2012年の新人賞
新人賞72作品のうち、
『高校生・男』が主人公なのは49作品。
『中学生・男』が主人公なのは1作品。
『大学生・男』が主人公なのは1作品。
『高校生・女』が主人公なのは2作品。
学園を舞台としているのは39作品。※3
バトル展開になるものは37作品 ※4
主人公の職業が「戦う人」なのは14作品 ※5
主人公が勇者なのは2作品。
主人公が非戦闘系の社会人なのは2作品。
料理を扱ったものは1作品。
女子高に女装して潜入するのが2作品。
巨大な戦闘兵器が出てくるのは5作品。※2
スポーツを扱ったものは0。
※3 これは作品の人間関係などの世界が学校の中で収まっている、というのが範疇です。(『双界のアトモスフィア』『黄昏百鬼異聞』『うちの居候が世界を掌握している!』などは学園内での話もありますが、そこだけが主ではないので除外しています)
・2011年の新人賞
新人賞52作品のうち、
【性別】
・55作品中、男性が主人公なのが48(うちの1つは犬)。女性が主人公なのが7(うちの1つは狐)。
【世界】
・55作品中、ファンタジーが2、宇宙が1、近未来が3、戦国時代が1、アメリカが1、残りの47作品は現代社会の日本が舞台。(ただし、 魔法が普通にあったりなどの 現代社会と似ているが非なる世界もあり)
【職業】・55作品中、中学生が主人公の作品は4。
・55作品中、高校生が主人公の作品は39。
・55作品中、大学生が主人公の作品は2。
・55作品中、15歳の魔女が主人公の作品は1。(魔法少女で高校生なのは高校生に入れました。魔法少女・魔女が主人公なのは全体で3)
・55作品中、異世界の巡礼者が主人公の作品は1。
・55作品中、医者の女房が主人公の作品は1。
・55作品中、無職の少女が主人公の作品は1。
・55作品中、近未来の運び屋が主人公の作品は1。
・55作品中、異世界の魔術師が主人公の作品は1。
・55作品中、銀河武侠(銀河を股にかける武道家)が主人公の作品は1。
・55作品中、26歳の会社員が主人公の作品は1。
・55作品中、300歳くらいの魔王でフリーターが主人公の作品は1。
・55作品中、犬が主人公の作品は1。
(;`・ω・´)「以上になります」
(´・ω・`)「実は2014年の新人賞作品は数が多すぎて調べきれていないんだよね」
(;`・ω・´)「2014年は25の新人賞から102作品がでていまして、ラインナップをみてわかってもらうしかありません。例で上げると富士見ファンタジア文庫の『オー・ドロボー』なんかは地中海の島で行われる世界大泥棒選手権に主人公が参加する話でしたし、電撃文庫の『ゼロから始める魔法の書』も魔法使いの少女と獣人が世界を旅する話で学園とは関係ないですね」
(´・ω・`)「広い範囲で見ていくとライトノベルのジャンルってホントに幅広くて、バラエティに富んでいるんだよね」
(;`・ω・´)「ただ、大半の作品は脚光を浴びることなく物語が完結していきますからね…」
(´・ω・`)「というわけでライトノベルをよく扱うブログとして断言しておきますが、物語の少年少女は学園に呪縛されている作品だけではありません」
(;`・ω・´)「ジャンルを巡る大雑把な話というのは、ウケのいい方向で話が転がっちゃいますよね」
(´・ω・`)「少し前に『ライトノベルには女性主人公が少ない』という話がネットで広まってたけど、調べてみたらけっこう違ってたということもあったよね」
参考:本当に最近の男性向けラノベに女性主人公が少ないのか、うちのブログ的に検証してみた(2014年10月14日の記事)
(;`・ω・´)「元ネタのtogetterの記事は消えちゃってますね…」
(´・ω・`)ノシ「というわけで、今回はこんなところで」
(;`・ω・´)ヾ「それでは」
落第騎士の英雄譚<キャバルリィ>【電子特装版】 (GA文庫)
(´・ω・`)「考えてみると、今回の言説は今期のアニメに偶々そういう作品が多かっただけ、ということなのかも」
(;`・ω・´)「『落第騎士の英雄譚』『学園都市アスタリスク』『終物語』『対魔導学園35試験小隊』…たしかにそうですね」
特にラノベは棚の奪い合いが激し過ぎてアニメ化作品でもなければまともに棚に並べないわけですし。
ラノベに限らず、例えば「ジャンプ漫画って○○だよね」って言ってる人の頭には数多の打ち切り作品のことなんかはなくて、ナルトやらワンピースやらが想起されて当然なわけで。
タイトル数よりもラノベ全体の売り上げの中で何割ぐらいがその「○○」なのか算出するのがいいんじゃないかと長らく思ってるんですが、出版関係者でもないとこの数字を出すのが難しいんですよねえ……(´・ω・`)