ココロコネクト　1巻　心が入れ替わるから互いの悩みも解決できる！

Web漫画『ファミ通コミッククリア』連載、「ココロコネクト」の1巻です。
ファミ通文庫のラノベ「ココロコネクト　ヒトランダム」をコミカライズしたもので、この作品は第11回えんため大賞特別賞を受賞してます。描き手はCUTEG(カム)さん。ほぼ表紙買いの魅力的な絵だったのでプロフィールを調べてみたら韓国の人だったのね。「この中に1人、妹がいる！」「アイドライジング！」などのラノベの絵も手掛けてたなんて知りませんでしたよ。またアダルトなイラストも少なからず描かれているようでソッチ系で知った人も居るんじゃないかと。ご本人のブログに発表してるものだとこれとか。

それは私立山星高校の文化研究部の5人に降りかかった怪事件。部室に青ざめた唯と青木が入ってきた。何でも昨晩、二人の精神というか心が一時的に入れ替わったとか。当然ながら信じられない他の部員たち。でもそれはこれから起きる事態の序章に過ぎませんでした。その翌日は太一と伊織が、さらに翌日では唯と青木と稲葉の心が入れ替わってしまいます。

文化研究部だけに起きるこの現象は"ふうせんかずら"なる者が仕組んだものでした。普通ならそいつは何者だとか事件の真相に迫ったりしますけど、ここではそんなことしません。相手が強大過ぎて手が出せない存在だからです。ランダムに心が入れ替わるこの現象をしばらく観察したいだけというので、否応なしにこの現象を受諾することになった部員たち。そんな部員たちの感情を巡る青春ストーリーです。

男女で心が入れ替わるのは定番ですけどランダムで入れ替わるってのはあまり無い？　入れ替わって興味を持つのは当然 性に関することでしょう。ここでも伊織になった太一が胸を揉んでいる最中に"両刀使い"の委員長・藤島が来て「揉んであげる」と予想外な展開に。
また上の画像では唯が男になったときにトイレに行きたくなったら「アノおぞましいものを見なきゃいけない」と赤面。でも伊織は「わたしなんてもう立ちション出切るようになった」と、しゃあしゃあと言ってのけます。
慣れるのはいいけどそりゃ慣れすぎだろ

それとこれは5人の中でも真面目な稲葉が太一になってるときのもの。絶対に見せることはないだろう可愛いらしいポーズをとって写真を撮っていたら当人が登場。こっぴどく叱られたのは当然ですね。

とまぁ おちゃらけなシーンもあるのですけど締めるところは締めてるのがラスト近くでの太一と唯のやりとり。唯は男性恐怖症であることを初めて打ち明けます。それは心が入れ替わっているからこそ出来たものでした。そこから恐怖症を克服すべく太一は手を差し伸べるのです。
かくいう太一も「自己犠牲野郎」と言われる性格を稲葉から指摘されています。このようにそれぞれが抱える悩みや相談事を心が入れ替わるから打ち明けられ、それをより良い方向へ導き出そうとする皆の姿勢が青春してるなーと感じられます。
あまりエッチ的じゃない、こういった感じの心の入れ替わりものはハートフルな気分でいいもんですな！
尚、ファミ通文庫が作った原作ラノベ版でのPVはここでご覧ください。
　　
ココロコネクト(1) (ファミ通クリアコミックス)
この中に1人、妹がいる！４　*5月25日発売
ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)