fc2ブログ
2024 / 12
≪ 2024 / 11 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 - - - - 2025 / 01 ≫

ついに最終回。

脚本 虚淵玄(ニトロプラス)/深見真 コンテ 塩谷直義 
演出 塩谷直義/川崎逸朗 作画監督 古川良太/矢萩利幸 美術監督 衛藤功二

再び相まみえる狡噛と槙島。槙島を前に、狡噛の『殺意』がむき出しになる。システムの檻に囚えられなかった2つの魂が、疾走する。彼らの到達した地平に、朱は何を見るのか。そして彼女の出す答えとは――。

最終回。

咬噛VS槙島の結着は…槙島の死と、咬噛の失踪でEND。

「刃物VS刃物」で、槙島は負傷。

車で逃げるも、常守が後部にしがみつき、タイヤを撃つ。

ここで咬噛が「朱!」と叫んだのを、声優の関さんと花澤さんが

印象に残った場面に挙げていましたね。


これまでは、雑賀先生の家に行く回で、咬噛は「仕事」的な

感じだったのに対し、常守が「デート前」みたいなアクションで

服選びをしていたり、咬噛が失踪した後、まるで「失恋した」

ようなショックを受けていた…そんな様子から「常守の片思い」

だとばかり思っていましたが。

あの場面で、「下の名前」を呼び捨てにするということは、

咬噛の方も彼女を意識していたようですねw

咬噛役の関さんも「キュンとした」と仰ってましたしw


槙島の最後は…何というか、ちょっと失望しました。

「理想の社会」だとか、警察や公安の人間を下に見ている

ような話しぶりから、何か凄い戦略でもあるのかと思っていたの

ですが…「あれ?」というくらい、何もなかった。


咬噛たちに「バイオテロ」を見抜かれていたり、

施設の電源を落とされたら、あとは「自暴自棄の攻撃」

「負傷したので逃走」「自力で逃げるも体力が尽き、射殺」

…会話の際、一々読破した本の文句を引用するので、

相当なインテリ犯罪者であり、様々なパターンの戦略を

用意しているのかと思っていたのですが。

少し、買いかぶりすぎていたようです。

咬噛が言っていたように、社会から阻害されて、

かまってほしいからテロなどで気を引こうとする、

孤独に耐えられない小物だった可能性が高いですね。


結局、咬噛は失踪、槙島は死亡、常守と宜野座は警察に

残り、新人を育てる…そんな終局。

弥生と志恩は…「え? そういう関係だったの?」

と、何か残念な感じでしたw

宜野座が執行官になりましたが、心配で仕方がないw


さて…この作品を総括しましょう。

序盤は、世界観にハマれず、静観していましたが…

中盤くらいから、この作品の「楽しみ方」を理解。

非常に渋く、大人向けの作品な感じがしました。


テーマである「未来の理想社会。シビュラシステム」を

容認するものと、認めない者がいるというイデオロギー闘争

については…結局、なんだか答えが出ていない印象でしたね。

「悪い」という描き方をしていましたが、かといって社会は

もう、システムなしでは成立しない。

だから、受け入れるしかない。

もう少し、希望のある未来を描いてほしかった気がします。

そんな「いい未来」は、誰にも描けないですかね?


キャラクターは、咬噛に共感していました。

常守の友人「ゆき」をかばいながら戦う回なんかは、

その優しさに好感が持てましたね。

印象的だった台詞は「俺に裏切られたからといって

自分の信念を曲げてはいけない。あんたは正しい」

あの、常守に送った手紙の文章は、素晴らしかった

と思います。


地味だが、良作。

そんな作品でした。


それでは、これで「PSYCHO-PASS-サイコパス-」

の記事を終わります。


半年間、記事を読んで下さっていた方&TBを

送ってくださった方。

ありがとうございました!


狡噛慎也役 関智一
「ついに、ここまで来てしまったか……」自分自身とても感情移入して物語を追っていたので、たどり着いて嬉しいような、悲しいような複雑な気分です。狡噛は、これからどこへいくのか……。シビュラは、どうなっていくのか……。一番グッときたのは「朱」を初めて呼び捨てにした所。キュンときました(笑)。ひとまず「PSYCHO-PASS サイコパス」をここまで応援してくださった皆さん、ありがとうございます。また狡噛と再会できることを祈って。

常守朱役 花澤香菜
狡噛さんが下の名前を呼んだところと、ラスト、朱が1話で出てきた宜野座さんの台詞を言うところにグッときました。朱ちゃんが必死で頑張っているので、私も頑張って演じきらなければと夢中でアフレコしていました。終わってしまって寂しいですが、彼女の今後が見えて、少しホッとしました。この作品に関わることができて本当に良かったです!!!!

キャラクターデザイン 浅野恭司
「PSYCHO-PASS サイコパス」のアニメーションのキャラデザの話をいただいたのは一年ちょっと前くらいで、依頼された時は本当に嬉しかったと記憶しております。引き受けた理由は3つありまして、1つ目はプロデューサーの和田(現WIT STUDIO代表取締役)の企画であったため。2つ目は16年間お世話になったProduction I.Gへの恩返しになるかもと思ったため。3つ目はくされ縁でもある塩谷直義のためでした。I.G時代に幾度となく演出、作監という組み合わせで作品を作ってきたのですが、彼の監督作品「劇場版 BLOOD-C The Last Dark」は手伝うことができなかったので、次の監督作品はどんな形であれ関わりたいと思っていました。その矢先のアニメーションキャラデザの依頼なので、断る選択肢などありませんでした。選んでくれてありがとうです。
最終回を終え、2クール乗り切れたのは、塩谷監督の無理難題に答えてきた各部署のスタッフの粘り具合と、ファンの方々の熱い期待に応えられるようにベストを尽くしてきた賜物なのではないでしょうか。「PSYCHO-PASS サイコパス」が今後どうなっていくのかは自分もわかりませんが、アニメーター人生において誇りになった作品だと思っているので、継続されることを心から望んでおります。
皆様、一緒に待ちませんか?

総監督 本広克行 まだまだ休めないよ! 

塩谷監督!監督 塩谷直義
皆様、「PSYCHO-PASS サイコパス」全22話を最後まで見て下さり、本当にありがとうございました。ここまで来ることができたのは、ひとえに全スタッフが作品への情熱を絶やすことなく、想いを注ぎ込んだからです。そして、その情熱を支えたものは応援して下さるファンの皆様あってのものです。中々、スポットがあたりにくいですが、現場スタッフの一人一人が作品を支えています。本当に僕なんて、そんな中のいちスタッフに過ぎません。これからも何卒! 「PSYCHO-PASS サイコパス」をよろしくお願いします!



・スタッフ
キャラクター原案:天野明
アニメーション制作:プロダクション I.G

オープニングテーマ「Out of Control」Nothing's Carved In Stone
エンディングテーマ「All Alone With You」 EGOIST


PSYCHO-PASS声優
狡噛慎也:関智一
常守朱:花澤香菜
宜野座伸元:野島健児
征陸智己:有本欽隆
縢秀星:石田彰
六合塚弥生:伊藤静
唐之杜志恩:沢城みゆき
槙島聖護:櫻井孝宏



この記事へコメントする















PSYCHO-PASSの感想です。 繰り返される…か…。 ...
PSYCHO-PASS サイコパスの最終話を見ました。 第22話 完璧な世界 「貴様は孤独に耐えられなかっただけだ」 「この社会に孤独でない人間がどこにいる?誰もがシステムに見守られ... ...
新しい道を、見つけてみせる… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201303220000/ 小説 PSYCHO-PASS サイコパス/ゼロ 名前のない怪物高羽彩 ニトロプラス Produ... ...
「きっと新しい道を見つけてみせる  シビュラシステム、あなた達に未来は無いのよ!」 ついに最終話!! 狡噛と聖護の決着、そして朱が出した答え――    【最終話 あらすじ】 再... ...
『再び相まみえる狡噛と槙島。槙島を前に、狡噛の『殺意』がむき出しになる。システムの檻に囚えられなかった2つの魂が、疾走する。彼らの到達した地平に、朱は何を見るのか。そし ...
- 僕は人生の「プレイヤー」でいたい - 第17話でそう語った槙島は,自分の人生を「プレイ」できたのか。 生まれてずっと孤独だった彼は,孤独がいやされ,「魂の輝く」瞬間を感 ...
アニメ「PSYCHO-PASS 」を見ました。 フジにて 木曜深夜にやってました お馴染みのノイタミナ枠です 今回はオリジナル作品で2クールの全22話 いや〜 これは面白かった オリジナルという ...

AYATO

Author:AYATO
最新アニメ番組の、感想記事が主体のブログです。
ネットラジオでも活動中。

毎週月曜日に
「AYATO☆STYLE」を放送中。
内容は、ゲストさんと雑談や、
アニメ語り、朗読や台詞読み、
ドラマやスポーツ実況等
をしています。

※次回の放送は11/18日(月曜)
週間アニメニュースの予定。

相応リンクをご希望の方は、コメントなどでご連絡下さい。

FC2 Blog Ranking
TVアニメ『シュタインズ・ゲート』


presented by 初音ミク オリジナル