⭐️ ホラー小説でよく使う仕組み
1. 情報の“欠落”で不安を作る
見せない・説明しないことで、読者が勝手に怖い想像を膨らませる。
例:音だけする/影だけ見える/日記の途中が抜けてる。
2. 日常の“ズレ”
普通の風景に、ひとつだけおかしいものを混ぜる。
例:知ってる人の顔が微妙に違う/家の間取りが昨日と違う。
3. 視点の不安定さ
語り手が信用できない、認知がおかしい感じを出す。
例:語りが矛盾する/“自分”を三人称で語り出す。
4. 遅延(じらし)
怪異をすぐ出さない。「来る気配」だけを積み重ねる。
例:足音がこちらに近づくけど姿はない。
5. 閉じた空間
逃げられない状況を作る。密室・孤島・夜の山など。
例:圏外の山小屋/嵐で外に出られない。
6. 反復の異常化
同じ現象が繰り返されるが、回数ごとに変質していく。
例:毎夜同じ時間にノック→回数が増える→部屋の中から聞こえる。
7. “正しすぎる”説明
キャラが妙に冷静・科学的に説明することで逆に怖さが出る。
例:幽霊を見ても淡々と状況を分析する医者。
8. 読者だけが知ってしまう恐怖
登場人物は気付いていないが、読者だけが異常を理解する。
例:背景の写真に写り込んでいる“誰か”。
9. タブーの侵犯
触れてはいけないもの・場所に触れることで恐怖が連鎖する。
例:村の禁忌の祭具を動かす/封印を開ける。
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