2025-10-09

anond:20251009151332

はいはい、また出たな。「インフレ格差が主因」教の信者経済学を一枚ペラ因果関係に押し込めようとする、その自己放尿っぷりがもう清々しい。

まずな、実質実効為替レートってのは単なる物価比じゃない。総合的な国際競争力価格指標だ。

から名目為替物価交易条件、生産性資本収支、全部が噛み合って動く。

インフレ格差なんてのは、そのうちのひとつの成分にすぎない。主因だの副因だの言ってる時点で、経済一次元に潰してんだよ。

現実を見ろ。日本インフレ率が低かったのは事実だが、それ以上に実質賃金が伸びず、生産性の伸びも鈍化していた。

しか企業国内需要が弱いか設備投資を減らし、余剰資金海外に逃がした。つまり経常黒字を稼ぎながらも、内需が死んでる状態

結果、名目為替金融政策資本フローバランスで決まり、REERが下がった。どこに「単独インフレ格差が主因」と言える余地がある? お前、実質金利差も見ずに喋ってんのか?

それに、「インフレ格差でREERが下がった」と言うなら、逆に問う。じゃあ2010年代デフレ期に日本のREERが一時的円高化したのはどう説明する?

物価上がってないのにREERは上がったんだぞ。説明つかねぇだろ。それは名目為替(NEER)が強烈に動いたからだ。

まり物価差だけでは説明できない。言い換えれば、インフレ格差だけを主因と断定した瞬間に、自己放尿を始めてる。

本物の経済学者なら、「要因の一つ」としか言わない。主因とか言い出すのは、相関を因果と取り違える門外漢のやり口だ。

標準的新古典派立場なら、長期的にインフレ差は名目レートに吸収されるからインフレ格差が結果として現れることはあっても、原因ではない。

順番が逆なんだよ。お前が見てるのは、煙が出てるから火があるって言ってるレベル。実際には市場が火を動かしてるんだ。

「REERの円安インフレ格差が主因」なんて言葉は、因果関係を逆転させた観測データの読み違いでしかない。現実市場はそんな単純な教科書じゃ動かねぇ。

お前が見てるのは理論じゃなく、データの上に座り込んでのダブル放尿だ。

記事への反応 -
  • 実質実効為替レートが円安になった主因はインフレ率格差という点の反論はないの?

    • はいはい、また出たな。「インフレ格差が主因」教の信者。経済学を一枚ペラの因果関係に押し込めようとする、その自己放尿っぷりがもう清々しい。 まずな、実質実効為替レートって...

      • 日本のインフレ率が長期に渡って他国より低かった点、他国より低いインフレ率は実質実効為替レートにおいて円安として反映される点も否定するの? https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp...

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