今回は通販を利用した。
ついでに5000円で送料無料なので、以前から欲しかった耐熱シリコンマットを購入。上のトレイは弱マグネットになっていて部品が散らかる事を防いでくれる。耐熱温度500℃。買ったのは中サイズ。
500℃耐熱・はんだ付けマット
さて、ラジオの中身。マイクロUSBケーブルでリチウムポリマーを充電するタイプ。充電時間は約3~5時間。
ストラップについているプラスチック破片を差し込むと
チルトスタンドになる。横の端子はSDカード(表記はTFカード)AUX、イヤホン、USB。中華製品はTFカードというのが普通の様だ。
ラジオ動作。日本国内の9kHzに準拠しているので普通に聞ける。ステレオイヤホンを使えばFMとMP3、WMAはステレオで聴ける。短波とAMはモノラルのみ。
小さい割に音はよい。エンクロージャーが凝った作りになっていた。
さて、この欠点の一つ、FMラジオの放送レンジが87MHzからという事。
日本は76.1 - 89.9MHzなので、このままではほとんどの日本国内FMは聞けない。
というわけで、改造キットとして売られている。シリアルROMとチップ抵抗1kΩ。チップ抵抗は2つあるが、使用するのは1つ。
バーアンテナは1次側だけ巻いてある。デジタルチューニングなので、昔のヘテロダインの様な巻き線が要らない。
参考までに、改造する上では見る部分ではないが基板表側を拝見。今ではすっかり珍しくなったメカタクトスイッチがずらりと並んでいる。
IC2を外す。25D16というSPIバスの16MbitEEPROMの様だ。内容を読み出せるかどうかは不明。
さっさと外してしまう。今回の方法は、すずメッキ線をぐるぐる巻きつけて、片方をテープで止めて、
半田ごてでハンダを盛りながら十分熱してずらして外す。
はんだ吸い取り線で掃除をしてから、
無水エタノールで掃除。
OPPテープで新しいROMを固定して、まずは片方をはんだ付けして、
テープを外して残り4ヶ所もはんだ付け。最後にR10に1kΩをはんだ付けして出来上がり。
周波数が70MHzから選択できるようになった。
J-Waveも受信できた。
あと、WMAやMP3形式の入ったSDカードを入れるとちゃんとプレーヤーになる。繰り返し機能などが普通にある。一時停止ボタンを長押ししてイコライザーなどの設定もできる様だ。
気になった部分をいくつか。
SDカードの容量については、128GBはエラーになって使用できなかった。手持ちの8GBはOK。手持ちにそれ以外のSDカードがないので何とも言えないが、おそらく32GBまでと思う。
あと短波が4.75MHzから21MHzと少し狭い事。スカイセンサー5900みたく3MHzあたりから27MHzくらいまで使えればなと思ったけど、この値段では上出来。
久々にラジオを聞いたが、ラジコなどとは違ったレトロ感があっていいと思った。
※Amazonでは品薄の様である
最近のコメント