[][mobile][Homepage][BBS][Blog][YouTube][asablo]

SONY ICF-801修理2021/04/20 12:26:21


SONY ICF-801修理

とある方より修理依頼。症状は、選曲つまみを回しても選曲の針が動かないとの事。選曲自体は正常なので、糸かけかベルトが外れているっぽい。
このラジオ、2009/07/21に発売されたものだが、青森県にある十和田オーディオのOEM製品らしい。
汚れは相当な物で、飲食店舗でずっと使わてれいたので無理もないだろう。



中身を分解。中身は外見とは裏腹に異例な面立ち。



早速故障個所の表示針部分を調べる。ドライヤーで温めながら表示板を剥がすと、



ああ、やっぱりベルトが外れていた。そのままひっかければ治るかなと思ったが、



プーリーが劣化して割れており、それが原因で軸が斜めになって外れてしまった様だ。そのまま組み立ててもまたベルトが外れてしまうだろう。かといってこういう部品は手に入らない。



色々と方法を考えてあげく、外れたプーリーをホットボンドで固定してしまって、グリスでベルトを滑らせる方法に至る。



軸を垂直にしたので外れることはないだろう。



一方、筐体については相当頑固な汚れがこびりついていたので、樹脂を全部マジックリンで洗浄。



数十分もすれば汚れが浮き上がってくる。



ツマミなどの凹凸のある部品は、超音波洗浄機と中性洗剤で洗浄。思った以上にきれいになる。



電池ボックスのウレタンはボロボロなので、隙間テープを薄く切って張り付け。



取り出した回路。電源と本体の2枚構成の基板。



アナログラジオの進化の最終形態を見ている気がする。ここまでヘテロダイン回路が簡略されるのか。



スピーカーアンプ。



半日でオーバーホールが終了。



感度は良いし、なによりも音がいい。依頼主より、このラジオは思い入れがあるラジオなので、店舗用には別のラジオを用意し、これは自宅で使い続けるそうだ。
お金で買えないものというのはあるんだなと思った。



備忘録:エアコンフィルター交換2021/4/292021/04/29 14:01:32


エアコンフィルタ交換備忘録

毎度毎度の事なので、備忘録として記録。

Amazonで最近買ったグッズ2021/04/30 14:04:36


分解用ヘラセット

最近の電子機器は、接着剤で止まっているものや、ねじを一切使わないものが増えてきた。いつもならマイナスドライバーやテレホンカード(死語)を使ってこじ開けていたが、この際だから専用工具を買いそろえた。まずはヘラセット。安かったもので。鋳型は値段相応だけど、要件は満たす。



ヘラでも、薄くて丈夫なこれ。厚みが0.3mmなので、いままで苦労していた殻割が簡単になる。シールでべったりくっ付いているのをはがすにも重宝する。



ヒートガン。それも温度調節付き。値段が安いからどうかと思ったけど、色々なアダプターが付いているし、某日本のヒートガンよりも軽めだ。



この温度調節機能は、本当に安心した操作ができる。国内有名メーカは、こういう温度調節ヒートガンを作らないのかが疑問な位だ。早く買っておけば良かったと思った道具でもある。
風量は、ハイ・ローの2段階、温度調節は50℃~600℃と広い範囲で10℃きざみで調整可能。



超音波洗浄機。Youtubeを見ていると部品を洗う時とかに結構使われているので真似して購入してみた。台所用洗剤を入れて洗いたいものを入れるだけの手軽さ。水を捨てるとき少々面倒ではあるが、安いわりに使えるのでOK



料理用温度計。からあげの中の肉の温度がちゃんと65℃以上であるか確かめるために買ったが、応答速度が速くて、料理以外でも出番が多い温度計。







[][admin][mobile][Homepage][BBS][Blog][YouTube][asablo]