肉桂水
子供の頃、幼稚園の園庭に明るい茶色の細い木が生えていた。
それは肉桂(ニッキ)、つまりシナモンの木であり、私たちはときどき幹から皮をむいては
その風味を楽しんだものだ。
そのうち、子供たちの手の届くところにはほとんど皮がなくなってしまい、
幼稚園の先生が「やめようね」と言ったが、もちろん丸ハゲになるまでそれは続いた。
で、おそらくご存じの方も多いと思うが、四国ではこんなものが売っている。
見たところ色水もしくはかき氷のシロップだが、ラベルにあるとおりこれはニッキ水である。
この鮮やかな赤のほかに黄色と青があるそうだ。
買ったのはもちろんワタシではない。相方である。
あまり飲みたくはなかったが、ためしに一口飲んでみた。
口に含むとシナモンというより、ニッキを濃縮した強い香りがつんときた。
幸い飲み口が狭いので、いちどに少量しか出てこない。
以上、試し飲み終わり!
ところが、ミカンが妙にほしがる。
片手に麦茶のカップ、もう一方にニッキ水をもって、
見ていると、一口ニッキ水を飲むと麦茶を一口。
…どうやら麦茶はチェイサーらしい。
しかしあまり減らず、冷蔵庫に保管した。
翌日、ミカン就寝前。
「ねえねえ、ニッキ水ほしい~」
リクエストにしたがい、出してやると
ふたたび一口ニッキ水を飲んでは、麦茶を飲むをくり返す。
「おいしいの?」おそるおそるたずねると、
「ゲロしそうになった!!」
じゃ、どーして飲むんだああああ!?
(母、苦悩の叫び 笑)
それは肉桂(ニッキ)、つまりシナモンの木であり、私たちはときどき幹から皮をむいては
その風味を楽しんだものだ。
そのうち、子供たちの手の届くところにはほとんど皮がなくなってしまい、
幼稚園の先生が「やめようね」と言ったが、もちろん丸ハゲになるまでそれは続いた。
で、おそらくご存じの方も多いと思うが、四国ではこんなものが売っている。
見たところ色水もしくはかき氷のシロップだが、ラベルにあるとおりこれはニッキ水である。
この鮮やかな赤のほかに黄色と青があるそうだ。
買ったのはもちろんワタシではない。相方である。
あまり飲みたくはなかったが、ためしに一口飲んでみた。
口に含むとシナモンというより、ニッキを濃縮した強い香りがつんときた。
幸い飲み口が狭いので、いちどに少量しか出てこない。
以上、試し飲み終わり!
ところが、ミカンが妙にほしがる。
片手に麦茶のカップ、もう一方にニッキ水をもって、
見ていると、一口ニッキ水を飲むと麦茶を一口。
…どうやら麦茶はチェイサーらしい。
しかしあまり減らず、冷蔵庫に保管した。
翌日、ミカン就寝前。
「ねえねえ、ニッキ水ほしい~」
リクエストにしたがい、出してやると
ふたたび一口ニッキ水を飲んでは、麦茶を飲むをくり返す。
「おいしいの?」おそるおそるたずねると、
「ゲロしそうになった!!」
じゃ、どーして飲むんだああああ!?
(母、苦悩の叫び 笑)
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子供の味覚
子供の野菜ぎらいは,子供は植物の有毒成分に対する抵抗力が弱いので,それに対する反応であって,進化論的な根拠があるんだという説を聞いたことがあります.あんまし関係ないか.