教科書に寺田寅彦を
リアルでしだいに追いつめられてきて、
そうするとなぜか逃避に走りはじめる私…
ゴメンナサイ、やりますやります。
といいつつ、寺田寅彦なんかを手にとってしまったりして。
窓のガラスに結露し、ついには水滴が下へ伝わり落ちる様子を彼は観察し、
その水の樹枝状の流れが合流するパターンは
統計的に示すことができそうだと考える。
そのパターンはどんな条件で変化していくのだろうか、
樹枝状の形にはどんな物理法則が関与していくのだろうか、、と疑問を次々に発していく。
コンペイトウの角がどうやって生まれたのかもまた、彼が興味をよせたもののひとつだ。
こうして考察を重ねていく姿は、ある意味シャーロック・ホームズのよう。
誰もが見ているはずなのにあたりまえのものとして受け止めているものを
科学の言葉で(それも杓子定規にではなく)解き明かそうとする。
ひとつの解答が見えてもそこでやめず、そこで見えてきた次の階段を昇ろうとする。
寺田寅彦は、よく知られているように夏目漱石の弟子でもあり、
『我が輩は猫である』の寒月先生のモデルといわれている。
理科離れといわれるけれど、彼の文章が教科書になれば、もう少し科学に興味が
もちやすいかもしれないのにね、などと思った。
国語でも理科でもいいから。
それとも、どこかでもう使っているのかしらん。だといいのにな。
☆阪神淡路大震災の日。
被災して家を失い、関東に越してきたという老婦人に鎌倉で出会ったことがある。
「それでも生きていたから」
すべての遺族の方、被災者の方がいやされる日が来ますように。
そうするとなぜか逃避に走りはじめる私…
ゴメンナサイ、やりますやります。
といいつつ、寺田寅彦なんかを手にとってしまったりして。
窓のガラスに結露し、ついには水滴が下へ伝わり落ちる様子を彼は観察し、
その水の樹枝状の流れが合流するパターンは
統計的に示すことができそうだと考える。
そのパターンはどんな条件で変化していくのだろうか、
樹枝状の形にはどんな物理法則が関与していくのだろうか、、と疑問を次々に発していく。
コンペイトウの角がどうやって生まれたのかもまた、彼が興味をよせたもののひとつだ。
こうして考察を重ねていく姿は、ある意味シャーロック・ホームズのよう。
誰もが見ているはずなのにあたりまえのものとして受け止めているものを
科学の言葉で(それも杓子定規にではなく)解き明かそうとする。
ひとつの解答が見えてもそこでやめず、そこで見えてきた次の階段を昇ろうとする。
寺田寅彦は、よく知られているように夏目漱石の弟子でもあり、
『我が輩は猫である』の寒月先生のモデルといわれている。
理科離れといわれるけれど、彼の文章が教科書になれば、もう少し科学に興味が
もちやすいかもしれないのにね、などと思った。
国語でも理科でもいいから。
それとも、どこかでもう使っているのかしらん。だといいのにな。
☆阪神淡路大震災の日。
被災して家を失い、関東に越してきたという老婦人に鎌倉で出会ったことがある。
「それでも生きていたから」
すべての遺族の方、被災者の方がいやされる日が来ますように。
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形の形成への関心