2025-06-27

世界の潮流に乗り遅れた日本へ――Wayve×日産の動きに見る“追い上げ

Wayveの幹部大量補強が突きつける現実

https://wayve.ai/press/wayve-expands-engineering-leadership/?s=09

研究から量産へフェーズシフト

‐ CruiseやMobileyeで量産プラットフォームを束ねた実務家が一気に合流

AIアルゴリズムだけでなく「車両OS」「フリート運用」まで量産仕様に引き上げる体制が整った

量産を睨むスタートアップ自動車OEMの融合が加速

大手OEM顧客に抱え、少人数でもハード実装まで一気通貫できる構造が出来つつある

なぜ日本関係するのか

日産との先行協業

横浜研究開発拠点を開設し、国内OEM向けに直接開発を進めている

2027年以降の次世代ADシステムへWayveの「Embodied AI」を載せる計画公表済み

国内エンジニアリング人材呼び水

海外トップタレントに続き、日本拠点での採用が本格化

東証プライム上場メーカーだけではなく、スタートアップからキャリアを選ぶルート可視化された

グローバルから学ぶ三つの教訓

研究⇔量産の橋渡しを担う「実務型リーダー」の獲得こそ成否の分水嶺

データ収集フリート運用を同時に最適化する組織構造必要

‐ 「ソフトウェア更新を前提とした量産車開発」が当たり前になりつつある

日本が“周回遅れ”を巻き返す五つの提言

1. 量産フェーズ専門家経営直下に配置せよ

2. 法規制運用実績を同時に積む「限定地域レギュラトリーサンドボックス」を拡充せよ

3. AIスタートアップOEMの混成チームを常設化し、年度を跨ぐPoCループを断ち切れ

4. 採用広報を「グローバル標準職務記述書」で発信し、海外タレントの獲得競争に参戦せよ

5. データシェアリングを前提にした共同テストコースクラウド基盤へ国が投資せよ

まとめ

Wayveの幹部補強は「研究→量産」フェーズシフト象徴する出来事だ。日産と組むことで日本市場にも波及効果が及び、国内プレーヤーが再加速する現実的な道筋が見えてきた。失われた時間を取り戻す鍵は、実務家リーダーの登用と、AIスタートアップとの対等な協業スキームの構築にある。日本に残された猶予は長くないが、横浜の小さな拠点が示すように、希望の芽は確かに萌え始めている。

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