北岳(3193m)に来ただけぇ~ 3日目
2017年8月26日(土) 雨のち曇り
初めての南アルプス、2泊3日の北岳・間ノ岳ハイク。
ここまでのハイクの様子はこちら
北岳(3193m)に来ただけぇ~ 1日目その1
北岳(3193m)に来ただけぇ~ 1日目その2
北岳(3193m)に来ただけぇ~ 2日目その1
北岳(3193m)に来ただけぇ~ 2日目その2
標高3000mの稜線で迎えた最終日の朝は、予報通りの雨(5:00)
しかも風速10m/s近い強風が吹き付けている。
昨日北岳山荘に向かわない判断をしたのは、本当に正解だった。
北岳肩の小屋
この暴風雨の中、八本歯のコルの濡れたハシゴ場を下るのは自殺行為に等しく、
北岳を登り返すのもかなり危険。昨日のうち北岳に登っておいて良かった。
昨夜も19時過ぎに床に就いたのだが、まだ少し眠い。
実は私の布団の回りで大イビキをかく方が3名ほどいて、三重奏を奏でており、たまらず1階に一時避難。
すると目が冴えてしまい、2時間ほど寝られなくなってしまった(笑)
既に朝食の第1部(5:00)が始まっていたが、降りるだけなので焦らずに第2部にした。
朝食のメニューは薄焼き玉子、シャケ、味付け海苔etc.
ダイエット中につき、北岳盛りは自粛しました(笑)
この風雨の中、北岳に向かうハイカーの方もチラホラ。
お気をつけて。さて私も降りる支度をするか・・・
昨日デッドヒートを繰り広げたソロの男性(この人がイビキ三重奏の1人w)は、今日は北岳山荘までなのでもう少しゴロゴロするそうだ。
この男性、農鳥岳まで縦走されるのだが、なんと6泊の予定。
通常せいぜい3泊もすれば踏破できるのだが、大名登山ですね(笑)
カッパを着込んで下山開始(7:03)
お世話になりました。
登山道に入ると、横殴りの雨が容赦なく吹き付ける。
鎖場のある岩場付近では登ってくるハイカーを待つため渋滞。
冷たいよ~ 早く登ってきてね・・・
7:31 小太郎尾根分岐(標高約2860m)
今日は甲斐駒や仙丈ヶ岳は全く見えない。
眼下も一面のガスと雨だが、風はほとんど弱まる。
こんな天気なら、踊り子さんたちが出てくるかも・・・
※当劇場はよっし~の脳内にある架空のもので、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
結局、踊り子さんたちは見られなかった(涙)
7:45 右俣・草すべり分岐(標高約2750m)
下りは趣向を変えて右俣にしようかと思ったが、草すべりへ。
植生保護柵前では肩の小屋泊まりだった団体さんが小休止。
下りは先に行かせていただきます。
樹林帯に入る頃にはすっかり雨は止んでおり、蒸し暑くなってきた。
:
眼下にテント場が見えてきた(8:27)
8:51 北岳草すべりルート入口(標高約2232m)
登りは5時間かかったこの区間も、下りは1時間48分。
白根御池小屋
おねーさまたちに追い付けるかと思ったが、結局抜けなかった。
クールダウンのソフトクリームを食べるべく、売店(oike cafe)へ。
よ:「ソフトクリーム1つ! 盛り付け上手くなった?」
新:「あっ、一昨日の・・・ はい!上手くなりました!」
「スミマセン・・・さっきの言葉、撤回します。てへ」
上手くなる頃にはシーズン終わっちゃうぞ(笑)
テントを撤収すべく、テン場に向かうと衝撃の光景が・・・
テントがひっくり返っていた(呆)
回りを木に囲まれていたので、横着して片方の張り縄をしなかったのだが、昨夜は御池付近も風が強かったようで、ペグが抜けてしまったようだ。実はこれは撤収しやすくするための裏ワザなんです(ウソ)
撤収中にまた雨が降り出し、濡れたままザックに押し込む。
北岳方面は厚いガスに包まれたまま。
大樺沢回りは遠回りになるので、下りは御池ルートへ(9:48)
ずっしりと重くなったザックだが、しばらくはなだらかな道が続く。
ただし丸太階段の箇所もいくつかあるので、雨の際はスリップに注意。
途中、韓国人と思しき50人ほどの団体とすれ違い、道を譲るも御礼の一言もなし。
水平道が終わると、激下りの急坂となる(10:26)
大樺沢合流点までの約1.1㎞を、一気に600mも下っていく(勾配率54%)
10:43 第2ベンチ
この辺では雨も上がっており、カッパを脱ぐ下山者が多かった。
11:06 第1ベンチ
ここで小休止。
このベンチ、やたら座高が高くて足が届かない(笑)
11:43 大樺沢・御池分岐(標高約1660m)
前を歩くグループの後ろを付いていったのだが、なぜか分岐の先の大樺沢ルートに降りる。なんでやろ?? これじゃpopさんたちのこと笑えない(笑)
あとは広河原までなだらかに下っていくだけ。
12:04 広河原山荘(標高約1525m)
御池小屋から2時間16分。おねーさまたちも降りていた。私同様、下りは早いですね(笑)
ご褒美のビアといきたいところだが、帰りの運転もあるのでガマン(涙)
うめぇ~ 生き返る!
吊り橋を渡ってバスターミナルへ(12:21)
12:26 広河原インフォメーションセンター(標高約1515m)
うわ~ すげぇ並んでいるぞ!
一瞬焦ったが、行列は北沢峠行きのバス待ちだった。
次の芦安駐車場行きの定時バスは13:00だが、
乗合タクシーの方が早く出発しそうなので、タクシーをチョイス。
特等席の助手席に乗って出発(12:35)
13:25 芦安市営駐車場(第2P)(標高約875m)
ザックを車に放り込み、バス乗り場に併設された温泉に直行。
汗を流した後、再び高速で帰宅の途へ。
最終日は生憎の天気だったが、無事に下山することができて何より。
僅かな時間帯だけではあったが、雄大な富士山を望めて大満足。
また花の百名山だけあって、普段白山や北アルプスではお目にかかれない
珍しい花にも出会うことができた。
間ノ岳には登ることができなかったが、これは次回以降の楽しみにしよう。
☆今回歩いたコース☆ (クリックすると大きくなります)
(この日の行程)
7:03北岳肩の小屋
7:31小太郎尾根分岐
7:45右俣・草すべり分岐
8:51白根御池小屋(テント撤収・休憩)9:48
11:06第1ベンチ11:17
11:43大樺沢・御池分岐
12:04広河原山荘(小休止)12:21
12:26広河原インフォメーションセンター12:35
13:25芦安市営駐車場
やっぱり、山っていいね!
北岳(3193m)
標高差1668m
登り 12時間10分(休憩2時間11分)、下り 4時間34分
出会った人 測定不能 出会った動物 なし
日本百名山:23座目
2017年:33座目
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初めての南アルプス、2泊3日の北岳・間ノ岳ハイク。
ここまでのハイクの様子はこちら
北岳(3193m)に来ただけぇ~ 1日目その1
北岳(3193m)に来ただけぇ~ 1日目その2
北岳(3193m)に来ただけぇ~ 2日目その1
北岳(3193m)に来ただけぇ~ 2日目その2
標高3000mの稜線で迎えた最終日の朝は、予報通りの雨(5:00)
しかも風速10m/s近い強風が吹き付けている。
昨日北岳山荘に向かわない判断をしたのは、本当に正解だった。
北岳肩の小屋
この暴風雨の中、八本歯のコルの濡れたハシゴ場を下るのは自殺行為に等しく、
北岳を登り返すのもかなり危険。昨日のうち北岳に登っておいて良かった。
昨夜も19時過ぎに床に就いたのだが、まだ少し眠い。
実は私の布団の回りで大イビキをかく方が3名ほどいて、三重奏を奏でており、たまらず1階に一時避難。
すると目が冴えてしまい、2時間ほど寝られなくなってしまった(笑)
既に朝食の第1部(5:00)が始まっていたが、降りるだけなので焦らずに第2部にした。
朝食のメニューは薄焼き玉子、シャケ、味付け海苔etc.
ダイエット中につき、北岳盛りは自粛しました(笑)
この風雨の中、北岳に向かうハイカーの方もチラホラ。
お気をつけて。さて私も降りる支度をするか・・・
昨日デッドヒートを繰り広げたソロの男性(この人がイビキ三重奏の1人w)は、今日は北岳山荘までなのでもう少しゴロゴロするそうだ。
この男性、農鳥岳まで縦走されるのだが、なんと6泊の予定。
通常せいぜい3泊もすれば踏破できるのだが、大名登山ですね(笑)
カッパを着込んで下山開始(7:03)
お世話になりました。
登山道に入ると、横殴りの雨が容赦なく吹き付ける。
鎖場のある岩場付近では登ってくるハイカーを待つため渋滞。
冷たいよ~ 早く登ってきてね・・・
7:31 小太郎尾根分岐(標高約2860m)
今日は甲斐駒や仙丈ヶ岳は全く見えない。
眼下も一面のガスと雨だが、風はほとんど弱まる。
こんな天気なら、踊り子さんたちが出てくるかも・・・
はい、いらっしゃいませ いらっしゃいませ 本日は当劇場へお越し下さいまして 誠にありがとうございます ハイカーの社交場、娯楽の殿堂 「きただけミュージックホール」 本日の上演予定の大樺沢ロンドン座よりお招き致しました ライチョウのヨウ子の砂浴び花電車ショー 上演に先立ちましてハイカーの皆様方に一言、 ご案内申し上げます お子さんの体調不良により、誠に残念ではございますが、 本日の上演は中止となりました ヨウ子嬢に代わりまして、深く深くお詫び申し上げます なおお手持ちのチケットにつきましては、 系列店の「間ノ岳ミュージックホール」でのステージ に振り替えさせていただけます。 引き続き、間ノ岳ミュージックホールにて、 快楽の神秘、悦楽の境地を心いくまでお楽しみ下さいませ |
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※当劇場はよっし~の脳内にある架空のもので、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
結局、踊り子さんたちは見られなかった(涙)
7:45 右俣・草すべり分岐(標高約2750m)
下りは趣向を変えて右俣にしようかと思ったが、草すべりへ。
植生保護柵前では肩の小屋泊まりだった団体さんが小休止。
下りは先に行かせていただきます。
樹林帯に入る頃にはすっかり雨は止んでおり、蒸し暑くなってきた。
:
眼下にテント場が見えてきた(8:27)
8:51 北岳草すべりルート入口(標高約2232m)
登りは5時間かかったこの区間も、下りは1時間48分。
白根御池小屋
おねーさまたちに追い付けるかと思ったが、結局抜けなかった。
クールダウンのソフトクリームを食べるべく、売店(oike cafe)へ。
よ:「ソフトクリーム1つ! 盛り付け上手くなった?」
新:「あっ、一昨日の・・・ はい!上手くなりました!」
「スミマセン・・・さっきの言葉、撤回します。てへ」
上手くなる頃にはシーズン終わっちゃうぞ(笑)
テントを撤収すべく、テン場に向かうと衝撃の光景が・・・
テントがひっくり返っていた(呆)
回りを木に囲まれていたので、横着して片方の張り縄をしなかったのだが、昨夜は御池付近も風が強かったようで、ペグが抜けてしまったようだ。実はこれは撤収しやすくするための裏ワザなんです(ウソ)
撤収中にまた雨が降り出し、濡れたままザックに押し込む。
北岳方面は厚いガスに包まれたまま。
大樺沢回りは遠回りになるので、下りは御池ルートへ(9:48)
ずっしりと重くなったザックだが、しばらくはなだらかな道が続く。
ただし丸太階段の箇所もいくつかあるので、雨の際はスリップに注意。
途中、韓国人と思しき50人ほどの団体とすれ違い、道を譲るも御礼の一言もなし。
水平道が終わると、激下りの急坂となる(10:26)
大樺沢合流点までの約1.1㎞を、一気に600mも下っていく(勾配率54%)
10:43 第2ベンチ
この辺では雨も上がっており、カッパを脱ぐ下山者が多かった。
11:06 第1ベンチ
ここで小休止。
このベンチ、やたら座高が高くて足が届かない(笑)
11:43 大樺沢・御池分岐(標高約1660m)
前を歩くグループの後ろを付いていったのだが、なぜか分岐の先の大樺沢ルートに降りる。なんでやろ?? これじゃpopさんたちのこと笑えない(笑)
あとは広河原までなだらかに下っていくだけ。
12:04 広河原山荘(標高約1525m)
御池小屋から2時間16分。おねーさまたちも降りていた。私同様、下りは早いですね(笑)
ご褒美のビアといきたいところだが、帰りの運転もあるのでガマン(涙)
うめぇ~ 生き返る!
吊り橋を渡ってバスターミナルへ(12:21)
12:26 広河原インフォメーションセンター(標高約1515m)
うわ~ すげぇ並んでいるぞ!
一瞬焦ったが、行列は北沢峠行きのバス待ちだった。
次の芦安駐車場行きの定時バスは13:00だが、
乗合タクシーの方が早く出発しそうなので、タクシーをチョイス。
特等席の助手席に乗って出発(12:35)
13:25 芦安市営駐車場(第2P)(標高約875m)
ザックを車に放り込み、バス乗り場に併設された温泉に直行。
汗を流した後、再び高速で帰宅の途へ。
最終日は生憎の天気だったが、無事に下山することができて何より。
僅かな時間帯だけではあったが、雄大な富士山を望めて大満足。
また花の百名山だけあって、普段白山や北アルプスではお目にかかれない
珍しい花にも出会うことができた。
間ノ岳には登ることができなかったが、これは次回以降の楽しみにしよう。
☆今回歩いたコース☆ (クリックすると大きくなります)
(この日の行程)
7:03北岳肩の小屋
7:31小太郎尾根分岐
7:45右俣・草すべり分岐
8:51白根御池小屋(テント撤収・休憩)9:48
11:06第1ベンチ11:17
11:43大樺沢・御池分岐
12:04広河原山荘(小休止)12:21
12:26広河原インフォメーションセンター12:35
13:25芦安市営駐車場
やっぱり、山っていいね!
北岳(3193m)
標高差1668m
登り 12時間10分(休憩2時間11分)、下り 4時間34分
出会った人 測定不能 出会った動物 なし
日本百名山:23座目
2017年:33座目
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