冠岳(838m)・浄法寺山(1053m)・南丈競山(1045m)
2011年9月11日(日)
今日も絶好の登山日和。家でじっとはしてられない(笑)
今回のターゲットは、浄法寺山(1053m)
福井市の隣、永平寺町にある山で、途中の冠岳(838m)とともに人気のある山である。
福井を代表する大河、九頭竜川右岸の浄法寺集落から、林道を車で登っていくと、
浄法寺山青少年旅行村に到着(8:05)
ここにはバンガローやテント場、バーベーキュー施設などがあり、家族連れやグループで賑わう。
旅行村から浄法寺山への登山ルートは2つあり、
1つはツツジが原コースで、もう1つが冠岳コース。
どちらも冠岳を経由する急登ルートだが、冠岳コースの方が直登の分だけよりキツいらしい。時間は余計にかかるが、ツツジが原コースをチョイス。
まずは登山口を目指し、旅行村内を歩いていく。
(うん?トトロの小径?)
この鉄の輪っかが続くのが、そうなのか??
この大きさだと、トトロのお腹がつかえて通れないと思うのだが(笑)
8:20 ツツジが原コース登山口(標高490m)
しばらくコンクリート舗装された小径を歩いていく。
右手には黒岩と呼ばれる大きな岩壁がそびえる。
ロッククライミングのポイントでもあるらしい。
登山口から10分ほど進んでいくと、急登が始まる。
さらに進んでいくと、登山道は岩が多くなる。
8:37 しし岩で小休止。
形が獅子に似ているので、こう呼ばれるらしい。
でも岩そのものに、ペンキでしし岩と書いてあったのは、チョッと興冷め。
せめて表示板ぐらい作ればいいのに。
振り返ると、眼下には九頭竜川。
しし岩から先は、ほとんど岩登りのような急登が続く。
またロープが用意されている箇所も。
冠岳コースより楽だと思っていたが、ツツジが原コースも実はかなりの急登だったことに面食らう。
ようやく前が開けてきた。
9:00 ツツジが原
たまらずここでも小休止。
正面奥が日野山(795m)で、その右やや手前が、おなじみの文殊山(365m)
ツツジが原から先は尾根筋で、
それまでの急登がウソのような緩やかな道となる。
9:05 びんつけ地蔵
ここでようやく単独行の方と遭遇。
小さなお地蔵(不動明王)さんと水場(湧き水)がある。
九頭竜川の主、黒竜と町娘おりゅうとの悲話ゆかりのお地蔵さんだそうだ。
軽やかに歩いていくと、前方に標識が。
9:23 冠岳山頂(838m)で小休止
なお先日登った池田町の冠山同様、その山容が冠に似ていることが由来らしい。
2人組の方が小休止されていたが、彼らはもう下山するらしい。早いですね。
こちらは直登の冠岳コースに続く。
右側が浄法寺山(1053m)で、左側が南丈競山(みなみたけくらべやま:1045m)
5分ほど休憩した後、浄法寺山へ向かう。
冠岳から浄法寺山に向かう尾根筋は、別名らくだの背と呼ばれる細かなアップダウンが続く。せっかく稼いだ高度を無にするかのように、下ってはまた登る。こういうのが一番堪える。
鞍部で、2009年にできたばかりの冠新道と出合う。
旧丸岡町竹田の龍ヶ鼻ダムへと続き、浄法寺山、丈競山を縦走する周回コースにもなっている。機会があれば、このルートも挑戦したい。
9:38 展望岩
登山道のすぐ脇にある。
越前の山々が見渡せる。
山頂まで10分、がんばって!!の看板。
まだ10分もあるのか・・・
10:20 浄法寺山山頂(1053m)
登りタイムはちょうど2時間。ツツジが原コースの標準コースタイムは2時間20分なので、まずまず。頂上には誰もいなかった。
お決まりの三角点(二等:浄法寺山)タッチ。
展望台の上にある表示板。
これまで歩いてきた、らくだの背と冠岳。
東側の勝山方面。前方に見える山は鷲ヶ岳(769m)
北側には南丈競山(1045m)と北丈競山(964m)
びんつけ地蔵であった方に、南丈競山に避難小屋があると聞いたが、どうやらアレかな?
西側に目をやると、坂井平野とその先に広がる日本海。
福井市中心部や足羽山も望める。
ここでお昼でもよかったが、時間もあるので南丈競山まで行ってみることに。
南丈競山までは、全般的になだらかな尾根筋を歩く。
周りには熊笹や潅木が生えているが、下草も刈られ、しっかり整備されている。
しばらく歩いていくと、道の上に動物の糞。
大きさや未消化の種などから推測にするに、クマの糞に違いない。。。
慌てて鈴を大きくかき鳴らし、通り過ぎる。
最後はやや登りがキツくなるが、
10:54 南丈競山山頂(みなみたけくらべやま:1045m)
浄法寺山から20分で到着。ここにも先客はいなかった。
丈競山(たけくらべやま)の由来は、麓の丸岡方面から眺めると、南北2つの峰が背丈(せたけ)を競いあっているかのように見えるからだそうだ。
山頂は結構広く、立派な避難小屋もある。
ここからの眺めも素晴らしく、
お隣石川県の小松ドームまで確認することができた。
お腹も空いたので、ここで昼食とする。今日のメニューはカレーライス。
でもその前にやっぱりコレ!
山頂でのオールフリー。たまりませんね~(嬉)
これもおつまみにピッタリ。
2本目も開けてしまう(笑)
いただきま~す!
すっきりとした秋晴れの下、山頂でのひと時はまさに至極の時間。
癒される~
1時間近く滞在したので、そろそろ戻ることに(11:45)
今度来る時は、北丈競山にも縦走してみよう。
浄法寺山に戻る途中、びんつけ地蔵でお会いした方が、登山道脇の下草を刈っておられた。
ご苦労さまです。こういう方々のご苦労があって、無事に登らせていただけることに感謝。
12:15 浄法寺山山頂で小休止。
休憩中のご夫婦がおられた。
再び、らくだの背の登り返しにヘロヘロになりながらも、
13:00 冠岳山頂
帰路は冠岳コースへとも考えたが、500mで200mも下る急坂らしいので、今回はパス。
往路と同じツツジが原コースへ。
こちらも岩だらけの急坂。下りは登り以上に慎重に。
13:50 登山口
南丈競山からは2時間5分かかった。
駐車場に戻る途中、バーベキューハウスからいい匂いが。
でも、食べていかない?という声はかからなかった(笑)
今日は風もなく、本当に気持ちの良い山行だった。
冠岳(838m)、浄法寺山(1053m)、南丈競山(1045m)
標高差593m
登り 2時間20分、下り 2時間5分、TOTAL 5時間55分
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今日も絶好の登山日和。家でじっとはしてられない(笑)
今回のターゲットは、浄法寺山(1053m)
福井市の隣、永平寺町にある山で、途中の冠岳(838m)とともに人気のある山である。
福井を代表する大河、九頭竜川右岸の浄法寺集落から、林道を車で登っていくと、
浄法寺山青少年旅行村に到着(8:05)
ここにはバンガローやテント場、バーベーキュー施設などがあり、家族連れやグループで賑わう。
旅行村から浄法寺山への登山ルートは2つあり、
1つはツツジが原コースで、もう1つが冠岳コース。
どちらも冠岳を経由する急登ルートだが、冠岳コースの方が直登の分だけよりキツいらしい。時間は余計にかかるが、ツツジが原コースをチョイス。
まずは登山口を目指し、旅行村内を歩いていく。
(うん?トトロの小径?)
この鉄の輪っかが続くのが、そうなのか??
この大きさだと、トトロのお腹がつかえて通れないと思うのだが(笑)
8:20 ツツジが原コース登山口(標高490m)
しばらくコンクリート舗装された小径を歩いていく。
右手には黒岩と呼ばれる大きな岩壁がそびえる。
ロッククライミングのポイントでもあるらしい。
登山口から10分ほど進んでいくと、急登が始まる。
さらに進んでいくと、登山道は岩が多くなる。
8:37 しし岩で小休止。
形が獅子に似ているので、こう呼ばれるらしい。
でも岩そのものに、ペンキでしし岩と書いてあったのは、チョッと興冷め。
せめて表示板ぐらい作ればいいのに。
振り返ると、眼下には九頭竜川。
しし岩から先は、ほとんど岩登りのような急登が続く。
またロープが用意されている箇所も。
冠岳コースより楽だと思っていたが、ツツジが原コースも実はかなりの急登だったことに面食らう。
ようやく前が開けてきた。
9:00 ツツジが原
たまらずここでも小休止。
正面奥が日野山(795m)で、その右やや手前が、おなじみの文殊山(365m)
ツツジが原から先は尾根筋で、
それまでの急登がウソのような緩やかな道となる。
9:05 びんつけ地蔵
ここでようやく単独行の方と遭遇。
小さなお地蔵(不動明王)さんと水場(湧き水)がある。
九頭竜川の主、黒竜と町娘おりゅうとの悲話ゆかりのお地蔵さんだそうだ。
軽やかに歩いていくと、前方に標識が。
9:23 冠岳山頂(838m)で小休止
なお先日登った池田町の冠山同様、その山容が冠に似ていることが由来らしい。
2人組の方が小休止されていたが、彼らはもう下山するらしい。早いですね。
こちらは直登の冠岳コースに続く。
右側が浄法寺山(1053m)で、左側が南丈競山(みなみたけくらべやま:1045m)
5分ほど休憩した後、浄法寺山へ向かう。
冠岳から浄法寺山に向かう尾根筋は、別名らくだの背と呼ばれる細かなアップダウンが続く。せっかく稼いだ高度を無にするかのように、下ってはまた登る。こういうのが一番堪える。
鞍部で、2009年にできたばかりの冠新道と出合う。
旧丸岡町竹田の龍ヶ鼻ダムへと続き、浄法寺山、丈競山を縦走する周回コースにもなっている。機会があれば、このルートも挑戦したい。
9:38 展望岩
登山道のすぐ脇にある。
越前の山々が見渡せる。
山頂まで10分、がんばって!!の看板。
まだ10分もあるのか・・・
10:20 浄法寺山山頂(1053m)
登りタイムはちょうど2時間。ツツジが原コースの標準コースタイムは2時間20分なので、まずまず。頂上には誰もいなかった。
お決まりの三角点(二等:浄法寺山)タッチ。
展望台の上にある表示板。
これまで歩いてきた、らくだの背と冠岳。
東側の勝山方面。前方に見える山は鷲ヶ岳(769m)
北側には南丈競山(1045m)と北丈競山(964m)
びんつけ地蔵であった方に、南丈競山に避難小屋があると聞いたが、どうやらアレかな?
西側に目をやると、坂井平野とその先に広がる日本海。
福井市中心部や足羽山も望める。
ここでお昼でもよかったが、時間もあるので南丈競山まで行ってみることに。
南丈競山までは、全般的になだらかな尾根筋を歩く。
周りには熊笹や潅木が生えているが、下草も刈られ、しっかり整備されている。
しばらく歩いていくと、道の上に動物の糞。
大きさや未消化の種などから推測にするに、クマの糞に違いない。。。
慌てて鈴を大きくかき鳴らし、通り過ぎる。
最後はやや登りがキツくなるが、
10:54 南丈競山山頂(みなみたけくらべやま:1045m)
浄法寺山から20分で到着。ここにも先客はいなかった。
丈競山(たけくらべやま)の由来は、麓の丸岡方面から眺めると、南北2つの峰が背丈(せたけ)を競いあっているかのように見えるからだそうだ。
山頂は結構広く、立派な避難小屋もある。
ここからの眺めも素晴らしく、
お隣石川県の小松ドームまで確認することができた。
お腹も空いたので、ここで昼食とする。今日のメニューはカレーライス。
でもその前にやっぱりコレ!
山頂でのオールフリー。たまりませんね~(嬉)
これもおつまみにピッタリ。
2本目も開けてしまう(笑)
いただきま~す!
すっきりとした秋晴れの下、山頂でのひと時はまさに至極の時間。
癒される~
1時間近く滞在したので、そろそろ戻ることに(11:45)
今度来る時は、北丈競山にも縦走してみよう。
浄法寺山に戻る途中、びんつけ地蔵でお会いした方が、登山道脇の下草を刈っておられた。
ご苦労さまです。こういう方々のご苦労があって、無事に登らせていただけることに感謝。
12:15 浄法寺山山頂で小休止。
休憩中のご夫婦がおられた。
再び、らくだの背の登り返しにヘロヘロになりながらも、
13:00 冠岳山頂
帰路は冠岳コースへとも考えたが、500mで200mも下る急坂らしいので、今回はパス。
往路と同じツツジが原コースへ。
こちらも岩だらけの急坂。下りは登り以上に慎重に。
13:50 登山口
南丈競山からは2時間5分かかった。
駐車場に戻る途中、バーベキューハウスからいい匂いが。
でも、食べていかない?という声はかからなかった(笑)
今日は風もなく、本当に気持ちの良い山行だった。
冠岳(838m)、浄法寺山(1053m)、南丈競山(1045m)
標高差593m
登り 2時間20分、下り 2時間5分、TOTAL 5時間55分
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