2016年浄法寺山山開き
昨日に引き続き連休。天気も良いことだし、今日もお山に行こう!
今日は文殊山の児の火(ちごのひ)の準備奉仕あるようだが、ゴメンなさい(笑)
選んだお山は浄法寺山(1053m)
永平寺町と坂井市丸岡町に跨る山で、かつて山中にあった曹洞宗の寺院名が由来とされる。
本当は昨日行くつもりだったのだが、強風だったので回避。
今日は風もあまりなさそうだし、気持ちいいハイクができそうだ。
登山口に続く上浄法寺町の入口に差し掛かると、浄法寺山山開きの横断幕。
やばっ、今日は山開きなんだ(汗)
さすがに山開きとなれば大勢のハイカーがいるだろうし、登山道や山頂も混雑しそう。
ハイカーの多い山は苦手で、別の山に変更しようかと思ったが、せっかくなので参加することに。
麓の浄法寺集落から登山口のある青少年旅行村までは約6kmの林道。
全線舗装されているが、1.5車線の隘路なので対向車や落石などに注意。
8:47 浄法寺山青少年旅行村(標高約465m)
やはり山開きだけあって、既に大勢のハイカーの車で駐車場は混雑。
準備を済ませ、受付(登山届)へ。
受付で参加記念品をいただく。
中身は軍手、シール2枚とお守り。
曹洞宗大本山永平寺の無病息災御護守。
このシール、ザックには貼れないので、できればこのようなCANバッジの方がいい。
また個人的にはシールより、禅の里の入浴割引券の方がうれしい。
その方がハイカーもおトクだし、町も温泉の売り上げアップになるのでは?
もうすぐ端午の節句なので、鯉のぼりでデコレーション(笑)
周りの目が冷ややかなようですが気のせいでしょう。
管理棟脇では関係者による開山祭神事が開かれていた。
フライングして登り始めている人も多く、私もひと足先にドロンします(笑)
前峰の冠岳(838m)にはツツジが原コースと直登コースの2コースあり、
標準CTは前者が1時間20分で、後者は50分と30分も短いが、尾根を直登するハードコース。
5年前に登った際には前者のツツジが原コースを利用。
迷った末、急登の連続だがハイカーが少なさそうな直登コースをチョイス。
なおツツジが原コースも後半こそなだらかですが、途中まではかなりの急登が続きます。
9:04 冠岳直登コース登山口(清水小場)(標高約465m)
浄法寺山までの標準CT(直登コース経由)は1時間50分。
休憩時間を含め、今日の目標は2時間30分。
序盤から結構急な階段です(汗)
ミヤマキケマン(深山黄華鬘)
ケシ科キケマン属の越年草。有毒植物。
タチツボスミレ(立坪菫)
スミレ科スミレ属の多年草。
野草を愛でながら急坂を登っていく。
ヤマエンゴサク(山延胡索)
ケシ科キケマン属の多年草。
トキワイカリソウ(常盤碇草)
メギ科イカリソウ属 の多年草。
確かに道は急だが、階段等が整備されているので、ツツジが原コースよりは歩き易い。
いったん緩やかになるもつかの間。
ロープ場の急登が出現(9:37)
タムシバ(田虫葉)
モクレン科モクレン属の落葉小高木。
灌木の枝が登山道に張り出しているので、時折ザックに引っかかる。
10:08 冠岳展望台(標高約820m)
噂にたがわぬ急登だった。なお下りで利用する場合は十分ご注意下さい。
展望台からは福井・坂井平野が一望。
もちろん、ホームの文殊山(365m)も望めます。
荒島岳(1523m)や銀杏峰(1441m)も望めた。
10:11 冠岳山頂(標高838m)
タイムは1時間7分。標準タイムからは17分も遅れてしまった。
有名な福井・岐阜県境にある冠山(1257m)同様、冠(烏帽子)のような山容が山名の由来。
小休止しようとザックを下すと、ザックに差していた鯉のぼりがない!
ロープ場で何度か枝がザックに引っかかったが、どうやらその際に落としてしまったようだ(涙)
冠岳コースから登ってきた後続のグループに鯉のぼりのことを尋ねると、
上手に木の枝に引っかかっているらしく、山開きの演出かと思ったそうだ(笑)
そうなんです、みなさんの癒しのためにと、わざわざ設置したんですよ(大ウソ)
場所を確認すると、10分ほど下ったロープ場らしく、ソッコーで諦める。
少しヘコみながらも、行動食のおにぎりで栄養補給。
「あら、こないだのお兄さんじゃないの!!」
おにぎりをパクついていると、ツツジが原コース側から登ってきた女性から声がかかる。
女性は先週、火燈山でお会いしたご夫婦の奥様だった。
T○さんというこの女性、なんとよく山でお会いするT川さんのお知り合いだそうで、
レポの写真を見たT川さんから私のことを伺ったそうだ。
ほんと世間は狭いですね(笑)
T○さんは昨年も参加されたそうで、昨年は冠岳山頂にはまだ残雪があったそうだ。
ひと足先に出発されたT○さんたちに続き、浄法寺山に向かう(10:32)
ショウジョウバカマ(猩々袴)
ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。
冠岳から先は一旦下っていく。
この付近でT○さんたちに追いつき、道を譲られる。
トクワカソウ(徳若草、常若草)
イワウメ科イワウチワ属の多年草。
先日の火燈山以上に咲き誇っていた。
10:43 冠新道合流点(標高約790m)
2009年にできたコースで、3年前に下山で利用したことがある。
林道を経て丸岡町側のじょんころ広場に至り、周回可能。
10:44 展望台分岐(標高約790m)
先客がいたのでパス。
徐々に登山道脇に残雪が目につくようになる。
見覚えのある山頂まで10分、がんばって!!の看板が見えてきた(11:20)
登山道にも一部残雪があるが、ツボ足でノープロブレム。
ただし雪解け水でぬかるんでいる箇所があるので、スパッツがあった方がいいです。
11:30 浄法寺山山頂(標高1053m)
タイムは2時間26分となんとか目標をクリア。
山頂はもっとハイカーがいるかと思いきや、7名ほどだった。
登頂記念の三角点(二等:浄法寺山)タッチ。
山頂は木々が切り払われており、360度の眺望が楽しめる。
今年も荒島岳(1523m)や経ヶ岳(1625m)に登りたい。
白山は残念ながら山頂が雲の中だった。
稜線の先には避難小屋のある南丈競山(1045m)
どうしよう、今日はあそこまで行くのは止めようかな?
丈競山の先には、富士写ヶ岳(942m)や先日登った小倉谷山(910m)
向こうの方がシャクナゲ目当てのハイカーで混んでいるんだろうな。
北側には鞍掛山(478m)、その先には能登半島も望めた。
医王山(白兀山)(896m)もはっきりと望めた。
丈競山はパスして、シートを広げお昼にする。
10分遅れでT○さん到着。
お疲れ様でした。
さっそくT○さんから、いろいろおすそ分けをいただく。
ありがとうございます。
ラーメンの中の竹輪もいただきました(笑)
ラーメンを食べていると、なんとseasunさんが登ってこられた(11:55)
最近よく会いますね(笑) seasunさんはツツジが原コースから登ってきたそうで、
”向こうで待ってますから!”という言葉を残し、南丈競山に向かっていった。
え~ 待ってるって、今日はここで引き返そうと思ったのに・・・(笑)
T○さんたちも向かわれるそうなので、重い腰を上げる(12:22)
♪丈競の避難小屋で 待ってて チャコールの 純白の白山が見たいの そして秘密・・・
浄法寺山からの下り部分にも残雪があり、雪解け水でかなりドロドロ。
ぬかるみを抜けると、気持ちの良い稜線歩きとなる。
オウレン(黄連)
キンポウゲ科オウレン属の多年草。最近まで雪があったせいか、一斉に開花していた。
12:47 南丈競山山頂(標高1045m)
浄法寺山から25分。
seasunさんとビアで乾杯!
私が来るまで栓を開けずに待っていてくれたそうだ。ありがとうございます。
12分遅れでT○さんたちも到着。
ここでもお菓子などをいただく。貰ってばかりですみません。
南丈競山山頂からも360度の展望が開けている。
白山は相変わらず雲が残っていた。
昨日登ったホノケ山(737m)や遠く敦賀の西方ヶ岳(764m)も望めた。
名残惜しいがそろそろ下山しよう(13:18)
私が先頭で途中まで軽快にぶっち切って歩いていたが、登り坂で失速(笑)
13:42 浄法寺山山頂(標高1053m)
K・H・K(下りは早い子)なので、seasunさんに先にいってもらう(13:45)
ほらね、すぐに追いついたでしょ(笑)
ここからはご一緒に降りていく。
ダンコウバイ(檀香梅)
クスノキ科クロモジ属の落葉小木。
14:16 冠新道分岐点(標高約790m)
クロモジ(黒文字)
クスノキ科クロモジ属の落葉低木。
冠岳への登り返しがキツい・・・
14:28 冠岳山頂分岐(標高約836m)
下りはツツジが原コースへ。
鯉のぼりを見つけられた方、恐れ入りますが回収をお願いします(笑)
しばらくはなだらかな稜線歩き。
14:40 びんつけ地蔵(標高約800m)
小さなお地蔵(不動明王)さんと水場(湧き水)がある。
14:44 ツツジが原(標高約770m)
ここから稜線と分かれ、ロープ場のある下りとなる。
ミツバツチグリ(三葉土栗)
バラ科キジムシロ属の多年草。
ハクサンハタザオ(白山旗竿)
アブラナ科。
クサイチゴ (草苺)
バラ科キイチゴ属の落葉小低木。
北アルプスを思わせる急な岩場が続く。
冠岳直登コースよりは幾分斜度は緩やかだが、こちらの方が岩渡りで歩きづらい。
14:59 しし岩(標高約615m)
相変わらず岩自体にペンキで書かれているのは勘弁してほしい(笑)
左手の岩壁は黒岩と呼ばれ、福井の岩登りのメッカ。
お、登っているぞ!
私には一生縁のないところです(笑)
15:20 ツツジが原コース登山口(標高約460m)
浄法寺山から1時間35分。おつかれさまでした。
意図せずに偶然山開きに参加したのだが、記念品も貰えてラッキーだった。
またT○さんやseasunさんともご一緒することができ、楽しい1日でした。
やっぱり、山っていいね!
冠岳(838m)・浄法寺山(1053m)・南丈競山(1045m)
標高差593m
登り 2時間51分、下り 1時間59分、TOTAL 6時間16分
今年1回目・通算3回目
出会った人 50人ぐらい(T○さん、seasunさん他) 出会った動物 なし
2016年:35・36・37座目
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