唐松岳(2696m)1日目その2
2019年9月27日(金) 快晴
好天の予報で急遽予定を変更して決めた唐松岳ハイク。
予報通り、雲ひとつないピーカンの青空に癒されながら、第3ケルン(八方池)に到着。
ここまでのハイクはコチラ↓
唐松岳(2696m)1日目その1
八方池
ハイク開始から85分と目標CT(96分)以内で到着(標準CTは60分)
好天のせいか、眼下の八方池では多くのハイカーが休憩されていた。
小休止しながら、この先のルートを確認。
次の目的地丸山ケルンまでは、距離約1.7㎞、標高差約340m。
目標CTは160分に設定(標準CT100分)
さぁこの先も頑張ろう(10:16)
八方池散策路と合流(10:18)
自然探索路(遊歩道)はここまでで、この先登山道となり登山の装備と登山届が必要。
これまでのなだらかな道から傾斜がキツくなってくる。
以前登った火打山(2462m)や妙高山(2454m)など頚城山塊の山々。
いずれ雨飾山(1963m)にも登ってみたい。
これまでのハイマツなどの低木からダケカンバなどの中高木に植生が変わる。
これは前述の植物の水分吸収を阻害するマグネシウムを含む蛇紋岩から、砂岩や花崗岩に変わったことで、中高木が育つ地質環境になったからで、植生の逆転現象が見られるそうだ。
既に始まっている紅葉(黄葉)に癒されながら登っていく。
10:40 下ノ樺(標高約2170m)
上ノ樺(標高約2250m)を抜けると、再び眺望が良くなる。
存在感がハンパない五竜岳(2814m)
いつか登って、”山が好き 酒が好き”TシャツをGETしたいのだが…
ザレた斜面をトラバースするので、道を譲る際は山側で静止。
11:48 扇雪渓(標高約2310m)
チョッと寄ってみよう。
さすがに9月下旬なので、残っていたのはコレだけだった。
この辺りからバテてきて、立ち止まりが激増。
目の前に丸山が見えているのだが、なかなか前に進まない。
12:46 丸山ケルン(標高約2410m)
第3ケルンから150分と目標CT(160分)以内と依然計画通りだが、扇雪渓から1時間近くもかかってしまった。情けない…
ここで遅めの昼食にする。
食欲があまりなく、もう1つ持参した行動食は手を付けずじまい。明日は雨が降るかも(笑) 一方大量の汗で水分で失われたせいか、持参した4Lの水も既に2L消費。
少し雲が出てきたが、相変わらず雄大な白馬三山を望む。
重い腰を上げて、最終目的地の唐松岳頂上山荘を目指す(13:08)
唐松岳頂上山荘までは、距離約1.2㎞、標高差約220m。
目標CTは80分に設定(標準CT50分)
ようやく前方に唐松岳が見えてきた。
尾根を巻きながらよたよた登っていく。
14:15 迂回ルート分岐点(標高約2540m)
通常は迂回ルートを直進するのだが、昨年ルート上の大岩が崩落したため通行止になっている。
このため急な尾根ルートを通らざるを得ない。
小屋の方の尽力でロープ場や階段などが設置されている。
危険な箇所は少ないが、浮石や落石もあるので慎重に。
目指す山小屋はあのジャンクションピークの先(汗)
この区間、道幅が狭く、特に日帰り下山者が増える13時以降は下り優先なので注意。
14:44 ジャンクションピーク(標高約2650m)
八方尾根の最高地点。
唐松岳とご対面。
小屋まであと僅か。
小屋はジャンクションピークの西側を少し下った先にある。
14:50 唐松岳頂上山荘(標高約2626m)
ついたー! タイムは6時間10分と目標CT通り。自分の実力を見越した計画だったと自画自賛(笑)
しかし丸山ケルンからは102分と、目標CTの80分から大幅に遅れてしまい、標準CT(50分)の倍もかかってしまった。情けない…
息を整えた後、宿泊の受付をし、10,300円(1泊2食)を支払う。
食事の時間を指定され、夕食は第1部(16時30分)、明日の朝食は第3部(7時)からとなる。
指定された部屋は2階の3号室C。
所謂カイコ棚と呼ばれる2段式ベッドで、Cは上段。
布団が3つ敷かれていて、各布団には枕が3つ。MAX9人が寝ることになり、既に4人がおられた。
1つの布団に2人ならまだしも、3人は個人的にも、相手にとっても悲惨な状況なので、これ以上増えないように祈りながら荷をほどく。
幸運?なことにこの日は6人でした(笑)
天気が下り坂なので、今日中に山頂に行こうと思うも、指定された食事は16時30分。
山頂往復の標準CTは35分なので、亀足の私だと60分近くかかる計算。
現在15時30分で、今から登ると夕食時間に間に合わない可能性も大。
付近の山々には雲がかかってきたので、今登っても眺望はあまり期待できそうになさそう。
ち~ん、本日のハイク終了!
明日の朝食が7時と遅いので、朝食前に山頂に行くことにし、ビア解禁(笑)
麓から担いできました。
小屋の眼下にあるテント場。
この日は8張程と少なめだったが、到着が遅いと随分下の方に張らざるを得ないので大変らしい。
雲が出てきてしまい、2年前に登った立山(3015m)は稜線がなんとか分かる程度。
あの谷間付近が、5年前に訪れた阿曽原温泉かな?
4年前に登った剱岳(2999m)もどうにか望めた。
こちらから見る五竜岳(2814m)も男前。
夕食時刻になったので食堂へ(16:30)
主菜はハンバーグと鯖塩焼きのダブル主役。
まずは主菜をつまみつつ、チューハイで晩酌。
こんなの背負ってくるからバテるんだろう(笑)
ご飯は唐松岳盛(笑)
もちろんお替りしましたがなにか。
食後は夕焼けを見るべく、再び外へ(17:00)
残念ながらこの日は雲が多く、日没も夕焼けも見られなかった(涙)
疲れが出てきたせいか、18時過ぎには寝入ってしまったzzz
唐松岳(2696m)2日目に続く…
(この日の行程)
01:30八方の湯駐車場(車中泊)6:20
6:43黒菱駐車場(カフェテリア黒菱前)8:15
8:37八方池山荘(唐松岳登山口)8:40
9:36第2ケルン
9:47八方ケルン
10:05第3ケルン(小休止)10:16
11:48扇雪渓
12:46丸山ケルン(昼食)13:08
14:44ジャンクションピーク
14:50唐松岳頂上山荘(宿泊)
やっぱり、山っていいね!
唐松岳(2696m)(八方池山荘~唐松岳頂上山荘)
標高差796m
登り 6時間10分
出会った人 測定不能 出会った動物 なし
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好天の予報で急遽予定を変更して決めた唐松岳ハイク。
予報通り、雲ひとつないピーカンの青空に癒されながら、第3ケルン(八方池)に到着。
ここまでのハイクはコチラ↓
唐松岳(2696m)1日目その1
八方池
ハイク開始から85分と目標CT(96分)以内で到着(標準CTは60分)
好天のせいか、眼下の八方池では多くのハイカーが休憩されていた。
小休止しながら、この先のルートを確認。
次の目的地丸山ケルンまでは、距離約1.7㎞、標高差約340m。
目標CTは160分に設定(標準CT100分)
さぁこの先も頑張ろう(10:16)
八方池散策路と合流(10:18)
自然探索路(遊歩道)はここまでで、この先登山道となり登山の装備と登山届が必要。
これまでのなだらかな道から傾斜がキツくなってくる。
以前登った火打山(2462m)や妙高山(2454m)など頚城山塊の山々。
いずれ雨飾山(1963m)にも登ってみたい。
これまでのハイマツなどの低木からダケカンバなどの中高木に植生が変わる。
これは前述の植物の水分吸収を阻害するマグネシウムを含む蛇紋岩から、砂岩や花崗岩に変わったことで、中高木が育つ地質環境になったからで、植生の逆転現象が見られるそうだ。
既に始まっている紅葉(黄葉)に癒されながら登っていく。
10:40 下ノ樺(標高約2170m)
上ノ樺(標高約2250m)を抜けると、再び眺望が良くなる。
存在感がハンパない五竜岳(2814m)
いつか登って、”山が好き 酒が好き”TシャツをGETしたいのだが…
ザレた斜面をトラバースするので、道を譲る際は山側で静止。
11:48 扇雪渓(標高約2310m)
チョッと寄ってみよう。
さすがに9月下旬なので、残っていたのはコレだけだった。
この辺りからバテてきて、立ち止まりが激増。
目の前に丸山が見えているのだが、なかなか前に進まない。
12:46 丸山ケルン(標高約2410m)
第3ケルンから150分と目標CT(160分)以内と依然計画通りだが、扇雪渓から1時間近くもかかってしまった。情けない…
ここで遅めの昼食にする。
食欲があまりなく、もう1つ持参した行動食は手を付けずじまい。明日は雨が降るかも(笑) 一方大量の汗で水分で失われたせいか、持参した4Lの水も既に2L消費。
少し雲が出てきたが、相変わらず雄大な白馬三山を望む。
重い腰を上げて、最終目的地の唐松岳頂上山荘を目指す(13:08)
唐松岳頂上山荘までは、距離約1.2㎞、標高差約220m。
目標CTは80分に設定(標準CT50分)
ようやく前方に唐松岳が見えてきた。
尾根を巻きながらよたよた登っていく。
14:15 迂回ルート分岐点(標高約2540m)
通常は迂回ルートを直進するのだが、昨年ルート上の大岩が崩落したため通行止になっている。
このため急な尾根ルートを通らざるを得ない。
小屋の方の尽力でロープ場や階段などが設置されている。
危険な箇所は少ないが、浮石や落石もあるので慎重に。
目指す山小屋はあのジャンクションピークの先(汗)
この区間、道幅が狭く、特に日帰り下山者が増える13時以降は下り優先なので注意。
14:44 ジャンクションピーク(標高約2650m)
八方尾根の最高地点。
唐松岳とご対面。
小屋まであと僅か。
小屋はジャンクションピークの西側を少し下った先にある。
14:50 唐松岳頂上山荘(標高約2626m)
ついたー! タイムは6時間10分と目標CT通り。自分の実力を見越した計画だったと自画自賛(笑)
しかし丸山ケルンからは102分と、目標CTの80分から大幅に遅れてしまい、標準CT(50分)の倍もかかってしまった。情けない…
息を整えた後、宿泊の受付をし、10,300円(1泊2食)を支払う。
食事の時間を指定され、夕食は第1部(16時30分)、明日の朝食は第3部(7時)からとなる。
指定された部屋は2階の3号室C。
所謂カイコ棚と呼ばれる2段式ベッドで、Cは上段。
布団が3つ敷かれていて、各布団には枕が3つ。MAX9人が寝ることになり、既に4人がおられた。
1つの布団に2人ならまだしも、3人は個人的にも、相手にとっても悲惨な状況なので、これ以上増えないように祈りながら荷をほどく。
幸運?なことにこの日は6人でした(笑)
天気が下り坂なので、今日中に山頂に行こうと思うも、指定された食事は16時30分。
山頂往復の標準CTは35分なので、亀足の私だと60分近くかかる計算。
現在15時30分で、今から登ると夕食時間に間に合わない可能性も大。
付近の山々には雲がかかってきたので、今登っても眺望はあまり期待できそうになさそう。
ち~ん、本日のハイク終了!
明日の朝食が7時と遅いので、朝食前に山頂に行くことにし、ビア解禁(笑)
麓から担いできました。
小屋の眼下にあるテント場。
この日は8張程と少なめだったが、到着が遅いと随分下の方に張らざるを得ないので大変らしい。
雲が出てきてしまい、2年前に登った立山(3015m)は稜線がなんとか分かる程度。
あの谷間付近が、5年前に訪れた阿曽原温泉かな?
4年前に登った剱岳(2999m)もどうにか望めた。
こちらから見る五竜岳(2814m)も男前。
夕食時刻になったので食堂へ(16:30)
主菜はハンバーグと鯖塩焼きのダブル主役。
まずは主菜をつまみつつ、チューハイで晩酌。
こんなの背負ってくるからバテるんだろう(笑)
ご飯は唐松岳盛(笑)
もちろんお替りしましたがなにか。
食後は夕焼けを見るべく、再び外へ(17:00)
残念ながらこの日は雲が多く、日没も夕焼けも見られなかった(涙)
疲れが出てきたせいか、18時過ぎには寝入ってしまったzzz
唐松岳(2696m)2日目に続く…
(この日の行程)
01:30八方の湯駐車場(車中泊)6:20
6:43黒菱駐車場(カフェテリア黒菱前)8:15
8:37八方池山荘(唐松岳登山口)8:40
9:36第2ケルン
9:47八方ケルン
10:05第3ケルン(小休止)10:16
11:48扇雪渓
12:46丸山ケルン(昼食)13:08
14:44ジャンクションピーク
14:50唐松岳頂上山荘(宿泊)
やっぱり、山っていいね!
唐松岳(2696m)(八方池山荘~唐松岳頂上山荘)
標高差796m
登り 6時間10分
出会った人 測定不能 出会った動物 なし
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