続・劔岳Mの記 第3章
前回は雨で山頂アタックを断念したが、この日は早朝から快晴。
早月小屋から劔岳山頂まで距離約2.9㎞、標高差約779m。
目標タイム4時間で山頂を目指す計画だったが、急登な岩登りや鎖場などもあって大幅に遅れてしまったが、どうにか山頂直下まで辿り着く。
ついに劔岳山頂編の続・劔岳Mの記 第3章です。
9:35 別山尾根・早月尾根合流点(標高約2987m)
立山側の別山尾根ルートとここで合流。
別山尾根側からは大勢のハイカーが登ってくる。
ポピュラーな別山尾根とマイナーな早月尾根、登ってくるハイカーの比率は9:1ぐらい。
早月尾根はひたすら登るだけだが、別山尾根は結構アップダウンがありキツそう。
また岩場の難易度では別山尾根の方が難易度大とされ、山岳事故も桁違いに多い。
山頂までは5分ほどだが、ガレた岩が多いのでゆっくり慎重に登っていく。
山頂はすぐそこに見えるんですが、意外と遠く感じます。
9:44 劔岳山頂(標高2999m)
つ、着いたー! タイムは4時間43分。
目標の4時間からは大幅に遅れててしまったが、なんとかたどり着くことができた。
最高点の祠前では記念撮影の順番待ちができていて、3分ほど待って私の番になる。
ヘタレの私が劔岳山頂に立つ日が来るなんて… 感無量です。
福井どえむ会では私が初登頂と思った山頂には、APのイニシャルが彫られてあった(ウソ)
この日別山尾根から登られたあつぷりさんは、私より3時間近く前に登頂されたそうです。早っ!
なおどえむ会の初登頂は昨年早月尾根で登られたtoshi0113さんです(多分)
10mほど北にある三角点(三等・劔岳・2997.07m)は意外とひと気がなかった。
柴崎たちは標石のない四等三角点しか設置できず、三等以上の点の記は作成されなかったが、97年後の2004(平成16)年にヘリ輸送で三等三角点が設置された。
その際作成された点の記には、選点者:柴崎芳太郎、選点日時:明治40年7月13日と記載されている。国土地理院も粋ですね~!
1世紀ががりで設置された三等三角点、劔岳登頂の際は是非その歴史の重みを感じて下さい。
山頂からは360度のパノラマが広がる。
一部、山座同定に誤りがあるかもしれませんのでご容赦ください。
南側の立山(雄山)(3003m)の背後には、北アルプスのオールスターが鎮座。
雲海で一部望めなかったが、槍ヶ岳(3180m)、薬師岳(2926m)、黒部五郎岳(2840m)、水晶岳(黒岳)(2986m)、常念岳(2857m)などが望めた。
富士ノ折立(2999m)の先にはハイカーの憧れの槍ヶ岳(3180m)
やはり存在感抜群! あの山にもいつの日か・・・
あまり長居できないので、人混みを離れてお昼にしよう(9:49)
気温は10℃前後だろうが、無風で心地良い。
絶景を観ながら、朝弁の残りをいただく。
デザートのゼリーまで付いているのがうれしい。
正面(東側)には後立山連峰の山並みが広がる。
五竜岳(2814m)、唐松岳(2695m)、爺ヶ岳(2669m)
鹿島槍ヶ岳(2889m)
2座目の槍ヶ岳。南峰(2889m)と北峰(2842m)からなる双耳峰なので判別し易い。
白馬岳(2932m)
(白馬)鑓ヶ岳(2903m)
3座目の鑓ヶ岳。この日は3つの槍(鑓)が全て望めた。
剱と3つの槍を結ぶと巨大な菱形ができ、その中心に聖獣が眠っている(大ウソ)
でもこんな伝説が本当にありそうですね(笑)
後立山連峰最南端の針ノ木岳(2821m)
おっ、アレは・・・
富士山(3776m)
宝永山(2693m)や五合目(富士宮:2380m)までは何度か行ったことがあるが、山頂は未踏。私が登る日はいつになるやら。。。
5月に登った燕岳(2763m)は恥ずかしいのか隠れていた(笑)
薬師岳(2926m)、黒部五郎岳(2840m)
これらにもいつか登ってみたい。
名残惜しいが下りも長丁場なので、そろそろ降りることにする(10:16)
続・劔岳Mの記 第4章につづく・・・
(この区間の行程)
9:35 別山尾根・早月尾根合流点
9:44 劔岳山頂 10:16
やっぱり、山っていいね!
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