コント習作「02新喜劇」
男達が集まって雑談をしている。テレビとかゲームとか漫画の話。
男1は話の輪に加わっていない。
男1:なあ、俺達で吉本新喜劇出来ないなかな?
緊張が走る。
男2:…まあ、待て、落ち着け。冷静に、冷静に。お前が俺達の馴れ合いに倦怠しているのは、分かった。だが、しかし!その倦怠を打開すべく、このメンバーで吉本新喜劇を再現したいという気持ちも分かるんだ。問題は、それをどうやってやるかだ。
男3:みんな、それぞれの個性を生かした。入って来方を作ればよいのじゃないかな?
男4:そうだよ!それで、みんなして、クドいくらいに、こけ倒したらいいんだよ。
男2:…なるほど、やってみる価値はあるな…。
間。
男2:…先ず、俺から行こう。
男3:うん。
男4:頼んだ。
男2、少し距離を取る。そして、入って来る。
男2:…ごめりんこ。
男3、4、こけたおす。
男2:ど、どうだろうか?
男4:い、いいんじゃないかな?
男3:ようし、次は俺だ!
男3、同様に離れて、入ってくる。
男3:ごめりんぱ。
男2、4、こけたおす。
男3:ど、どうだ?
男4:良い、良い!アレンジ!
男2:うん。こんな感じだろう。
男3:よし、お前も。
男4:分かった。
男4、同様に離れて入って来る。
男4:ま゛ぁー!
男2、3、こけたおす。
男4:どうだ!
男2:すごいな!力押し!
男3:原型を留めてねえ!
男4:なんか、体が勝手に動いた。
男2:すごいな!
男3:すげえ!すげえ!
男4:え、すごい?すごい?
男2:すごい!すごい!
男3:すげえ!すげえ!
男4:すごい!
男2、3、4、「すごい!すごい!」と盛り上がる。
話の輪から離れていた男1、入って来る。
男1:ごめりんこ。
男2、3、4、こけたおす。
男1:ゴメンクサイ。
男2、3、4、こけたおす。
男1:ごめん。ついて行けない。
男2、3、4、こけたおす。
男1:帰るわ。
男2、3、4、こけたおす。
男1、帰る。
男2、3、4、こけたおす。
完。
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