劇団『すきっす』参加の稽古場日記14~相方登場!全編読み合わせ!そして、演出の演技の感想・・・。
本日は、10:00から12:00の稽古の予定でした。結局、色々、手違いがあったみたいで、16:00まで稽古がありました。その結果、同志社小劇場の卒業公演は観にいけなくなったのが、残念でしたが、稽古が出来てよかったとも思いました。
朝の10:00からの稽古ですが、ちゃんと、朝ご飯を食べる時間が取れたのが良かったです。前日に、深夜の地獄少女、ローゼンメイデン、ブラックキャット、灼眼のシャナのアニメラッシュを諦めた事と(録画しました。)、寝る前にエロ本を読んだ事が効いているのでしょう。
そして、今日から、私の相方(ハンニバル:役名、男性)が登場でした。彼が出ていた公演は、正確な日時を知らなくて、観に行けなかったのが残念ですが、相方の登場は、テンション上がります。
また、役者がかなり数(全役者数マイナス二人)集まれた日だったので、全編読み合わせをする事になりました。これも、かなり、テンションが上がります。初めてですから。
前日の日記に書いていた、オズに腕立て伏せのやり方を教えて貰うってのは、達成しました。ちょっと、相手が戸惑っていた感はあるのですが。月光斜TeamBKCの腕立て伏せは、結構、ききます。
それで、読み合わせで、相方のハンニバルとは、初めて、演技を合わせる事になったのですが、読み合わせのレベルで、結構楽しいです。私の台詞をくんでくれている部分もあったし、彼の演技の波に乗ることも出来ました。
ノリの良い役者さんなんですね。
そして、読み合わせの時には、自分の心の調子を脚本にメモしてました。一時間を越えるお芝居なので、その辺りが重要になります。全体の集中力が切れる時、私が飽きてくる時などなど。自分が出ている時は、頑張るしかないのですが、幕裏で待機する時に、どれくらい、体をほぐしたり、テンションを上げたりするかが大事です。
また、先日、演出とミズヲのシーンの危険性、つまり、第三の目がない危険性も、見てみようと思い、演出・ナカノ実験室の視点と共演者の視点で聞いてました。
そして、その感想をまとめてみます。どうも、多分、演出の女禍さんも、私のブログを読んでいる臭い(本人に確認してないので、読んでないかも知れない)ので、その感想を有効利用して欲しい所です。演出とは、支配する存在だと思うのですが、共演者の感想は参考になると思います。つまりは、これ、取捨選択は読んだ人任せですね。これが、情報化社会の演劇だと思います。現場で言わなかったのは、私は演出でない事と、言えば時間を喰うからですね。
また、演出さんは、私の事を多分、演出としての方向性も違うと思っていると思うのですが、多分、そんな事もないと思います。ネタ人間、ネタ役者、ネタ演出のイメージが強いのじゃないかと・・・。
そして、純然たる感想です。
・演出さんの演技
すり合わせと言えど、相手の心情まで求めるのはおかしいと思うのですが、まあ、感想です。彼女が、どのように演技を作っているかは、分からないです。
・ドラマッティックな感情の流れが作れてないのじゃないだろうか?
どうも、感情の凹凸が少ないのじゃないかと、役の事を考えれば、もっと、深い部分もあるのだと思うのだけど、ラストまで、表面をなぞっている気がする。
・台詞先行で作りすぎ。
どうも、台詞を先行して作りすぎなイメージがあります。前述の感情の事、込みで。話が前後しますが、立ち稽古の時に、頭から流れて体が動くのは、意識が台詞に行き過ぎているからじゃないかと・・・?
・背景をどれくらい作れているか?
台詞を言うには、感情があり、感情には背景やイメージが元になるのだと思います。良い台詞は、聞いていて、言外のイメージをお客さんが描く事が出来ます。
方法論として、彼女がそういう相手に何かを想起させる方法を取っているかどうかも、不明です。
・ミズヲの演技
どうも、何かを作る、出すという方向性の演技が多いです。感情を出す、表現する、動く、声を出すという感じで、役柄的に熱い役なので、仕方がないのかも知れませんが、何せ、出番も多いので、出す、作るという押しの演技に加えて、「敢えてしない」という演技を混ぜていけば、さらに波や凹凸が出来て良い感じになるのじゃないかと・・・。
とまあ、自分が出ていないシーンなので、結構、色々、考えられます。初めてかな?共演者が読んでいないと、意味のない内容を書くのは。
さて、さらに主演二人のシーンを聞いていて、役者としての対抗意識や、「きー、悔しい!」という嫉妬がどれくらい湧き上がって来るかも感じてました。私は、サブキャラなので、主役格を出し抜いてこそ、なんぼです。
しかしながら、あんまり、嫉妬や対抗意識は出てきませんでした。やっぱ、第三の目がないからか・・・?別に、これに安心する訳じゃなく、自分の演技を磨いて、さらに高みを目指して行きます。出し抜けているかどうかは、最終的にお客さんの感想です。
読み合わせで、午前中の稽古が終わりました。ご飯を食べて再開なのですが・・・
同志社小劇場を観に行くかどうか?
って、問題が出てきました。稽古も大事なのですが、何せ卒業公演、最後の芝居いうのもありますし、また、義理やら人情もあります。
また、ハンニバルが合流の初日だったので、ハンニバルを中心として、私や演出さん(稽古場では古代組)の稽古になるのは、歴然でした。現代組は微妙に人が揃ってなかったり・・・。
だから、観に行きたければ、今日は観に行った方がよい人もいましたし、演出さんも「行きたい人は行って下さい。」との事でした。しかし、そう言われても稽古場を抜ける事は、心苦しい。劇団員には、「稽古場にいる責任」という一種神格化した意識がありますが、私はそんなモノ屁でもないと思ってます。
稽古場には、必要な時だけいれば良いわけです。
もっとも、休む事を奨励している訳でなく、今日のように、練習時間が短めで、稽古場にいても、演出さんが自分のシーンを見れないような時は、その神格化した意識は崩した方が、精神衛生的にも、人生的にもお得です。何しろ、演出さんも良いと言っている訳です。
しかし、そう言われても・・・というのもある訳で。私は、その辺の意識の誘導も大事な事だと考える事が大事で、私なら同じ局面なら・・・
「ぶっちゃけ、今日の稽古時間だと、君たちのシーンは見れないし、自分の有効な時間を大事にして欲しい。個人練習ならこれからも出来るし、正直な所、役者に個人練習させっぱなしってのは、演出としても心苦しいねん。」
と、言うでしょう。今日は、そんな局面だった思います。最も、今回の演出さんは、こういう発言が苦手でしょうね。正直な人だと思いますが(もしくは、私の方が騙されている?)、こういった謀略的な事は苦手っぽいです。(もしくは、私の方が騙されている?)
まあ、結局の所、本当に観に行きたい人(つまり今日はシーン練習が望めない人)は観に行く流れになりました。もっと、スパっと決めてしまった方が、良いですけど、良い結果ですね。はからずしも、稽古時間のブロック化が達成された訳です。明日からどうなるだろう?
さて、シーン練習の方は、ハンニバルを中心とした、読み合わせ、立ち稽古になりました。立ち位置の確認や、試行錯誤などです。ハンニバルは、合流が遅かったので、後追いになっている感がありますが、彼が出してくるモノに期待したい所もあります。これから、彼とつめる所もある訳で、両者の意見を融合させた良いシーンにしたい所です。
相方がいるって、楽しい!
そんなこんなで、稽古が終わりました。「もっと時間が欲しい!」と思えたので、良い稽古だったのでしょう。終わりの回ミーティングで制作作業の分担化を提案しておきました。これから、忙しくなるので、作業が個人に集中すると、大変です。皆で出来ることは、皆でやって行きましょう。的に。
今日は、16:00に稽古終了だったので、時間があります。研究室によって、ブログを書いているのですが、すぐに家に帰って、HPの更新作業なんかをやろうかと・・・。朝からの稽古も悪くないかな・・・?
さて、今日からのテーマは「全身全霊で優しくなる」って事でしたが、自分では、そんなに立ち振る舞いが変わったとも思いません。何か稽古場の空気に良い影響が出ていただろうか・・・?これから、どんどん人々がテンパって行くと思うので、その時こそ優しさを発揮して行きたい所です。勿論、私がテンパる事もあると思うのですが、色々、修羅場見てきてます。頑張れると思います。
本番が終るまで、稽古場日記を書くつもりですが、それが途絶えたら、私がテンパった証拠でしょう。
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