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劇団『すきっす』参加の稽古場日記9～バレンタインの稽古、熱くなって失敗、天中殺

カテゴリ：演劇・小説・絵
この記事にコメントする！comment数：0：『2006年02月』14日

　本日は、12：00スタートの所を14：30から参加。これは、遅刻ではないですよ。14：30までは研究室で、小作業をしていたのですが、研究室についたのが遅れたために、小作業はあんまり進みませんでした。

　今日から、役者が増えるので、「これは気合を入れていかんといかんな。」と思って稽古場に行ったのですが…結果肩透かしになりました。体調を崩してお休みだった訳です。そして、その事が今日の失敗に繋がっていました。結局、マジで体調を崩していて、そしてそれは、色々考えれば、仕方がなかったのですが、どうにも私の心に引っかかってしまった訳です。演出さんに聞いた感じが…。そして、その引っかかった時に、すぐに声に出さなかった事も原因でしょう。溜め込んだ訳ですね。

　そして、逆に火がついたので、かなり気合をいれて稽古をしました。葬式屋は全員揃っていたので、彼らとのシーンを合わせ、どうも基礎や役者間のコミュニケーションのレベルでの問題もあったと思うので、基礎練的な事もしました。

　ただ、自分でも気付いていたのですが、私は演出ではなく、一役者の領分を越えていました。熱くなってた訳です。かなり演出さんの仕事を蹂躙しましたし、私が演出をやっていたら、かなりうざい役者を自分でやっていました。

　なまじ演出経験があるせいか、分る事（少なくとも自分ではそう思っている）、目指す所に向かう方法、色々分るので、実践した訳です。

　芝居全体を良くするには、自分の力を使う必要があるのですが、それが時として、演出さんの領分を侵す時もあり、その辺がジレンマです。

　そんな感じでシーン練習をしたり、個人練習をしたり、熱い稽古をやってました。しかし、17：30に稽古は打ち切り。本当は、18：00まで稽古だったのですが、お開きになりました。正直、一番、盛り上がっていたので、17：30の打ち切りは意外でした。

　そして、稽古後のミーティングで、稽古場に来た時の心の引っ掛かりを演出に伝えました。演出さんには、普段から理論的に話しても伝わらないので、今日は、稽古場の一役者として、感情で攻めようと思って、感情の方をメインに自分の感情と不満を伝えました。とりあえず、考えられるのは…

　・感情をメインで考えているあたりで、熱くなっている。
　・伝えた結果、相手をどうしたいかというビジョンがなかった。

　という事があります。自分の気持ちを伝える事には成功しましたが、熱くなっているテンションで話したので、まとまってませんし、本当に伝えたい事は演出さんに伝わってませんでした。実際、ちょっと怒っていたのですが、かなり怒っているように思われたのか、フォローとか、そんな感じになりました。

　いや、熱くなっていたのが駄目なんですね。私の欲求的には、相手が反論できないするどい理論で相手をブチ抜く事なんですがねぇ。

　いやまあ、そんな欲求は関係ないのですがね…。

　私は、根本的な事に疑問をもつ、ツッコミを入れる性格で、そして、熱くなると、人に迷惑をかける人間だと思うのですが、そういう部分が噴出しました。

　まあつまり、私が自分の思いを伝えている間、空気が重くなってしまった訳です。うーん、申し訳ない。全体で伝えるべきことと、そうでないことを考えることを忘れていました。

　稽古場を出て、昼間出来なかった小作業の続きをしようと思ったのですが、全て上手く行かなかったです。

　天中殺です。

　嗚呼、折角、演出さんと、オズ（役名で男性）がチョコレート作ってくれたのに（皆に）。オズは、男なのに、バレンタインにチョコレートを作るというネタをかましてくれました。演出さんも、事故後の体で作ってくれたのに…。ちなみに、演出さんのチョコは、油脂分が若干分離してました。本人が「湯せんを適当にした。」って言っていたので、その結果でしょう。本人には、勿論、言いませんでしたが（なら、ブログに書くなよ）。

　しかし、色々な事にツッコム性格と、熱くなる気性。併せると人に迷惑をかけます。こういった部分は、なんとかして行かないと駄目ですね。私は、仕える場合は、全くツッコメない人に仕えるのが良いのでしょうね。もしくは、ツッコミがある場合は、企画のブレインになること。今回は、ゲストとして企画に参加してますが、ブレインに加われば、力になれる事も随分あるのじゃないかと、最近、考えます。

　第一回公演は、参加しなかった事が後悔でしたが、第二回公演は、参加はしましたが、このままじゃ、劇団『すきっす』に後悔を残しそうです。芝居の稽古も人生の一部なので、後悔は残したくない所です。