蚊の対策方法とおすすめグッズランキング！部屋も屋外もこれで万全

アイキャッチ画像出典：PIXTA（蚊取り線香）

わずらわしい「蚊」の季節が到来！そもそもどんな虫なの？

これから夏に向かって、やっかいな蚊の季節本番です。

日本には、100種類ほどの蚊が生息していますが、蚊は「ハエ目カ科」に含まれる昆虫で、広い意味ではハエの仲間。その中でも、私たちがよく悩まされるのは「イエカ」と「ヤブカ」に含まれる2種類です。

よく見かける代表的な蚊２種類

血を吸うのはどうして？

なぜ蚊が私たちの血を吸血するのか？誰もが一度は考えたことがあるでしょう。

実は、吸血するのは繁殖期のメスだけで、オスは血を吸いません。蚊の唯一の吸血目的は、産卵期の栄養を動物の血液から摂取するためなのです。

ちなみに、基本的なエネルギー源は糖質で、普段は花の蜜などを吸って生活しています。

蚊に刺されるとかゆくなるのはなぜ？

蚊に刺されると、ほどなくあのイヤなかゆみが起こります。かゆみの原因はなんと、蚊の唾液によるもの。

蚊の唾液には、刺した痛みを感じにくくさせる麻酔の役目や、血液を固まらせない凝固抑制作用があり、蚊にとってはメリットとして働きます。

しかし、私たちの体にとっては異物であり、この唾液に対するアレルギー反応が起こり、悩ましいかゆみを引き起こすのです。

暑すぎると蚊の被害が少なくなるって本当？

種類にもよりますが、蚊が最も活発に活動する気温は25℃前後で、湿度の高いところを好む傾向があります。

実際に活動する気温は25℃±10℃くらいで、逆に真夏の35℃以上にもなる猛暑日や15℃以下の日は活動量が鈍くなります。
そのため暑すぎる夏は、血を吸うための行動活性も下がり、蚊の被害を受けにくくなる傾向があるのです。

ただし蚊は朝や夕方を中心に活動が活発化する生き物なので、日中の気温が高くても油断は禁物です。

「水」があるところに注意！蚊が発生しやすい場所

蚊は、主に流れのない“水が溜まっているところ”に産卵します。蚊の幼虫で知られる「ボウフラ」が繁殖する主な場所は、放置したバケツや植木鉢の受け皿、地面や木のくぼみ、古タイヤ、浄化槽などあらゆるところ。

こんな裏技も！

一般家庭やその周辺でできる対策として、あえて庭やベランダに一時的にバケツなどにためた水を置き、ボウフラが出た頃に水を捨てるという方法も。自宅周辺に生息する蚊の発生数そのものを下げる効果が期待できます。

駆除薬剤を使用する方法もありますが、物理的に駆除できるこの方法は「どこでも」　「誰でも」できるので、比較的便利です。

ただし、すっかり忘れてボウフラが成長するまで放置してしまうと、かえって蚊を育ててしまうことになるので注意しましょう。

蚊が人に寄ってくるのはなぜ？

蚊が吸血のために動物を察知する材料としているのは、二酸化炭素や温度、皮膚に生息する細菌の出すニオイなどです。これらのさまざまな要素が複雑に絡みあって、私たちは蚊を誘引してしまっています。

「二酸化炭素」　「熱」　「におい」　「色」で吸血対象を判別

蚊は、「二酸化炭素」　「熱」　「におい」　「色」の4つを感知して人に寄ってくると言われています。

①息に寄ってくる｜二酸化炭素

蚊は、動物や人間の呼吸から排出する、「二酸化炭素」をひとつの目印にして近寄ってきます。
呼吸を止め続けることは無理なので、私たちが生きている限り蚊を誘引してしまい、逃れることはできません。

②熱に寄ってくる｜体温

蚊は、非常に敏感な温度センサーを持っています。そのため、周囲より温度が高いものを感知でき、吸血対象となる動物や人間に近寄ってくるのです。

③ニオイに寄ってくる｜体臭や足の臭い

蚊には、温度を感知できる他にも、さまざまな化学物質を感じ取るセンサーも備わっています。
汗や足の臭いも寄ってくる原因となるので、マメに拭き取ったり清潔に保つことも対策として有効。特に足は蒸れやすく、細菌も繁殖しやすいので要注意です。

④黒や赤などの濃い色に寄ってくる｜服装の色

蚊は私たちのような鮮明な画像としてモノを見ることができませんが、一定の色の識別はできています。
一般的には、濃い色に対して引き寄せられやすい傾向があるため、黒い服や、紺や赤などの色の濃い服は避けた方が刺されにくくなります。

ただし、色だけですべてを決定づけるわけではありません。ここまで紹介した「二酸化炭素」　「熱」　「におい」　「色」、これらを総合して吸血対象を判別していると考えられています。

これらを踏まえたうえで、すぐにできる対策は以下の通り。

すぐできる対策

• 激しい運動を控える
• 汗をかいたらすぐに拭く
• 汗だくになった服は着替える
• お酒を飲みすぎない
• 体や足を清潔に保つ
• 色の濃い服は避ける

血液型は関係ない！

よく、特定の血液型の人が刺されやすいと耳にすることがありますが、血液型による吸血の差については、科学的根拠は薄いと考えられています。

もしあったとしても、実際には「体温の高さ」や「二酸化炭素の量」　「表皮の細菌が出すニオイ」など、他の影響の方が大きく、誤差の範囲と言えるでしょう。

蚊の対策グッズはどんなものを選べばいい？

どのような状況で使用したいのか、どこにいる蚊を駆除したり追い払ったりしたいのかによって、選ぶべきグッズが変わってきます。以下の目的別に選ぶポイントを紹介します。

①家の周りの対策｜蚊の発生を防ぐ・寄せ付けない

家の周りの対策グッズには、「蚊を元から断つためのボウフラ対策用の駆除剤」や、「玄関やベランダに吊り下げる虫よけ」があります。

ちょっとした水場があれば、蚊の幼虫ボウフラは繁殖できます。家の周りやベランダなどに水の溜まりやすい環境がある人は、ボウフラの駆除剤で根本から対策するとよいでしょう。

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蚊の幼虫を退治する「ボウフラの駆除剤」

ボウフラの駆除剤には、発生源となる水に入れる液体や錠剤・粒剤のタイプ、草むらなどにも使えるスプレータイプなどがあります。

散布する場所によっては、バクテリアや植物などに影響のない商品を選ぶようにしましょう。ボウフラだけでなく、蚊の成虫やハエの幼虫（ウジ虫）にも効くものもあります。

家の中への蚊の侵入防止に役立つ「吊り下げタイプ」

家の中に蚊が侵入するのを少しでも防ぎたい場合は、玄関やベランダに吊るすタイプの虫よけもあります。ただし風の影響を受けやすく、使用環境によっては効果が得られにくい場合もあるため、これだけで屋内への侵入を100%シャットアウトするのは難しいといえます。

玄関やベランダの出入りの際に蚊が入らないよう配慮する、窓やドアを開けっ放しにしないなど、他の対策も並行して行うことが大切です。

また吊るすタイプの虫よけは、製品によって対象害虫が異なる場合があります。対象の害虫に吸血性の蚊が含まれているかどうか、よく確認してから購入してください。

②家の中の対策｜蚊を家に入れない・駆除する

蚊は、日陰で涼しいところを好むため、一度屋内に入ってきてしまったものを外に出すのは難しいもの。屋内での対策としては、すでに部屋に入ってしまった蚊を退治するグッズや、蚊を寄せつけない空間をつくるグッズが有用です。
「蚊取り線香」　「電気蚊取り器」　「空間スプレー」　「殺虫スプレー」といった種類があります。

これらの製品の多くは、「ピレスロイド」という殺虫成分を使っています。ピレスロイドとは、除虫菊（ジョチュウギク）に含まれる天然の殺虫成分「ピレトリン」や、ピレトリンに似た化合物の総称。
蚊に対して殺虫効果や忌避効果がありながら、人を含む哺乳類の身体では分解・代謝され、安全性が高いとされています。自然界でも速やかに分解され、地球にも優しい成分です。

ただし量によっては他の生物にも一定の影響を及ぼすため、特にペットとして昆虫をはじめとした節足動物類を飼育している場合は注意が必要です。

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煙によって薬剤を放出する「蚊取り線香」

蚊取り線香を燃やすとピレスロイド系の有効成分が空間内に広がり、煙の行き渡る範囲の蚊を退治できます。蚊を寄せ付けない効果もあります。

電源が不要で、屋内だけでなく庭との境目や玄関など、どこでも使える点がメリット。効果を発揮するには、なるべく無風環境で使用するか、風上に置くようにしましょう。

においの好みは分かれますが、なかには香り付きのタイプも。一巻あたりの持続時間は7時間程度が標準で、より短いものや長いものもあります。

電気によって薬剤を放出する「電気蚊取り器」

電気蚊取り器は、電気の熱によってピレスロイド系の有効成分を蒸発させることで、蚊を駆除・忌避するグッズです。

液体を吸い上げる芯を加熱する「液体蚊取り」と、薬剤を染み込ませたマットを加熱する「マット蚊取り」があります。液体蚊取りは60日など長期間使えるのに対し、マット蚊取りは1枚あたり12時間程度と使い切り。近年は液体蚊取りのほうが主流です。

火を使わないので安全性も高く、リビングなどでの使用におすすめ。商品ごとに、効き目の届く広さに違いがあります。

ワンプッシュで薬剤を拡散する「空間スプレー」

スプレーをワンプッシュするだけで有効成分を空間や天井・壁に素早く拡散できるグッズ。電気も火も不要なため、どこでも手軽に使えます。

1回あたりの効果の持続時間は、12時間や24時間のものなどがあります。

見つけた蚊を素早く仕留める「殺虫スプレー」

蚊を見つけたときに素早く仕留めたいなら、狙いを定めて勢いよく噴射するエアゾールタイプの殺虫スプレーが有効。蚊以外の虫にも効くものもあります。

③外出時の対策｜蚊を寄せ付けない・刺されない

外出時の対策には、身体に使う「虫よけスプレー」と、蚊を寄せ付けない空間をつくる「野外で使える蚊よけ器や蚊取り器」があります。

身体に直接使う虫よけスプレーは、公園へのお出かけやハイキングなどの動き回るシーンに向いています。手軽に使えて、買い物など普段の外出にも便利。

野外で使える蚊よけ器や蚊取り器は、BBQやキャンプ、庭仕事など、空間ごと蚊を寄せ付けたくないシーンに役立つでしょう。

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身体を虫刺されから守る「虫よけスプレー」

虫よけスプレーの有効成分は主に、「イカリジン」　「ディート」　「天然成分」の3種類に大別されます。

イカリジンやディートは、蚊を撹乱させて吸血を阻害する仕組みです。濃度が高いほど効果の持続時間が長く、塗り直す手間が省けます。

イカリジンは年齢制限がなく、小児や2歳以下でも使用可能。日本では2015年に認可され、今ではディートと並んで広く使われています。衣類につけて使用することもできますが、一部適さないものもあるため、注意事項をよく読んでから使用してください。

ディートは生後6ヶ月未満は使用不可、12歳未満は1日1〜3回までという制限があります。ディート30%のものは12歳未満の使用不可なので注意してください。

ハッカ油などの精油も、サシバエの忌避実験にて効果があると報告されています。ただし天然成分のものは香りによって蚊を忌避するため、香りが飛ぶと忌避効果が下がってきます。必要に応じて、こまめに塗り直すようにしましょう。

またスプレー以外にも、ジェルやシートなど、さまざまなタイプの商品があります。これらは飛散しないため、誤って薬剤を吸い込んでしまうリスクがありません。

蚊を寄せ付けない空間をつくる「野外用蚊よけ・蚊取り器」

屋内用と同じくピレスロイド系の有効成分を使ったものが主流です。火を使わない電池式や蓄電式がおすすめ。据え置きタイプと身につけられるタイプがあるので、使用シーンに合わせて選びましょう。

ただし風の影響を受けやすく、使用環境によっては忌避剤の効果が得られにくい場合も考えられます。虫よけスプレーを塗る、できるだけ肌の露出を避けるなど、他の対策もセットで行うようにしてください。

【目的別】蚊の対策グッズのおすすめ人気ランキング

目的別に、蚊の対策グッズのおすすめ商品をランキング形式で紹介します。楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングの売れ筋を参考に、独自に順位付けしました。

①家の周りの対策におすすめのグッズ

玄関の出入りの際に、蚊の侵入を防ぎたいならこちら。玄関のドアノブに取り付けるタイプの忌避剤で、ドアからの侵入を防ぐとともに、設置した場所の半径1mの範囲で蚊を寄せ付けません。薬剤が樹脂に練り込まれているので、雨の日でも流れにくく効果が続きます。

ベランダなどから侵入する蚊を、手軽に防ぎたい場合にオススメな忌避剤です。ベランダの物干しや窓際などに吊るすだけで、蚊を寄せ付けず部屋への侵入を防げます。立体構造になっていて、ワイドに薬剤が広がります。

蚊の幼虫ボウフラを駆除して、蚊の発生を食い止めたい場合におすすめなのがこれ。発生源に散布することですばやく拡散し、しっかり駆除する液剤タイプ。速効性があり、短時間でボウフラを駆除できます。

こちらのボウフラ防除剤は、錠剤形で発泡するタイプです。液体や粉末の薬剤に比べて扱いやすく、水中に投入すると溶解しながら拡散。哺乳動物や、魚類に対する毒性が極めて低く、溶解された薬液には臭いや色もほとんどないので安心して使えます。

ボウフラも、今いる蚊も駆除したいならこちらがおすすめ。茂みや水たまりにスプレーすることで、蚊の成虫やボウフラをしっかり駆除します。植物にかかっても安心な無香料・水性タイプ。同時にマダニ駆除できるのも嬉しいポイントです。

②屋内の蚊の駆除・忌避におすすめのグッズ

空間に拡散された有効成分の超マイクロ粒子が、蚊の侵入を阻止しつつ、すでに部屋内にいる蚊を成分に触れさせることで退治します。電源コード式ですが、インテリアにも馴染みやすいシンプルなデザインです。

ワンプッシュするだけで1日中、駆除効果が持続。床や壁についた薬剤が再び空気中に漂い、後から侵入した蚊にも効きます。家中で手軽に使える点、透明ボトルで残量が分かりやすい点がうれしいポイントです。

とにかく簡単！最近人気のワンプッシュするだけで、蚊を寄せ付けないスプレー。高い安全性と優れた殺虫効果を持つ、ピレスロイド系殺虫成分を使用し、ワンプッシュで12時間も効果が持続。電気や火も使わないので、就寝時に使う方も多いアイテムです。

アース製薬の蚊取り線香の中でも、最も効き目が強い商品。屋内の蚊を駆除する効果は通常の「アース渦巻香」にもありますが、プロプレミアムはそれに加えて屋内への蚊の侵入防止と、屋外において蚊を忌避する効果も備わっています。

蚊取り線香の生みの親、金鳥の定番ロングセラー商品。厳選した天然の原料を用いて国内で生産されており、品質の高さにも定評があります。燃焼時間12時間の大型タイプや、3時間のミニサイズもラインナップ。缶の蓋を裏返せば線香皿として使えます。

じゃまなコードにつまずく、見た目にもすっきりさせたいという方には、こちらのコードレスタイプの電気蚊取り機がおすすめ。壁のコンセントに直接差込むコンパクトサイズです。低刺激、無香料で赤ちゃんやペットにも安心。

室内に侵入した蚊を退治するなら、スプレーが手軽。100％天然植物由来成分の殺虫剤のため、いかにも殺虫剤といったニオイもなく、お子様やペットがいても使いやすいのがポイントです。

約120日間使えるカートリッジに電池が内蔵されているため、コンセント不要でどこでも使えます。使い切ったらカートリッジごと取り替えるだけでOK。背面にはフック穴があり、壁にかけることもできます。好きな場所にセットして使いたい人におすすめです。

毎年買い求めるファンも多い夏の定番、金鳥の蚊取り線香の大型版。たっぷり12時間駆除してくれます。除虫菊成分や木粉などの植物性粉末がベースで、刺激が少なく人にもやさしい製品。10巻ずつの小分け包装で、フタを裏返せば線香皿としても使用可能です。

③外出時の蚊よけにおすすめのグッズ

家族みんなで使うのにおすすめなのがこちらの製品。子どもにも優しい有効成分のイカリジンを15%配合、虫除け効果も6～8時間と長いうえに、ヒアルロン酸Na配合でお肌にやさしいつけ心地。子供への使用回数の制限もないので、安心して使える虫よけです。イヤなニオイもなく、マダニにも効果を発揮します。

自然派におすすめなのが、日本で1番売れているアロマスプレー。天然成分のみなので効果は緩やかですが、化学薬品が苦手な方や赤ちゃんにも安心して使用できます。精油の香りで爽やかな使用感が人気で、ハッカがブレンドされた日本限定発売のスプレーもあります。

ディート30%配合で、長時間効果が持続。マダニやツツガムシにも有効なので、野山や河川敷などを訪れる際や、アウトドアで重宝します。4種の保湿成分によりお肌にやさしい使用感。12歳未満は使用できないため注意してください。

アウトドアメーカー・コールマンとコラボした電池式蚊取り器。キャンプサイトにもすんなり馴染む、おしゃれなデザインです。コンセント不要で、屋内・屋外どちらでも使えます。

茂みや地面にスプレーすることで、最大24時間蚊をバリアする空間をつくれます。直接噴射すれば、マダニやハエの駆除も可能。植物にやさしい水性タイプなので、庭仕事やガーデニングの前に使うと便利です。

汗ばむシーンに効果を発揮してくれるのが、こちらのサラテクト。パウダーが入っているため、肌に付けたときのベトつき感を抑えてくれます。有効成分ディート10％配合で、効果も約10時間と長く、付け直しせずに効果が持続します。無香料なので、虫よけ独特のニオイが苦手な人にも。

舞い散らないミルキージェルタイプの虫よけなので、誤って吸い込んでしまう心配がありません。アルコールフリーでお肌に優しいのもうれしいポイント。年齢制限なく使えるので、幼稚園や保育園から家族でのお出かけまで一つあると便利です。

商品名の通り、40㎡を蚊よけバリアで囲って忌避する電池式の蚊よけです。人感センサーが付いており、本体上部で人の動きを感知すると自動的に薬液の噴射が停止します。持ち運びに便利なハンドル付き。

持ち運びしやすい小型の電池式蚊取り器。薬剤のカートリッジが回転することで、薬剤がより広がる仕組み。テント内や車内でも使えます。

ミントの香りが爽やか。100%天然由来のハッカ油なので、防虫としての活用だけでなく、食品添加物として口に入れることもできます。

カートリッジが回転し、コンパクトながら効率よく成分が広がります。腰やベビーカーなどにかけられるフック付きなので、アウトドアや普段のお出かけなど、移動を伴うシーンに便利。

電池式でどこでも使える蚊よけです。腰にかけられるフックやテント・車内に吊り下げられるヒモが付属。1日3時間の使用で約28日、12時間の使用で約7日使えるため、ひと夏の行楽にちょうどいい容量です。

掻いちゃダメ！蚊にさされたときの対処法

蚊に刺されると、ジワジワとかゆみが押し寄せ、どうしても患部を掻いてしまう人も多いでしょう。しかし、掻いた刺激によって、かゆみの原因物質の働きを助長するなどし、さらに症状を悪化させてしまう可能性があります。
しかも、かいた傷口から菌が入って、炎症を引き起こす可能性もあるので、できればあまり刺激しないようにした方が賢明です。
蚊に刺された後、過敏に反応して炎症がひどくなるケースもあります。その場合は「たかが蚊に刺され」とあなどらず、病院で診察を受けましょう。

おすすめの虫刺され薬

どんなに蚊の対策を行ったとしても、絶対ではないので刺される時は刺されます。そんな時は速やかにかゆみ止めを塗ることも大事。刺されてしまった時のケアとして、市販のかゆみ止めを紹介します。

知っておきたい蚊が媒介する感染症

蚊に刺される被害で最も怖いのが、感染症です。蚊がウイルスを媒介し、デング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱、マラリアなどに感染するリスクがあります。

だからこそ、今回紹介した「蚊を発生させない＆蚊に刺されないための対策」が重要なのです。

【余談】温暖化で感染症が増加する！？

環境省が作成したパンフレット「地球温暖化と感染症」によると、地球温暖化（とくに気温や降雨量の変化）と感染症の関連が示唆されおり、マラリア、デング熱、ウエストナイル熱、日本脳炎などが、温暖化とともに増加することを予測している報告もあるのだそう。

たとえ小さなことでも、一人ひとりが地球環境のためにできる取り組みをしていくことが大切です。

しっかり備えて快適なシーズンを

私たちの生活の中に蚊は必ずいて、そして毎年しっかり刺されます。そんな身近な存在でありながら、実は知らないことも多いのではないでしょうか。

蚊の生態や習性を知り、事前に対策する事で被害を最小限にすることは可能です。ご自身に合った対策グッズを選んで、今年こそは蚊に刺されない快適な夏を過ごしましょう！

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