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バラクラバって必要?冬山登山に必携の理由と選び方&おすすめ5選

バラクラバって必要?冬山登山に必携の理由と選び方&おすすめ5選

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バラクラバ(目出し帽)は、「強盗みたい」など見た目の印象から敬遠する人もチラホラいますが、冬山登山に挑戦するなら持っておきたいもの。今回はバラクラバの必要性にも触れながら、選び方やおすすめアイテムをご紹介

呼吸しやすいものや冷たい風をブロックしてくれるものなど、さまざまな強みを持つモデルに注目です。

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目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

冬山必携のアイテム「バラクラバ」!そのワケは?

雪山登山
出典:pixabay

冬山で寒さから体を守るには、身体の先端を保温することが大切。手はグローブ、足は厚手の靴下ですが、重要な部位が集まっている首から上は、どのように防寒していますか?

ネックウォーマー?ニット帽?厳しい冬山ではそれではちょっと心もとないかも……。冬山にぜひ持っていっておきたいのが「バラクラバ」です。

バラクラバとは?ネックウォーマーとは違うの?

バラクラバの構造
出典:PIXTA(編集:黒田猫太郎)

バラクラバは、昔から「目出し帽」として知られている防寒具。その名の通り、頭から首まですっぽり覆い、目の部分だけ空いています。

しっかりと頭部を覆って防寒するので、氷点下の風が吹く冬山では着用しているのとしていないのでは大違い。隙間が空いたり、ずり落ちたりしてしまうネックウォーマーとニット帽に比べ保温性抜群です。

登山には登山用のバラクラバを!5つのポイント

バラクラバの良い特徴
出典:PIXTA(編集:黒田猫太郎)

でも、バラクラバと一言で言っても、様々な種類があります。登山向きのバラクラバはもちろん、スキー・スノボ向き、サバゲーなどの屋外活動向けなど。では、”登山向き”のバラクラバを選ぶためのポイントは何でしょうか?

【ポイント①】ほどよい保温性|薄手の化繊かウールがおすすめ

まず当たり前ですが、保温性が十分なこと。しかし、保温性が高すぎると登山には向かないので、ほどよい保温性のものを選びましょう。目安として、生地が薄手の化繊かウールのものがおすすめ。厚手のものやニット製のものは向きません。

【ポイント②】速乾性|汗や呼気を素早く乾かす

登山中は汗をかきやすいので、蒸れたり乾きにくかったりするのはNG。速乾性のある生地かどうかを確認しましょう。

また撥水性を備えるなど、水を含まない生地であれば低温下でも呼気によって凍りつきづらくなります。

【ポイント③】呼吸に対する工夫|呼吸しやすくニオイにくいものを

バラクラバは耐風性を高めるため通気性を犠牲にしています。それは、鼻や口の周りも同様。しかし登山中に呼吸を阻害してしまうのは問題です。

そのため、口元がメッシュや立体構造になっているなど、呼吸を確保する工夫がされているか?息がゴーグルやサングラスを曇らせないか?といった点を確認しましょう。

また、抗菌・防臭効果があればより快適かつ衛生的に着用できます。生地にメリノウールが使用されていれば、天然の抗菌・防臭効果も見込めるでしょう。

【ポイント④】フィット性|ストレッチ性や形状・サイズ感に注目

顔全体を隙間なく覆いつつ、きつすぎない程よいフィット感が大切。フィットしていないと、頭の動きに追随せず視界を妨げることもあります。サイズはもちろん、素材のストレッチ性などもポイント。

また一体化したシンプルな構造のほかに、上下セパレートになっていて、口元を下げたりネックウォーマーとして使ったりできるモデルもあります。フィット感と併せて汎用性もチェックするとよいでしょう。

【ポイント⑤】コンパクト性|持ち運びやすさも重要

バラクラバを登山口から山頂まで着用し続けることはほとんどありません。必要が無いときはバックパックに携帯することになるので、コンパクトに折り畳めるものを選びましょう。

強盗みたい!?バラクラバの疑問答えます!

目出し帽=強盗
出典:PIXTA

筆者の周囲にバラクラバの印象を聞いてみたところ、「強盗みたいで恥ずかしい」「まるで覆面レスラー」などの見た目の感想とともに、いろいろな疑問が。その中から、いくつかの疑問に答えました。

【疑問1】 暑くないの?

素材にもよりますが、氷点下の冷たい風が吹くような場面でなければ、着用するとおそらく暑くなります。だからこそ、着用せずに持ち運ぶときのことも考慮して、登山向きの携帯しやすいものを選びましょう
もしくはネックウォーマーとしても使えるタイプであれば、気温に応じてこまめに調節できるので便利です。

【疑問2】 必要な季節、天候は?

中低山であれば、厳冬期で天候の悪化が予想される場合3000m級の高山であれば、夏以外は携帯しておきたいもの。例えば、9月の高山の山稜では、雪交じりの強風が吹くこともあるので必要になることもあります。

【疑問3】 髪の毛がぺったりぼっさぼさになりそう

特に女性は気になる部分だと思いますが、これはその通り。ぺったりぼさぼさ、変なクセがついてしまいます。着用が予想されるときは、女性はできるだけ髪をまとめておきましょう。おすすめは、三つ編みやツインテールなど。男性は……あきらめしょう。

【疑問4】 口の周りが臭くなるんじゃ……

口や鼻に密着していることから、息や唾液が付いて臭くなるのは否めません。ウール素材は防臭性があるので、口の周りが臭くなってもかなり軽減されます。また、口の周りだけ防臭素材を使用するなど工夫をしているものもありますので、気になる人は確認しましょう。

冬山登山におすすめのバラクラバはこれ!

冬の山景色
出典:PIXTA

ここからは実際に販売されている登山向きバラクラバの中から、筆者がおすすめしたい、個性が光る一品を紹介します。

リーズナブルなのに暖かい|モンベル「スーパーメリノウール バラクラバ」

ウール素材で高機能なのに、3000円台という驚きのハイコストパフォーマンス。さすがモンベルという一品です。耐風性がちょっと物足らないので、極寒の高山には向きませんが、中低山で使用するには十分なアイテムです。

POINT

<おすすめポイント>
クセが無い被り心地なので、バラクラバ初心者にもおすすめ。このコスパは見逃せません。春秋の高所登山での緊急用バラクラバとして携帯しておくのにもおすすめ。

    モンベル スーパーメリノウール バラクラバ

    提供:mont-bell
    素材スーパーメリノウール79%+ポリエステル18%+ナイロン2%+ポリウレタン1%
    サイズ頭周り:S/M(54〜57cm)、M/L(57〜60cm)
    重量

    リーズナブルな実力派

    息苦しさを解消|ファイントラック「メリノスピンバラクラバ」

    鼻から口周りの形状が特徴的なメリノスピンバラクラバ。この形状から想像する通り、呼吸がしやすいと評判です。息の抜け道が確保されているので、息が上に抜けてゴーグルやサングラスを曇らせてしまうこともありません。冬の中低山から高山帯までカバーする保温力です。

    POINT

    <おすすめポイント>
    従来のバラクラバでは息苦しい方、アイウェアの曇りに悩まされている方におすすめ

      ファイントラック メリノスピンバラクラバ

      素材ポリエステル65%+ウール35%
      サイズ頭周り:S/M(53〜58cm)、L/XL(57〜62cm)
      重量45g

      呼吸が楽、アイウェアが曇りにくい

      汗処理能力に優れた「ドライレイヤーウォームバラクラバ」を下に着用することで、より濡れや凍りつきを防ぎ、保温力を高めることができます。

        ファイントラック ドライレイヤーウォームバラクラバ

        素材ポリエステル90%+ポリウレタン7%+複合繊維(ポリエステル)3%
        サイズ頭周り:S/M(53〜58cm)、L/XL(57〜62cm)
        重量22g

        抜群の防風性|マムート「バラクラバ アークティック WS」

        このバラクラバの特徴は、何といっても「ゴアテックス インフィニアム™ウィンドストッパー®︎」による防風機能。前頭部と側頭部にこの素材を使用することで、冷たい風から頭部を保護します。保温性が高い場合、蒸れが発生しやすいというデメリットが生じますが、この素材は透湿性にも優れるためその欠点を最小限に抑えることにも成功。人間工学に基づく構造による高いフィット感も魅力的です。

        POINT

        <おすすめポイント>
        信頼のゴアテックス インフィニアム™ウィンドストッパー®︎。高レベルの耐風性と通気性を求める方に。

          マムート バラクラバ アークティック WS

          素材・Main Fabric 1 (B2B):Polyester-Elastane Knit
          ・Main Fabric 1 - 面材料 (B2B):95% Polyester, 5% Elasthan
          ・Main Fabric 2 (B2B):GORE-TEX INFINIUMTM WINDSTOPPER(R)
          ・Main Fabric 2 - 面材料 (B2B):92% Recycled Polyamide 6, 8% Elasthan
          サイズワンサイズ(幅約21cm、全長約37cm)
          重量20g

          顔周りをしっかり防風

          フィット感抜群の中厚手|ザ・ノース・フェイス「ミッドウェイトバラクラバ」

          ザ・ノース・フェイスの定番バラクラバは、保温性と通気性のバランスを追求した、グリッドフリース素材の中厚手バラクラバ
          メイン素材にはストレッチ性や肌触りにも優れたフューチャーグリッドフリースを、呼気による濡れや凍りつきを防ぎたい口元には撥水性を備えた高機能ドライ素材を使うなど、快適性を追求。汎用性の高い定番モデルです。

          POINT

          <おすすめポイント>
          低温環境で必要十分な機能を備える汎用性の高い定番モデル。最初の一枚にもおすすめです!

            ザ・ノース・フェイス ミッドウェイトバラクラバ

            素材Future Grid Fleece(ポリエステル100%)<切替部>Future Dot Fleece(ポリエステル100%)
            サイズ頭周り:S(54〜56cm)、M(56〜58cm)、L(58〜60cm)
            重量

            汎用性の高い定番モデル

            心地よい着用感|ミレー「ワッフル ウール フェイス マスク」

            18.5マイクロメートルの極細メリノウールを70%配合した、軽くて暖かいワッフル素材を使用。縫い目のない製法により、心地よい肌触りとノンストレスな着用感を実現しています。伸縮性も高く、前後が長めの作りなので、ネックゲイターとしても重宝。ウールの持つ天然の調湿性・保温性・抗菌効果の恩恵が受けられるのもうれしいポイントです。

            POINT

            <おすすめポイント>
            心地よい肌触りでノンストレスな着用感。ネックゲイターとしてもバツグンの保温力を発揮

              ミレー ワッフル ウール フェイス マスク

              素材ワッフルウール(ウール70%+ナイロン26%+ポリウレタン4%)
              サイズワンサイズ
              重量

              ワッフルウールによる心地よい着用感

              バラクラバを持って冬山へ行こう!

              青空と雪山
              出典:PIXTA

              真っ白な雪や霧氷に覆われた雄大な山容を見せてくれる冬山。そんな美しい姿とは裏腹に、ひとたび天候が悪化すると恐ろしい姿を見せるのも冬山です。だからこそ、準備が大切。様々な冬山対策用品がありますが、バラクラバもその1つとして用意しておきましょう。

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