自衛隊や東北6県の自治体などによる災害対応訓練「みちのくALERT(アラート)」が始まり、関係機関が連携して大規模災害を想定した訓練を実施している。16、17日には宮城県石巻市の渡波海水浴場などで孤立した住民らを救助する手順を確認した。訓練はコロナ禍で中断したため、2018年以来、6年ぶり4回目。この日は岩手県沖を震源とするマグニチュード9・1の地震で津波が発生し、がれきで道が封鎖され、同市沿岸部などが孤立したと想定した。海上自衛隊の輸送艦「くにさき」に搭載されたエアクッション型揚陸艇(LCAC)が海水浴場に上陸。LCACから降ろされた重機が、救急車や消防車などの車両が通れるようにがれきを撤去した。自衛隊員や消防隊員は犬型のロボットを遠隔操作し、家屋に閉じ込められた人を救助する手順も確認した。訓練は15日から始まり、自衛隊員約3400人のほか、東北6県の71自治体と53機関の関係者が各地で参加し、24日まで行われる=東北総局 永井秀典撮影 2024年11月17日公開 震災から5000日を前に、明かりで犠牲者追悼…石巻 〈動画集〉巨大地震と大津波、火災…動画でたどる東日本大震災10年(上) 〈動画集〉語り継ぐ教訓、鎮魂の祈り…動画でたどる東日本大震災10年(下) 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿