海外布教
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天理教は明治時代から世界各国に進出している。一つは、集団移民した日本人や日系人の場所へ、信者が布教した場所であり、現在も教会のある国としてはアメリカ(ハワイ島、西海岸地区)、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ペルー、コロンビアなどがある。 もう一つは、戦前の日本の植民地で移住した信者が布教した場所であり、台湾、韓国などがあげられる。満州では哈爾浜市郊外に移民団が入植して「天理村」を建設、布教かたがた開拓を行い、「天理鉄道」(通称「天理村鉄道」)と呼ばれる軽便鉄道も建設している。敗戦後の引き上げで、これらの地で布教を担っていたほとんどの教会は日本に引き揚げた。 戦後進出した国は布教師が布教を目的に入った場所が多いとされ、インドネシア、フィリピン、ネパール、タイ、シンガポールなどの東南アジアをはじめ、コンゴ民主共和国、ケニア、ウガンダ、オーストラリア、インド、フランス、イギリス、メキシコ、チリ、ニュージーランド、香港など、世界各国・地域に及ぶ。いずれの国にも本部公認の拠点や教会、布教所が存在する。 海外布教に乗り出すため、戦前から外国語の専門学校を設立。のちに天理大学となった。 また、ニューヨークにある天理文化協会では、日本語学校の他、展示スペースを設けており、伝統芸術や現代美術の展示も行なっている。週末には、クラシック音楽や雅楽、実験音楽などのコンサートも開催される。
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海外布教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 09:48 UTC 版)
ブラジル ブラジルでは日本の新宗教の布教が最も成功しており、2008年時点で30万人以上の世界救世教の信者がいるとされる。ブラジルの宗教カルデシズモと世界救世教の教義には、手による霊的エネルギーの伝達、転生論、霊的ヒエラルキー上昇の重視、そのための善行の奨励などの類似がある。宗教学者の松岡秀明は、これは共に心霊主義の影響を受けているためであると述べている。そのためブラジルの人々にとって世界救世教の教えは親しみやすいものであったが、カルデシズモで最も重視される降霊は禁じられている。
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