はっこうだ‐さん〔ハツカフだ‐〕【八甲田山】
八甲田山(青森県)
1585m 北緯40度39分32秒、東経140度52分38秒 (大岳)(三角点) ※座標は世界測地系による
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概要
18の成層火山や溶岩円頂丘からなり、南北2群に分かれ、概して北群の方が南群より新しい。
南群の諸火山は安山岩~流紋岩、北群の諸火山は玄武岩~安山岩である。最高峰の大岳などには活発な硫気孔がある。
別名、八耕田、耕田山、耕田八峰、八甲山。
最近1万年間の活動
最近5000年間に7回の噴火活動があり、水蒸気爆発やブルカノ式噴火が発生した。7回の活動のうち、最初の4回は大岳山頂部(一部は、井戸岳の可能性あり)からの噴火であり、残りの3回は大岳西麓の地獄沼での噴火である。地獄沼からの噴火は、915年の十和田a火山灰(To-a)の堆積以降では、13~14世紀に1回、15~17世紀に2回、水蒸気爆発が発生している(工藤・奥野:1998)
記録に残る火山活動
噴火記録はない。
1986(昭和61)年 8月10日~12日
北西山麓で地震多発。最大は10日 17時50分 M4.8。 八甲田温泉、酸ヶ湯(すかゆ)等で有感、萱野茶屋等で軽微な被害。
1997(平成 9)年 7月12日
山麓の田代平で、窪地内に滞留していた炭酸ガスにより、レンジャー訓練中の陸上自衛隊員3名が死亡。
※「概要」及び「最近1万年の活動」については日本活火山総覧(第3版)(気象庁編、2005)、「記録に残る火山活動」については前述の活火山総覧及び最近の観測成果による。
八甲田山
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