タイアップとは? わかりやすく解説

tie up

別表記:タイアップ

「tie up」とは

「tie up」は英語のフレーズで、直訳すると「縛り上げる」である。しかし、このフレーズ直訳だけではなく様々な文脈使用されその意味多岐にわたる具体的には、「資源時間占有する」、「取引契約を結ぶ」、「物事整理結論づける」などの意味合いを持つ。

「tie up」の発音・読み方

「tie up」の発音は、IPA表記では /taɪ ʌp/ となる。これをカタカナにすると「タイ アップ」である。日本人発音する際のカタカナ英語読み方も「タイ アップ」である。このフレーズ発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「tie up」の定義を英語で解説

「tie up」は、"to engage or occupy completely"、"to make a final resolution or settlement of"、"to enter into an agreement" などの意味を持つ。これらの定義は、物事を完全に占有したり、最終的な解決図ったり、契約結んだりするという状況を表す。

「tie up」の類語

「tie up」の類語としては、「bind」、「fasten」、「secure」などがある。これらの単語も「縛る」、「固定する」、「確保する」などの意味を持つが、「tie up」はそれらの単語よりも広範な意味を持つ。

「tie up」に関連する用語・表現

「tie up」に関連する用語表現としては、「tie down」、「tie in」、「tie over」などがある。これらも「tie」を含むフレーズであるが、それぞれ異なる意味や用途を持つ。

「tie up」の例文

以下に「tie up」を使用した例文10個示す。 1. He had to tie up some loose ends at work.(彼は仕事いくつかの未解決事項整理しなければならなかった。)
2. They decided to tie up a contract with the new supplier.(彼らは新し供給業者契約を結ぶことに決めた。)
3. The construction work will tie up traffic in the city.(工事都市交通混乱させるだろう。)
4. The meeting tied up all morning.(会議一朝占有した。)
5. The police tied up the suspect.(警察容疑者縛り上げた。)
6. The project tied up a significant amount of our resources.(そのプロジェクトは我々の資源大部分占有した。)
7. I need to tie up my research findings.(私は自分研究結果をまとめる必要がある。)
8. The company decided to tie up with a local firm.(その会社地元の企業提携することに決めた。)
9. The accident tied up the main road for hours.(その事故は数時間にわたり主要道路を封鎖した。)
10. The merger will tie up the two leading companies in the industry.(その合併業界二つ主要企業結びつけるだろう。)

タイ‐アップ【tie-up】

読み方:たいあっぷ

[名](スル)協力・提携して行うこと。「地元新聞社と—する」「—広告


タイアップ tie-up,tie-in

日本語では、マーケティング活動上の相互協力関係のことを指す。業界では、複数企業共同キャンペーンを行うことを指すことが多い。英語ではタイインと言われている。→タイイン共同広告

タイアップ

ドラマなどを始めとするテレビ番組主題歌や、コマーシャルバック流れ音楽はたいていレコード会社(もしくはCM音楽制作会社)とテレビ局(もしくはスポンサー)などの企業同士提携によって決定されている。これをタイアップと呼ぶ。最近はドラマやそのCM雰囲気合わせて曲を作るという手法定着しつつあり、タイアップ曲のほとんどはヒットするという図式できあがっている。

タイアップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 13:35 UTC 版)

タイアップ(tie up)とは、「結びつく」という意味で、一般的には、「協力・提携」という形で相互が利益を共有できる関係を築こうとする場合に使われる。また、音楽業界・書籍業界とテレビ業界など映像業界の結びつきによって、相乗効果を得ようとする商法のことも指す。ただし英語(米語)でこの行為は tie in と一般には指し示される。

映画業界におけるタイアップ

映画業界においては、主に映画に企業のサービスや製品を登場させる際に行われる手法である。企業は映画に登場することでブランド・イメージのアップや売り上げが増えることが見込まれ、その宣伝効果の対価として製作費の一部を負担する(権利や負担が分散する委員会方式とは違う)。制作者側は商品が見えるように撮影しなければならない。もし見えないように撮影、もしくはそのシーンをカットした場合には企業から受け取った宣伝費は全額返金しなくてはならない。日本では広く使われる広告手法ではないが、近年において急激に広がっている手法で、専門のエージェンシーや専門サイトなどもある。映像で取り上げる代わりに商品イメージの使用を許可するという手法はタイアップとは呼ばない。

音楽業界におけるタイアップ

音楽業界においては、レコード会社アーティストの売り上げを上げるため、その曲の知名度を上げることを目的としてタイアップを使う。主にCMソングテレビ番組、さらには映画の主題歌などに使われる例がある。映像と音楽は融合しやすく、その音楽を聞く/映像を観ると、思い出されるというように双方の相乗効果をもたらすことも期待できる。また映画主題歌として使われることは、テレビ放送が始まる以前の昭和初期からある程度行われていた。

日本ではほとんどのタイアップ曲が、まず楽曲のサビ部分だけを15秒から30秒程度制作し、数曲持って各企業にタイアップを申し出る。これはテレビコマーシャルの短い時間に、どれだけ強い印象を与えられるかを企業も意識しているからである。タイアップが決まるとそこから初めて4分前後の楽曲が本格的に制作される。結果、歌詞そのものは作品本編とは関係ない内容となることも多く、楽曲全体では不自然な構成になったり、アーティストの本意でない楽曲が制作される原因になる。楽曲の芸術性が損なわれ、タイアップが商業的だと批判される理由になっている。

なお、タイアップがヒット曲に結びつくのは日本(J-POP)の特徴で、国によっては事情が異なる。芸術性を求めるヨーロッパや北米などではタイアップは商業的だとされ、ネガティブイメージを伴う。そのためプロモーションはPVを中心として行われ、ミュージシャンサウンドトラック以外のタイアップを嫌うケースが多い。

関連作品

日本の音楽業界におけるタイアップを題材とした楽曲に、筋肉少女帯の「タイアップ」がある。本作が収録されたアルバム『UFOと恋人』には3曲のタイアップ曲が収録され、またアルバムで「タイアップ」の次のトラックに収録された曲はスーパーファミコン用ソフト『ストリートファイターII』CM曲の「バトル野郎〜100万人の兄貴〜」である。

関連項目


タイアップ(テレビシリーズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:28 UTC 版)

機動戦士ガンダムUC」の記事における「タイアップ(テレビシリーズ)」の解説

2016年6月17日に、同年7月9日公開アメリカ映画『インデペンデンス・デイ: リサージェンス』とのコラボレーションポスターが制作され福井コメント寄せている。また、バナージとフロンタルワイプなどで登場し映画内容に対してコメント述べコマーシャル放映された。 メ〜テレ制作テレビ朝日系列 日曜7:00 - 7:30前番組番組名次番組ブレイブビーツ2015年10月11日 - 2016年3月27日機動戦士ガンダムユニコーン RE:00962016年4月3日 - 9月11日ヘボット!2016年9月18日 - 2017年9月24日

※この「タイアップ(テレビシリーズ)」の解説は、「機動戦士ガンダムUC」の解説の一部です。
「タイアップ(テレビシリーズ)」を含む「機動戦士ガンダムUC」の記事については、「機動戦士ガンダムUC」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「タイアップ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「タイアップ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「タイアップ」の関連用語

1
タイアップし 活用形辞書
94% |||||

2
タイアップしろ 活用形辞書
94% |||||

3
タイアップせよ 活用形辞書
94% |||||

4
タイアップ化 活用形辞書
94% |||||

5
タイアップ性 活用形辞書
94% |||||

6
タイアップ的 活用形辞書
94% |||||

7
タイアップしうる 活用形辞書
94% |||||

8
タイアップしたい 活用形辞書
94% |||||

9
タイアップしたがる 活用形辞書
94% |||||

10
タイアップして 活用形辞書
94% |||||

タイアップのお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



タイアップのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
広告転職.com広告転職.com
Copyright(C) 2025 Total Brain co., ltd. All Rights Reserved.
ヤマハミュージックメディアヤマハミュージックメディア
Copyright(C) 2000-2025 YAMAHA MUSIC MEDIA CORPORATION. All Rights Reserved.
ヤマハミュージックメディア音楽用語ダス
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのタイアップ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの機動戦士ガンダムUC (改訂履歴)、パチスロ用語の一覧 (改訂履歴)、少年アシベ (改訂履歴)、モンスターストライク (アニメ) (改訂履歴)、響け! ユーフォニアム (改訂履歴)、西城秀樹の作品・出演一覧 (改訂履歴)、w-inds.Single Mega-Mix (改訂履歴)、ガフールの伝説 (改訂履歴)、小田和正 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS