がね
ガネ
がね
ガネ
がね
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/24 15:12 UTC 版)
がねは、鹿児島県、宮崎県都城市の郷土料理[1][2]。サツマイモや野菜の揚げ物である[1]。
概要
サツマイモの生産量は鹿児島県が全国1位であり、鹿児島県の特産品として知られる[1]。同じく鹿児島県の特産品として知られるかごしま黒豚の餌に使用されたり、芋焼酎の材料となったり、サツマイモは鹿児島県の食文化に深く根付いており、サツマイモを用いる郷土料理も多い[1]。本料理はそんなサツマイモ料理の1種である[1]。
サツマイモや野菜を太めの千切りにして、衣をつけて揚げる料理であるが、衣には砂糖を多く入れて甘めな味付けにする特徴[1][3]。サツマイモの使用は共通的であるが、地域により使用する具材や衣の材料は異なる[1][3]。以下に例示する。
- 材料
- 衣
名称について
「がね」は、南九州の方言で「カニ」のことであり、出来上がりの姿がカニの似ていることから名付けられた[1][2][3][4]。
かき揚げとの違い
本料理はかき揚げにも似るが、かき揚げとの違いとして以下のような点が挙げられる。
- 違いその1[4]
- かき揚げは材料と衣をさっくりと混ぜて軽さを出す。
- がねは材料と衣をしっかりと混ぜ、カリッとした食感とともにふわりとした食感を出す。
- 違いその2[5]
- かき揚げは店で食べるもの。
- がねは家庭料理。
- 違いその3[5]
- かき揚げと比べてると、がねのほうが甘味が強い。
- 違いその4[5]
- 「かき揚げうどん」「かき揚げ蕎麦」はあるが、「がねうどん」「がね蕎麦」はない。
地元の住民にとって、がねとかき揚げとは全く違うものであるが、地元の人間でもその違いを説明するのは難しい[5]。
出典
- ^ a b c d e f g h i j “がね 鹿児島県”. うちの郷土料理. 農林水産省. 2024年5月4日閲覧。
- ^ a b “がね 宮崎県”. うちの郷土料理. 農林水産省. 2024年5月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 日本調理科学会「〈鹿児島県〉がね」『いも・豆・海藻のおかず』農山漁村文化協会〈伝え継ぐ日本の家庭料理〉、2021年、29頁。ISBN 978-4540191916。
- ^ a b c “宮崎 がね”. 霧島酒造. 2024年5月4日閲覧。
- ^ a b c d “薩摩の郷土料理「がね」は、かきあげと超ソックリ… 何が違うのか地元民に聞いてみた”. アットホーム (2015年11月6日). 2024年5月4日閲覧。
がね
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 06:14 UTC 版)
感動の終助詞の「が」に同じく感動の終助詞の「な」が接続した「がな」が転訛したものである。京阪では今日でも「がな」の形を保つが、名古屋弁では大正から昭和にかけて発音が「がね」に変化した。「がや(2)(3)」と用法は近いが、響きが柔らかい。「がや(1)」の意味では使われない。元は女性語だったが、近年は男性でも使う者がある。〔例〕おめぁさんたちたちよぉ、ホヤホヤの同好会だがね!ほんなもんに権利なんてあれせんでな!
※この「がね」の解説は、「名古屋弁」の解説の一部です。
「がね」を含む「名古屋弁」の記事については、「名古屋弁」の概要を参照ください。
「がね」の例文・使い方・用例・文例
- 彼には確か2人の息子があったと思うがね
- 彼女が仕事をやめたって聞いたかい.もう少しがんばってくれるのではないかと期待していたんだがね
- 門に掛けがねを掛ける
- たがね
- 登録センターの情報化推進委員会が11日、めがね会館で開かれる
- 「この猫がね、ぼくのインスピレーションの源泉なんだ。」と、その写真家は言った。
- 虫めがねで昆虫の羽の小室をのぞいてみた。
- 今日はめがねをかけていますか?
- 私は必ず白衣と防護めがねをつける
- めがねを試着した。
- その事について私はあまり気にしていませんがね。
- 私は列車に乗り遅れたくなかったので、急がねばならなかった。
- あなたは彼らがねつ造した歴史を信じているのですか?
- 王手をかけられたほうは、玉を逃げるなどの方法で王手を防がねばなりません。
- あなたは充分可愛い女の子の範疇に入ると思います。部長のおめがねには余裕でかなってしまうでしょう。
- 「めがねなくても大丈夫なの?」「あ、これ伊達めがねだから、頭よくなるかなと思って」
- 時に蓮、キミがね。お姉さんが手を取ってあげようか?毎年真っ先にはぐれるのは蓮だもんな。
- うちが援助してる酒造さんがね、新しい甘酒を造ったから試飲してみてくださいって持ってきてくれたんだけど・・・。
- 彼女はめがねをかけていた。
- 彼は分厚いめがねをかけた小柄な老人だった。
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