「仮面の忍者 赤影」で青影役 金子吉延さんは週5日の病院通いで「ダイジョーブ?」
金子吉延さん(「仮面の忍者 赤影」で青影役/69歳)
♪赤い仮面は謎の人~という主題歌が懐かしい特撮忍者時代劇「仮面の忍者 赤影」(フジテレビ系)。1967~68年に放送され、主役の赤影、青影、白影らの個性的なキャラクターが魅力で、再放送が何度も繰り返されるほど大人気だった。「ダイジョーブ!」が決めゼリフの青影を演じた金子吉延さん、今どうしているのか。
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金子さんと待ち合わせたのは、東武東上線のとある駅の改札。
「ずっと板橋区に住んでる。40年くらい前からは、ここからバスに乗ったところにある都営住宅にいるよ。今は働いてないから1日1食。美しい姉妹とお母さんが経営している近所のカフェ『公孫樹亭』で食べ、この駅まで出て夕飯を食べることもある。自炊はしないから」
金子さん、まずはこう言った。ん? 1人暮らしということ?
「そう。オレが32歳のころにオヤジが心不全で亡くなってから、ずっとオフクロと、軽い知的障害がある5歳年下の弟と3人で暮らしてたんだけど、97歳のオフクロは数年前、ウチから車で5分の老人ホームに入ってもらって、弟は去年11月に亡くなったから。弟は腎臓が悪く、足腰も悪かったから入院してて突然……『こんなこと、あるの?』って信じられなかったよ」