nekoSLASH

ねこが超です。主に関西の写真・アート展示のレポート・私見を綴ります。

2024-01-01から1年間の記事一覧

【ART】2024.9/14-11/17「今井祝雄―長い未来をひきつれて」@芦屋市立美術博物館

現代美術家・今井祝雄の仕事の幅は広い。 写真もあるよ(たくさん!

【写真展】2024.11/5-30_元田敬三「麦酒・焼酎・缶チューハイ」@ビジュアルアーツギャラリー

私の知らない西成・あいりん地区(釜ヶ崎)に、「私が」立ち会っている実感が生じたことが驚きだった。

【ART】2024.9/14~12/1 塩田千春「つながる私(アイ)」@大阪中之島美術館

みんな大好き塩田千春。2019年の森美術館とまた異なる見せ方で、明るくて、フラットな展示。それゆえに新たに見えたものがあった。

【ART】2024.9/28-11/24「森の芸術祭 晴れの国・岡山」⑥津山エリア(城東むかし町家)、奈義エリア(奈義町現代美術館)

「森の芸術祭 晴れの国・岡山」、レポ最終回です。津山エリアの残り1カ所「城東むかし町家」を何とか観て、更に東隣のエリア「奈義町現代美術館」閉館17時までに滑り込み入館を目指します。きつい😂 しかし狙った作家はとりあえず見て回れたのでよしとします…

【ART】2024.9/28-11/24「森の芸術祭 晴れの国・岡山」⑤津山エリア(作州民芸館、城西浪漫館、衆楽園)

「森の芸術祭 晴れの国・岡山」津山エリア編つづき。全9会場のうち4会場を、14時から16時の2時間で回ってなんとかします。余裕が全くない。 太田三郎、リクリット・ティラヴァニ、八木夕菜は絶対に観たかったんです。なんとかならんか。なんとかしました。

【ART】2024.9/28-11/24「森の芸術祭 晴れの国・岡山」④津山エリア(津山まなびの鉄道館、つやま自然のふしぎ館、津山城、城下スクエア)

11月某日。「森の芸術祭 晴れの国・岡山」2度目の訪問を試みる。なぜか。津山エリアを丸ごと残しているからだ。残るんだよ(多い) レポ④ではJR津山駅~津山城周辺のスポットをやる。やりましょう。アート作品自体より設置場所の魅力が引き立つ展示である。

【写真展】2024.9/27-11/24_北野謙「時間の部屋」@東條會舘写真研究所

完成度と密度が高い。 ハンドアウトに詳細かつ簡潔に、各階の展示構成、作者のコンセプト、会場(東條會舘写真研究所)と写真との関わりが書かれており、実際その通りに理知と情とが収め/治められていて、展示のお手本のような展示である。

【ART】2024.9/28-11/24「森の芸術祭 晴れの国・岡山」③真庭/蒜山エリア(GREENable HIRUZEN)

2024.10/19(土)「森の芸術祭 晴れの国・岡山」ツアー、時間切れのため蒜山で打ち止めです。1日で回るの全然無理でした。 蒜山の「GREENable HIRUZEN」には川内倫子、上田義彦の作品があるので、見ずには帰れないのですわ。

【ART】2024.9/28-11/24「森の芸術祭 晴れの国・岡山」②真庭/蒜山エリア(勝山町並み保存地区)

森芸(勝手に略称)、岡山の西の端・新見エリアから慌てて真庭、蒜山をラウンドし、17時closeに滑り込みセーフで写真作品も見て回れた。これは快挙です。快挙。 (※津山、奈義、鏡野の3エリアを丸々残してゐます)(あかん)

【ART】2024.9/28-11/24「森の芸術祭 晴れの国・岡山」①新見/満奇洞・井倉洞エリア

「森の芸術祭 晴れの国・岡山」、1泊2日でも回り切れませんでした。1日では新見エリア、真庭・蒜山エリアが限界ですわ。まず新見エリアから攻めましょうね。時間がかかりますからね。新見がなぜ時間がかかるのか。洞窟2つがやばい。 ( >_<) やばい(…

【写真展】2024.10/5-11/2 畑祥雄「奇跡の森 EXPO'70」@The Third Gallery Aya

1970年大阪万博(日本万国博覧会)の跡地に整備された「万博記念公園」の森。通称「万博の森」。 自然と人間のあるべき関係性を、そして人は未来にどうありたいかを、森は問いかけてくる。

【ART】2024.9/6~10/14_紀南アートウィーク2024「水の越境者(ゾーミ)たち」@川久ミュージアム

「紀南アートウィーク2024」白浜エリア、いや田辺エリアも含めた全体を通じて、「ホテル川久」内の「川久ミュージアム」で展開された「水の越境者(ゾーミ)たち」映像作品プログラムは最大にしてガチのものである。ホテル川久内部の鑑賞・探索と合わせるとm…

【ART】川久ミュージアム(ホテル川久)

海に面したうねうね道に温泉ホテルが立ち並ぶ白浜温泉郷の中でも、完全に規格外の存在としてそびえ立つ「ホテル川久」。それはまさに異国である。 1F、2Fの吹き抜けロビー周りは「川久ミュージアム」として、鑑賞料を払うと自由に観て回れる。これが、超…

【ART】R6.6/23~9/7「art bit - Contemporary Art & Indie Game Culture - #4」@ホテル アンテルーム京都

インディゲームに触れ合おう、夏。 活きの良いインディゲームの紹介と、ゲームの表象・アイコンやドット絵を取り込んだアート作品が展示される。活きがよい。

【写真イベント】2024.9/6-8「flotsam zines tour 2024」@I SEE ALL(大阪本町)

今年もZINEですツアーです。大阪会場の最終日夕方に滑り込み。 個性が。あります。ありました。

【写真展】2024.9/3-15_山形紗織「吹き溜まりの種」@ギャラリー・ソラリス

普通のポトレじゃない。一人の「彼」が複数の人物に見える、その揺らぎについて。音楽活動、ライヴでの「表現」と、写真による「表現」との二つが並行され、重なるところについて。

【本イベント】2024.9/8「文学フリマ大阪 12」@OMMビル2F

初の文学フリマに行ってみたよ。会場レポ&戦利品報告。 「二次創作・エロ・恋愛、小説、エッセイ、日記、短歌俳句ポエムの類は読まへんから安全だろう」などと油断しきっていたのだが、だめ。だめです。あっあっ。

【写真展】2024.8/31-9/28_丹野章 初期作品「サーカス」「地底のヒーローたち」より @The Third Gallery Aya

丹野章、1950年代「サーカス」は知っていたが、1960年代以降の「地底のヒーローたち」は知らなかったし初見だった。炭鉱!

【ART】2024.8/9~9/8「20世紀のイメージとサウンド2 ~音楽でたどる大阪府の美術コレクション~」@enoco(江之子島文化芸術創造センター)

「大阪府20世紀美術コレクション」の作品に、名誉館長・立川直樹が自身の感性で音楽を選んで結び付ける企画展、第2弾。「社会と人間の関わり」がテーマ。 意外と戦後20世紀の写真が多いので良いですよ。

【映画】2024.3/29公開 クリストファー・ノーラン監督「オッペンハイマー」@第七藝術劇場

オッペンハイマーは何と戦っていたのか。

【Talk】2024/8/3_第七回 太田の部屋〜つくるをかんがえる〜「話を聞き、撮り、書くということ」インベカヲリ★×太田靖久

インベカヲリ☆、2冊の書籍『私の顔は誰も知らない』(人々舎、2022)、『なぜ名前に☆があるのか?』(読書人、2024)を元にしたトーク。聞き手は小説家の太田晴久氏。

【ART】2024.7/19~8/18_池田武史「Space X」@PURPLE

いま、美術・絵画は「人間」を描くことが可能なのか?

【ART】2024.2/3~9/1_京都市美術館開館90周年記念展「村上隆 もののけ 京都」@京都市京セラ美術館

大規模回顧展を想像して観に行ったらかなり勝手が違ったので、本展示の特徴と、それゆえに浮かび上がった村上隆という作家の特徴、作品制作における姿勢などの気付きについてまとめる。

【ART】2024.5/25-8/18_「没後30年 木下佳通代」@大阪中之島美術館

写真を用いた非常にコンセプチュアルな作品から、筆のストロークによって構成された絵画作品へ、大きな作風転換を果たしている。どちらの表現形態も深く存在の本質に迫ろうとしていた。特に、晩年、逝去に向かうほどに、強く…。

【写真展】2024.7/16-28_田中ヒロ「BOLZO」@ギャラリー・ソラリス

パワーだ。ライヴだ。

【写真展】2024.6/14-7/7_堀井ヒロツグ「身体の脱ぎ方 The way a body tired of meaning dances」@PURPLE

身体。言葉。性別や恋愛について。それらを越境したところにある親密さについて。

【ART】2023.10/14~2024.6/16「AIR3 SCG」@BnA Alter Museum

アートホテル「BnA Alter Museum」でのアーティスト・イン・レジデンス公募・展示企画。アーティスト5組(みょうじなまえ+林航、Teom Chen + INTA-NET KYOTO、阿児つばさ、藤田クレア+白石晃一+石川琢也、久保田荻須智広)が各階のギャラリースペースで…

【写真展】2024.6/1-22_勝又公仁彦、鈴木崇、田中和人、多和田有希「Temporary Contemporary Photography」YOD Gallery

写真はどこまでが「写真」なのか? 何の材料も無く考えることは困難だ。作家の試みを介して変成・拡張された「写真」の姿に触れ、その可能性を知る。

【写真展】2024.4/6~6/30「アンジュン「重力へ」方向と座標」@奈良市写真美術館

日本で初となるアン・ジュン(Ahn Jun)の体系的な個展。「Self-Portrait」シリーズのあまりのヴィジュアルの良さに却って見えづらくなっていたアン・ジュンの本当の姿と思考の幅広さ、本展示の最大の成果はそれらを伝えたことにあるだろう。

【写真展】2024.6/13-17_栗棟美里、澤田知子・須藤絢乃「INTERACTIONS」@LAUGH & PEACE ART GALLERY(吉本本館)

現代美術家、写真家3名のグループ展。華やかなポートレイト作品が集うが、三者ともそれぞれに異なる点でオリジナリティを問うものだった。