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まず、すでにマスゴミ各社で流していない情報があるのでおおまかな流れから

50日延長＋三次補正は新首相で　という内容で自公と合意
　↓
菅直人、合意内容に激昂し一方的に合意内容を破棄
　↓
枝野、岡田、菅で70日延長に決定
この際、岡田が「70日延長で3党合意」とデマを流す
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6月22日当日になってからこの内容で延長案を提出
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自公反発「延長は50日だったろ！」
社民とみんなの党は賛成
　↓
衆院にて民主党が多数で押し切って70日延長決定


はじめに3党合意があったことをすでにマスゴミは「無かった事」にして
何でも反対している自民党にしようとしているフシがあるので整理しました。


■辞める辞める詐欺で味をしめた菅内閣

岡田克也は21日の自公との3党合意の際には
「第3次補正予算を新しい内閣で行うから」と説明していたものの
文書には「第3次補正予算案は新しい体制で」と書くことで
またしても辞める辞める詐欺を行っています。

内閣改造を行って「はい、新しい体制でしょ」と言うのは見え見えです。

さすが「親に嘘をつくなと言われて育った。私は嘘がつけない政治家」
という岡田さんですね。


■なぜ70日なのか？

菅直人は「参院自民は信用できない」と言っています。
参議院では民主党の独裁ができないからこう言っているに過ぎません。
国民からすれば民主党ほど信用できない連中はいません。

菅内閣は最初から参議院でまともに審議することを考えていないのです。

今年の1月、与謝野馨をたちあがれ日本から引き抜きました。
与謝野を入れると民主党の連立内閣で衆議院の２／３をぎりぎり確保し、
参議院で否決されても２／３の数の力で再可決できるという点が大きかったのです。

予算関連法案ならば衆議院から参議院へ送付されてから60日経過
あるいは否決されてから再び衆議院で2/3で再可決する事で成立させられます。

菅内閣はいまだ菅内閣で作った23年度バラマキ予算の財源の4割を占める
特例公債法案を成立させていません。
そのためには衆院で強行採決する事を含め70日は必要でしょう。

そしてこの2/3に気がついたからでしょう。実にアホな事をやっています。
この点は後述します。

また、8月末と言えば来年度予算の概算要求を出す次期です。
これによって「来年度予算の責任を私が持つ」
とでも言ってさらなる延命を狙う意図もあるでしょう。

また、すでにガソプーこと安住淳国対委員長が
「3次補正は9月以降」などと言い出しています。

本来10～30兆円規模とすべき2次補正予算を
2兆円という小規模なものにする指示はすでに菅内閣によって出されています。
そして菅内閣は3次補正は10兆円規模と説明し、
こちらが本命の復興予算になっています。

今すぐにでも必要な2次補正予算を実質的にほとんど意味のない規模にし、
被災者の生活のためにも必要な補正予算を9月以降にする形です。

8月末の時点で
「被災者の生活のためには首相交代などやっている場合ではない」
と、またしても被災者の生活を人質にしてさらなる延命を図るでしょう。

こうした延命のために菅内閣が計算した延長幅が70日（8月31日まで）なのです。


■衆議院の2/3が必要な事に気が付いていなかった？

民主、国民新、社民、民主系無所属に与謝野を加えて
衆議院の2/3ぴったりだったわけですが、
6月2日の不信任案の直後に松木と横粂の2名を発作的に除名したことで
衆議院での再可決に必要な2/3を割り込みました。
この翌週には松木の選挙区に刺客を擁立するという話すら出て来ました。

会期の延長について民主党執行部が考え始めた頃にようやく気付いたらしく
【松木、横粂両氏に弁明の機会　民主倫理委】
　民主党は１５日の党倫理委員会（委員長・渡部恒三最高顧問）で、先の内閣不信任決議案の採決で賛成票を投じ除籍（除名）処分となった松木謙公、横粂勝仁両衆院議員（いずれも無所属）について、倫理委で弁明する機会を設ける方針で一致した。

　欠席・棄権した小沢一郎元代表ら８人の処分については、役員会が決めた「党員資格停止３カ月」の処分を適当と判断する方針。２１日の常任幹事会で報告し、処分が確定する見通しだ。
(2011/06/15　産経新聞)

除名してから「弁明の機会を設ける」という頭の悪い事をやっています。
除名処分をしてから弁明によって除名を撤回するとでも言うのでしょうか？
こんなことをされてはいそうですかと納得する程度なら
松木はそもそも不信任案に賛成など投じなかったでしょう。

6月22日が会期末で、民主党政権延命のために2/3が必要になる
この数日先の事すら頭に無かったのですから、
先を見据えなければならない国政の事などできようはずがありません。



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