日日平安part2

日常を思うままに語り、見たままに写真を撮ったりしています。

賞味期限に違いはあるけれど

 

私には、“どうでもいいような話”にときめいてしまう癖がある。

缶詰の賞味期限は2年から3年。そもそも賞味期限はメーカーが決めた「おいしく食べられる目安」だという。保管状態が良ければ半永久的に持つとの説もある。

かつて、日本缶詰協会で十年くらい前の缶詰の試食テストを行った。細菌などの微生物は検出されず、(味はともかく)食べて健康に害はなかった。ただ、古い食品ゆえに“食べる”、“捨てる”かの五感を磨く必要はあるだろう。

日本で2008年に発覚した中国製ギョーザ中毒事件で、メーカー側がギョーザ1パックの回収に要した費用は約1万円だったという。その年の3月末時点で回収した関連商品は約51万パック。返金、テレビや新聞での告知、運送、保管で約56億円を投じた。

ギョーザの小売価格(当時)は1パック200~400円。少ない粗利の50~100倍もかかった計算になる。

 

 

週刊誌、月刊誌など、雑誌の賞味期限は缶詰に比べてとても短い。2018年の紙の出版物(書籍・雑誌合計)の推定販売金額は、前年比5.7%減の1兆2,921億円で14年連続のマイナスだ。

書籍が同2.3%減の6991億円で、雑誌は同9.4%減の5930億円。雑誌離れが進み、特にコンビニでの売り上げが落ち込んだ。

1970年代末から90年代にかけ、コンビニ経由での出版物販売額は、出版市場全体の拡大とともに5000億円近くまで伸びた。それも2016年は1859億円で、10年前の43%に縮小。要因として、スマートフォンの普及やインターネット書店の台頭も見逃せない。

「港区女子」や「港区おじさん」は、ある高級グルメ誌が広めた新語だという。夜ごと髪も服もピシッときめ、麻布や六本木など東京・港区で酒を飲んだり食事をする。物語ふうの記事に憧れを膨らませる人も多く、出版不況をよそに愛読者をつかんでいる。

 

 

2015年の港区民の平均所得は1023万円で、最下位の区の3.06倍だった。その差は40年間でほぼ2倍に広がった。再開発による不動産収入の増加と、新しい職業の台頭があるらしい。

デザイナー、ライター、写真家、ITエンジニアなどと、1人で掛け持ちするような働き方が広がっているとのこと。本業と副業ではなく、複数の仕事のプロの「自由複業者」が街の活気を支えている。

この話も活気がある。家族に内緒で結構な額の“へそくり”を、シニアはため込んでいるとか。18年1月に行った(シニア女性向け雑誌の)インターネット調査では、60~79歳の既婚男女437人が回答。

全体の54%がへそくりをしているとの回答で、その平均額は436万円。女性が514万円、男性は330万円であった。夫婦仲による視点では、仲が良い夫婦の妻のへそくり額は平均479万円で、不仲な夫婦の妻は898万円だった。

やはり女性の力は偉大である。お金に飢えてる我が身からは、想像もできない金額でうらやましいかぎり。

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