都道府県別うどん・そば外食費用

総務省の家計調査から都道府県別うどん・そば外食費用ランキング。家計調査は全国から9000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の支出を調べた。家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、政令指定都市がある県は政令指定都市と県庁所在地の平均値を、政令指定都市がない県は県庁所在地の数値を県の支出としている。また、年による変動が考えられるので直近5年間の平均値をとっている。

一世帯あたりうどん・そば外食費用の全国平均は年間5,760円。最もうどん・そば外食費用が多いのは香川県で13,744円。これは全国平均の2.4倍で偏差値も92.2と飛び抜けている。さすが”うどん県”の面目躍如だ。2位以下は栃木県、福井県、愛知県、岐阜県の順。

一方、うどん・そば外食費用が最も少ないのは沖縄県で1,905円。なお、うどん・そば外食費用には沖縄そばの外食費用も含まれている。沖縄県の次は和歌山県、長崎県、青森県、新潟県と続いている。

分布地図を見ると、東日本や西日本に外食費用が多い県が散らばっている。うどんとそばを切り分けることができれば東西の違いを見つけることもできそうだが、残念ながら家計調査では両者は合算されている。定期的に項目の見直しがあるので、両者が分けられることを期待したい。

相関ランキングではうどん屋店舗数、そば・うどん店店舗数、うどん・そば消費量などと正の相関が高く、そば屋やうどん屋が多く、家庭内でうどんやそばをたくさん消費するところでうどん・そば外食費用が高いという結果になっている。