都道府県別バナナ消費量

総務省の家計調査からバナナ消費量の都道府県別ランキング。家計調査は全国から10000世帯を抽出して調査しており、この中から単身世帯を除いた二人以上の世帯の購入量を比較している。一般世帯における購入量と消費量はほぼ同じと考えて、ここでは消費量としている。

家計調査には県庁所在地と政令指定都市の数値が掲載されており、複数の調査都市がある県はそれぞれの値を人口比で按分した数値を、それ以外の県は県庁所在地の数値を県の消費量としている。また、年による変動が考えられるので2014年～2018年の平均値をとっている。

一世帯あたりバナナ消費量の全国平均は年間18,206g。調査対象の果物のなかでは最も消費量が多い。

年間消費量

バナナの消費量が多い理由として、値段が安く手軽に食べられることや、健康ブームなどがあるとされている。

日本フレッシュフーズ株式会社:バナナ研究所

果物の消費量が落ち込む中、バナナの消費量はバナナブームの効果もあり、2009年には過去最高の消費量を記録しました。
手頃に食べられることに加え、健康に良いことや栄養満点なこともバナナが日本人に愛される理由なのでしょう。

消費量が最も多いのは広島県で22,326g(偏差値74.9)。2位は和歌山県で21,889g。3位以下は奈良県(21,280g)、香川県(20,800g)、三重県(20,434g)の順。一方、最も消費量が少ないのは沖縄県で13,919g(偏差値25.7)。これに熊本県(14,536g)、長野県(15,804g)、茨城県(15,851g)、高知県(16,042g)と続いている。

分布地図を見ると東海から中国地方にかけて消費量が多い。

相関ランキングでもマーガリン消費量など西高東低型ランキングと相関があり、バナナは西日本で消費量が多い。