2017/04/19

STRANGE DAWN　第08話「やさしい夕星よ」

（C）佐藤順一・HAL／「STRANGE DAWN」製作委員会

エリ達がバルジダンの砦から脱出を図る！

「レビアン。お前をアリラのように飾りたいなぁ♪」
副隊長のデウムがレビアン隊長から指揮権を奪い取ったところから始まります。
ただ、デウムがレビアンを強引に抱き寄せてキスしようとしているところを見ると、
別に彼女を失脚させるつもりではなくて、単に惚れているといった感じですわ。
とりあえず小人達の世界でもキスが愛情表現になっていたのが確認できました。
あとは靴を脱がすことにどういう意味があるのかが知りたいところだったかな。

「あんたってさぁ、人のことを考えているフリしているけど、結局自分のことしか
考えてないんだよねぇ。」
女性陣の牢屋ではユコがレカに対して苦言を呈していたわけですけど、
これでレカはますます卑屈になっていたから何とも言えません（笑）
本当にユコって何でもハッキリと意見が言える性格をしてて凄いと思います。
でもあの話の内容だとユコにも若干ブーメランとなっている感じもしたけどね（苦笑）

「あんた達を逃がす。・・・・・・いや、追放する。」
エリやシャル達はレビアンとグローナの協力を得て砦からの脱出を試みます。
エリとユコが坂を滑り落ちながら逃げるシーンは笑ってしまいました。
よくあんな急な崖から降りようとしたものですわ。
下手すればあの世行きでしたよ。
エリって意外に度胸があるのかもしれないなぁ(＾ω＾；)

この作品はド派手な描写による展開が少ないので、こういうコミカルな
脱出劇を見ると物珍しい印象を受けます。

ここでのエリとユコの会話の内容は女の子だけにしか分からない部分です。
さすがに何日も異世界で過ごしていれば予備のストックが切れるでしょうし、
小人のお店に置いてあってもサイズが合わなそうだから心配でしょうね。
女性の視点でこのアニメを見ていると、すぐ疑問に感じていた事だったので、
ようやく触れてくれたなぁって思いましたよ(＾ω＾)

エリ達はデウムの追手達から急いで逃げようとしていました。
エリとユコが見事な連携プレーでベレーを助けていたのが素晴らしいかも
ただベレーをバレーボール扱いにしていたようにも見えたから笑うけどね。
2人の性格は全然違うのに、こういう連携では息が合っているから不思議(＾ω＾)
それゆえに今回はエリとユコが仲直りしているのがよく伝わる感じもしました。

「これでチャラにしてあげるわ。シャル。あんた私に借りがあったわよね。」
シャルとレカがこの逃亡劇をきっかけにして仲直りしてくれそうで良かった。
あのままだとレカは精神的に沈み込んだ状態が続いていたはずなので、
これで少しは不安がなくなってきそうな感じがします。
でもレカが上から目線でシャルに物を言っていたから何とも言えませんわ。
これではシャルに好かれるのは難しい気がします(＾ω＾)

あと、レビアンがデウムと一騎打ちをしていたのも見どころでしょうか。
穏健派のレビアンと急進派のデウムとで仲間割れをした形ではありますけど、
恋愛面での清算なんかにも決着をつけようとしているみたいに見えます。
この作品は政治指導的な部分に恋愛の部分を含ませて描いているところが
特徴になっているといってもよさそうでした。

最後にレビアンがデウムに一撃を加えて奈落の底に落としていました。
デウムは悪役的な振る舞いをしていたからこの退場処分は受け入れやすい(＾ω＾)
こういう部分は子供の視聴者にも分かりやすく描いている感じがします。
てか、この作品全体が子供向けのような感じに思えていました。

あとレビアンは魔人を手に入れてティングルの独立を目指していたみたいで、
彼女なりに戦乱の世界を収めたい気持ちを持っていたのでしょう。
やり方は違えどもシャル達とは目指す目的は同じということで、魔人の2人を
シャル達に返そうとしてくれたのかもしれませんね。
彼女の器量ならきっと良い指導者になってくれそうな気もするので、これからも
彼女の信じる道を進んでいってもらいたいように思えました。