3Dプリンター作品集
- 2023/01/07
- 20:34
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私が3Dプリンターを買ってから、およそ2ヶ月で自作したものです。古い順に公開します。
- シガーソケットカバー
- 電線を固定するやつ
- ヒューズホルダー
- 〇〇道キーホルダー
- スイッチボックス
- LEDテープを固定するやつ
- アーム
- リレー回路用トレー
- コードを固定するやつ
- くさび
- リレー回路用スペーサー
シガーソケットカバー
シガーソケット (アクセサリーソケット) につけるカバーです。私の初作品でもあります。
このシガーソケットは、オフグリッド・ソーラー発電の蓄電池から電気を取り出すために使っていたものです。が、“むき出しの金属部分で短絡 (ショート) し、充電器を壊す事件” があり、長らくお蔵入りしていました。
ちょうどいいサイズの絶縁体の筒って意外とないもので、自作できるようになって助かりました。
電線を固定するやつ
写真にある右の部品と、左の部品を組み合わせて使います。
このように、電線を挟んでネジで固定します。
これは、3Dプリンター本体に作業灯を取り付けるために作りました。
ヒューズホルダー
これも作業灯の部品で、自動車用の平形ヒューズを差し込むヒューズホルダーです。
平形圧着端子のメスをはめて使います。
電線を圧着した端子を2つ入れ、部品を接着剤でくっつけます。ヒューズを差し込めば完成です。
〇〇道キーホルダー
私の出身地である某都道府県を立体化したものです。さて、どこでしょう。
これは、インターネットから拾ってきた北海……いや、某都道府県のシルエットの “SVGファイル” を3DCAD (キャド) ソフトに取り込み、厚みを与えました。(半自作と言ったところでしょうか)
SVG (Scalable Vector Graphics) は、画像フォーマットの一種で、画像を拡大してもギザギザやモザイク状にならないという特徴を持ちます。
このSVGファイルを取り込める3DCADソフトは多く、作画を速くキレイに進めることができます。
ちなみに、穴をあけてボールチェーンを通し、キーホルダーっぽくしようとしたのですが、穴が小さくてダメでした。(幌延町のみなさん穴をあけてしまいごめんなさい)
スイッチボックス
作業灯の部品です。
電線を通す穴のある箱と、“トグルスイッチ” を取り付けるための蓋に分かれています。
蓋がふたつ (蓋だけに) ありますが、穴の横にある小さいくぼみが1つなのがバージョンⅠ、2つなのがバージョンⅡです。
このくぼみは、スイッチの “回り止め” が差さるところで、くぼみが2つなら、スイッチの前後を入れ替えることができます。(私、この蓋を作るまで、回り止めの存在を知りませんでした)
こうやって、思い思いに試作できるのも、3Dプリンターの大きな特徴ですね。
スイッチを取り付けて、電線を配線した様子。
ちなみにこの蓋はバージョンⅢで、前後・左右に4つのくぼみがあります。
蓋には、暗いときに光る素材を使いました。
LEDテープを固定するやつ
LEDテープを横から差し込んで固定します。作業灯用です。
これは、次に紹介するアームと組み合わせて使います。
アーム
LEDテープと固定部品を3Dプリンター本体に取り付けるアームです。
スカスカな構造なので、速く,安く (少ない材料で) 作れます。でも、設計は面倒でした。
リレー回路用トレー
ソーラー発電の過放電防止リレー回路に使う部品です。
本体の下にあるやつ (トレー) と、ネジの下に挟まっているやつ (絶縁ワッシャー) がこの作品です。
リレー回路は通電部分がむき出しなので、そこを覆うために作りました。
実は、ネジの締めすぎで左の突起を折ってしまい、接着剤でくっつけています。
また、絶縁ワッシャーは4つ作ったのですが、3Dプリンターの台 (ヒートベッド) からはずす際に2つがぶっ飛んで行ってしまいました。
結果、4つ突起のうち、2つしか使わない形に変更となりました。この変更が、最後に紹介するスペーサーと透明カバーをつける契機にもなるのでした。
コードを固定するやつ
作業灯のコードを固定する部品です。
コード (ここではVCTF0.75×3C) の外径に合わせた穴があります。何回か試作しました。
これ、3Dプリンター本体への取り付けと、コードを通す順序を考える必要があり、非常に面倒でした。
くさび
最もショボい作品です。作業灯用。
3Dプリンター本体に取り付けた部品がグラグラ動くので、固定するために追加で作りました。意外に効果があるから驚きです。
それにしても、くさびって誰が発明したのですかね。
リレー回路用スペーサー
現時点で最後の作品です。ソーラー発電用。
リレー回路に透明カバーを取り付けるためのスペーサーです。
単純な形状ですが、突起は六角柱、穴はネジ穴にしました。(ネジ穴はタップ加工)
トレーの突起にある穴に六角柱を差し込んで使用します。丸い穴に対して、突起は角柱のほうがピッタリとはまるそうです。
3DCADでネジ穴を出力してみましたが、“M3” で小さいためか山がつぶれてしまい、ネジが入りませんでした。
ニッチなのばかりでしたね。こういうものは売る人がいませんから、自分で作るしかないわけです。
やっていて思ったのは、電気の配線とかネジ穴加工とか、3Dプリンターのあとの作業が多いことです。“作っておしまい。” ではないのですね。
ちなみに、各作品は、完成した作業灯のもとで撮影しました。作業灯の取り付け (つまり3Dプリンターの改造) のお話もしたいです。
閲覧ありがとうございました。
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