コンセントの種類
- 2022/01/21
- 22:40
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コンセントのお話の後編です。用語は前回の記事を見てください。
今回は、コンセントの種類を取り上げます。
コンセントの種類 (100V 用)
左上のやつからざっくり説明します。
- 15
A 用:もっとも一般的なタイプ。近年はあまり推奨されない - 15A用扉付き:穴に扉がついている
- 15A用・接地極付き:接地極がついているタイプ。近年は推奨されている
- 15A用・抜け止め:プラグを時計回りに回すとロックされる
- 15A用・抜け止め接地極付き:抜け止めで接地極がついたタイプ
- 20A用:20A用プラグ専用
- 15A・20兼用:15A用も20A用も使える
ほかに、接地極&扉付きタイプや、接地極付きの20A用などもあるようです。
抜け止めと引掛
抜け止めと引掛は、正直、どっちがどっちか忘れます(笑)
↑左が引掛。右が接地極付き引掛。(いずれも100V15A用)
抜け止めタイプは、上の画像を参考ください。
抜け止めも引掛も、プラグを回すと抜けにくくなるのは同じです。
ですが、抜け止めが一般的なプラグなのに対し、引掛は専用プラグが必要です。
その引掛の専用プラグがこちら。
↑左が引掛プラグ。右が接地極付き引掛プラグ。
それぞれ互換性はありません。
20Aとか単相200V用とかの引掛もありますが、家庭では見ないので割愛。
気になる人はホームセンターで。
コンセントの種類 (単相200V用)
こちらは、単相200V用です。
↑15A用と15A・20A兼用です。
↑15A・20A兼用の接地端子付きです。
プラグの種類
- 100V15A (上段左)
- 100V15A・接地極付き
- 100V20A
- 100V20A・接地極付き
- 単相200V15A (下段左)
- 単相200V20A
15A用と20A用の違い
15A用と20A用では、使用する電線またはケーブルの太さが違います。
↑コンセントの配線にもっともよく使われる “VV-Fケーブル” です。
心線本数×太さ | 許容電流 (A) |
---|---|
2×1.6mm | 18A |
2×2.0mm | 23A |
2×2.6mm | 32A |
つまり、15A用には1.6mmか2.0mm、20A用には2.0mmか2.6mmが使われます。
なお、15A用の穴に2.6mmは太くて入りません。
裏側
コンセントのバックサイドです。
↑100V用の裏側です。
接地側 (W表記) と非接地側,接地線用の電線を挿す穴があります。
見にくいですが、必要な電線の太さも表記されています。
15A用の使わない方の穴は “送り” と呼ばれます。
20A用は負荷が大きいこと、接地極・端子付きはスペースの都合で送りはありません。
↑同じく、単相200V用の裏側です。
200V用は、2本の非接地側と接地線用の3つの穴があります。
消えゆくコンセント
“内線規程” の改定により、今後は姿を消すことになるコンセントです。
現在はまだ残っていますが、新たに取り付けられることはありません。
↑接地極のない単相200V用コンセントです。
単相200V用の家電は、水に関係するものが多く、漏電事故につながりやすいため、接地極付きを使用することになっています。
↑いわゆる “T型コンセント” で、“100Vまたは200V用” です。
100Vか200Vかは挿してみてのお楽しみという恐ろしいコンセントでした。
これであなたもコンセント博士です(笑)
閲覧ありがとうございました。
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